江の島から富士山の眺望　裏磯もおすすめ（神奈川県藤沢市）

今回の展望台・見晴らし台は江の島の裏磯です。
裏磯は海辺の磯で展望台ではありませんが相模湾越しに見える富士山が素晴らしいので展望台・見晴らし台シリーズに加えました。

風向きによっては目の前に白波が立つ場所もあります。

裏磯という名前は釣りのポイントの呼び名です。グーグルマップだと稚児ヶ淵で表示される場所で江の島の西側です。

江の島の人気釣りポイントは「大堤防」「表磯」そしてこの「裏磯」の3カ所です。


裏磯には直接バイクで行くことはできません。
江の島島内での駐車場所はヨットハーバー周辺に限られるので徒歩で行くことになります。

徒歩ルートは二つあります。
江の島を初めて訪れたほとんどの人が通るのが仲見世通り。ここを抜けてシーキャンドルまでいくつかの神社を経由しながら階段を登るルートが一般的です。



有料のエスカーを使えば急な階段を登ることなくシーキャンドルがある頂上まで楽に上がれます。
（シーキャンドルの展望台からは富士山、伊豆半島、三浦半島など360°のパノラマビューが広がります）



シーキャンドルを過ぎて裏磯に行くには急階段を降りる場所が多い道になります。

もう一つの徒歩ルートは標高の高い場所にあるシーキャンドルを迂回して北側を歩くルートです。
緩やかなスロープで急な階段がなく観光客も少なめ。マイペースで歩けます。

徒歩以外のルートもあります。
遊覧船のべんてん丸に乗船する海路です。

江ノ島弁天橋のたもとの船着き場と裏磯の船着き場を往復しています。
大人料金は片道400円。

電車で小田急や江ノ電の江の島駅から裏磯・岩屋に直行するには便利な遊覧船です。裏磯の船着き場まで乗船時間はわずか6分。行きか帰りのどちらかで利用するのも手ですね。

今回はバイクをヨットハーバー近くに駐車したので島の北側を回る徒歩ルートからご紹介します。

弁財天仲見世通りを抜けます。
仲見世通りの奥に見える江島神社のこの大鳥居で右に曲がります。

ほとんどの観光客はこの大鳥居を真っすぐ抜けて階段を徒歩で登るか、別料金のエスカー乗り場に向かいます。人の流れに任せて歩いてしまうとこのルートの入り口を見過ごしてしまいそうです。

急階段はなく緩やかなスロープを登っていきます。
道すがら片瀬漁港や片瀬西浜が見渡せます。この日は眼下にアウトリガーカヌーが数艇浮かんでいました。

最後に狭い住宅地の道を抜けるとシーキャンドルから裏磯に通じる道に合流します。食事処が多い道です。

江島神社奥津宮の鳥居をくぐります。

奥津宮を過ぎると下りの急階段の始まりです。
途中見晴らしの良いレストハウスが軒を連ねます。

降りて来た場所を裏磯から見上げてみるとまさに断崖です。
急階段が続くのもうなづけます。



裏磯は平坦な磯で釣り客以外に散策する観光客が結構多い。
人気の岩屋に向かう歩道は歩きやすく景観にもマッチする外観です。

この歩道から望む富士山も絵になります。