最近使っているヘルメットはZENITH(ゼニス)のシステムヘルメットYJ-21とジェットヘルメットのYJ-22です。
今回はいままで使ってみた感想、品質や価格はどうなのかというお話です。
システムヘルメット YJ-21(N.グレー)
このカラーはN.グレー。他に3色あってメタルブラック、パールホワイト、セミフラットブラックがあります。
帽体の構造はほぼフルフェイス。
チンバー(チンガード)を降ろすと頬の部分もパッドで固定されるので頭とヘルメットの一体感も外見もフルフェイスと同様です。
チンガード部分の強度はやはり一体化しているフルフェイスのほうが高くなります。
インナーバイザーの開閉スライダーは頭頂部でなく左側下部にあるので本体のデザイン性も良くなった感じです。
スライダーのつまみが小さいのがちょっと残念。少し大型化できれば操作性がもっと良くなりそうです。
システムヘルメットは重いから疲れるという口コミ投稿を見た事もあったのですが、このヘルメットが特に重たいとは感じたことがないんですね。(ヘルメットメーカーは重量を掲載しないことが多く確認が難しい)
実際にYJ-21を被り2泊3日で800キロ以上走行してみても首に疲労はなし。
ヘルメットの重さに敏感になるのはセパハンの前傾姿勢のバイク。長時間走行すればどうしてもヘルメットの重さが首の負担になります。
寒くなってから気が付いたのがブレスガードの効果。
ジェットヘルメットだと信号待ちでシールドに直接息がかかり曇ってしまいますがブレスガードは効果大。
一番優れものはチンバーのベンチレーションです。
このベンチレーションを開けると冷たい外気が内部に入りシールド内側をこんな感じ(想像)で上方に流れます。
クルマで見かけるデフロスターの仕組みです。フロントガラスの内側を冷やして曇りをとります。(Y'S GEARのホームページではこの優れたデフロスターの説明はありません)
チンバー先端の赤いパーツがチンバーロック解除ボタン。
指で前に押すとカチっと解除されチンバーを持ち上げられます。
コンビニ・スーパーに寄った時もシステムヘルメットは楽。
防犯の観点からフルフェイスは入店不可というところでもジェットのように顔が丸見えならOKです。
1本の缶コーヒーだけ欲しいのにメガネ外してメット脱いで買ったらメットかぶってメガネ装着してベルトロックするとか面倒過ぎます。
(チンバーは前方に結構張り出します。ショーケースに顔を近づけるとぶつけてしまうので要注意)
ZENITHブランドのヘルメットはY'S GEAR オンラインショップ以外でも大手バイク用品店、アマゾンや楽天といったECサイトで購入できます。
下のアマゾンページのYJ-21はメタルブラックですが他の3色もこのページから選べます。
ヤマハ(Yamaha)バイクヘルメット システム YJ-21 ZENITH サンバイザーモデル メタルブラック Lサイズ(58~59cm) 90791-2366L 新品価格 |
レース規格のヘルメットではありませんが公道を走る一般ライダーにとってシステムヘルメットが約2万円で購入できるのは助かります。
ジェットヘルメットYJ-22
やはりジェットヘルメットは視界が広い。
脱着時にバックルを左右に広げるとメガネをかけたまま脱着できます(メガネスリットあり)
街中やちょっと近場に出かける時はやはり使いやすさ優先です。
耳の周囲がパッドでしっかりホールドされ耳の穴は塞がれない構造なので周囲の音はフルフェイスに比べたらかなり聞き取りやすい。
日常使いだけでなくツーリングにも使えるコスパ度が高いヘルメットです。
高速道路でも時速100km/h程度で巡航するなら十分なヘルメットです。
閉めたシールドががたつくこともありません。
トップのベンチレーションも大きめ。
本当に暑い時はシールドを上げて汗をとばせます。ただ信号待ちの時はどうしようもないですね、耳下の厚いパッドが汗でぐっしょり。
インナーバイザーのレバーの位置も重要。
操作レバーはヘルメット左側。丸いシールドカバーに組み込まれてます。
左手の動きが少なく操作感は良いので高速走行時も使いやすい。
カラーはこのパールホワイトに加えてセミフラットブラックが出ています。
ヤマハ(Yamaha)バイクヘルメット ジェット YJ-22 ZENITH サンバイザーモデル セミフラットブラック Lサイズ 90791-2371L 新品価格 |
帽体の色が違うだけで同じヘルメットでも印象は大違い。
精悍な黒に対して、白の方は黒くて丸いシールドカバーのせいか柔和な印象です。
ヤマハ(Yamaha)バイクヘルメット ジェット YJ-22 ZENITH サンバイザーモデル パールホワイト Lサイズ 90791-2370L 新品価格 |
この価格なら色違いのYJ-22を家族用orカップルで揃えてしまうのも手です。
メリットは価格だけでなく消耗品のシールド(ミラーやスモークも)など多くのパーツや補修用品がヘルメットのサイズに関係なく共通なんです。内部のライナーもM/Lサイズは共通。
市販の調整用のパッドで装着感は変えられる。
帽体が丸みを帯びていて頭の形に関係なくかぶりやすいヘルメットです。ZENITHの他のモデルとLサイズ同士比較すると一番ゆったりしてます。
誰でもかぶりやすい。逆にフィット感はみんな今ひとつだったりします。
各自の頭に合うように市販のパッドを貼り付ければフィット感はグンと良くなります。
SRECNO ヘルメットパッド 保護パッド ヘルメットスポンジ ヘルメットライニング保護 インナーパッド 衝撃吸収 心地良い取り替え簡単 快適性 自転車/電気自動車/オートバイ用 ブラック 新品価格 |
以前、急ぎで100円ショップのスポンジテープを貼り付けた時は一応フィット感は上がりますが耐候性がないのですぐに硬化してへたってしまう。
その他のZENITH ジェットヘルメット
他にジェットヘルメットのZENITH YJ-17やYJ-20などもあります。試着してみるとちらもジェットヘルメットでもガッチリとした装着感です。
YJ-17は両サイドのガード部分が前方に張り出している帽体です。
このガード部分の剛性も高く、頬がフルフェイスのように押さえられるフィット感と安心感は抜群。
[ YJ-17 ZENITH-P Y'S GEAR HPより]
メガネは脱着時に外す必要がありますが、この価格で視界の広さと装着感の良さを両立できるジェットヘルメットはなかなかありません。
ヤマハ(Yamaha)バイクヘルメット ジェット YJ-17 ZENITH-P パールホワイト XL (頭囲 60cm~61cm未満) 90791-2319X 新品価格 |
ZENITHは発売してすぐに廃盤になるモデルが少ないので消耗品も長い間Y'S GEARオンラインショップで購入できるのも安心です。
Y'S GEARはヤマハ発動機の100%子会社。
バイク関連用品だけでなく同社のクルーザーやフィッシングボート、艤装や航海用機器などのマリン用品を扱っています。
マリンスポーツに詳しくないのでちょっと覗くだけで興味津々。小型船で乗ったことがあるのは釣り船だけですし。
クルーザーのこんな操縦席を見ると、おおって感じです。
舵と機関を一人で操作する点はバイクもクルーザーも似てますね。Y'S GEARのHPはこちら。Y’S GEAR