宅配便でリアボックスAG-38が届きました。
想像していたより大きくて軽いというのが率直な感想。プラスチック素材の質感はまぁまぁです。
白の塗装にはツヤがあってコスパ的には満足なリアボックスです。
アドレス110は125ccクラスのスクーターと比べると車幅が細身。
リアボックスの容量が30リットルオーバーのものだと車体に比べてボックス自体が目立つだろうなと思ってたんです。
そんな想像と実物の違いは取り付けてみてからのお楽しみ。
付属の台座と取り付け金具一式も同梱されています。M8サイズのボルトナット類。スチール製のステーは特にゴツイ感じです。
ちなみに名称はAG-38ですが容量は27リットルです。容量不足かとも考えましたが余裕でした。
黒のジェット型ヘルメットをシールドを上げた状態で入れてみました。
このままでフタを閉じても大丈夫です。白いハーフヘルメットだと横にすれば余裕で2個入りそう。
付属のボルトが長すぎて使えない!
さて、アドレス110のキャリアに台座を取り付けます。
説明書を読むと付属のボルトとナットを使い台座とステーでリアキャリアを挟んで締めて固定する方式です。
付属のステーは結構大きくてキャリアからはみ出しそうです。スパナ二本で簡単に取り付け出来そうな説明だったので早速作業にかかりました。
台座とステーをキャリアにビニールテープで仮留してみました。
ステーが長すぎてキャリアの下からかなりはみ出ます。
アドレスのキャリアに開いている穴は台座のボルト用の穴の位置とは合っていません。
それ以前に付属の金具のM8サイズのボルトが太すぎてキャリアに開いている穴には入りません。
アドレス110専用ではなく汎用の台座なのでキャリアの穴に通す仕様にはなっていませんでした。
とりあえずキャリアの下に大きなステーを当ててボルトを台座の穴からキャリアの隙間を通してステーの穴にいれて見ました。
がーん...ボルトが
かーん。付属のボルトはキャリアの下のカウルに直接当たります。長すぎです。
付属のボルト4本はどれも同じ長さで使えません。
いろいろ考えた末に付属の取り付け金具類をすべて買い替えました。
右側が付属していた取り付け金具一式で左側が購入した金具一式です。
ホームセンターのボルト・ナットのバラ売りコーナーで揃えたら全部で800円くらい。
ステーを平板の焼き付け塗装のものにして、そのステーに合うようにボルト・ナット類はM6サイズで統一しました。ちょうどすべての部品が一回り小さくなった感じです。
気を取り直して翌日から取り付け作業。
台座もステーもスチール製です。直接キャリアを挟んでボルトで締めるとキャリアの塗装に食い込みます。
キズになるのは嫌なので台座とステーそれぞれキャリアにあたる場所には薄いゴムシートを切って挟みました。
4本のボルトすべてを台座とステーに通し上下にワッシャーを入れてナットを締めて完成です。注意したのは締め過ぎ。
台座もステーも普通のスチールなので締め過ぎたら変形します。
ステーは平板に替えたので写真ではわかりづらいですが、ナットをしめたら少しだけ曲がってます。作業時間は40分程度。
見た目はグッドです
横から見る限りはバランスも悪くないです。シート下のカウルは後方に向かって切れ上がるデザインでです。
そのカウルのラインとボックス下側のラインがだいたい合ってます。(そう思いたいだけかも知れませんが)
リアボックスの塗装は車体の白とは若干色合いが違いますがよく見ないとわかりません。
使ってみた感想
使用してから感じたのは、内側のレバーひとつでキャリアからボックスを脱着できる便利さ。
ネジを回すこともなく、簡単に外れるので使う予定がないときは外してます。
ただ、ボックス自体には取っ手がないので、外してしまうと両手で抱えて持ち運びです。
取手がついていればさらに使い勝手がいいですね。
走ってみて気になったのはリアボックスからカタカタという音が出ること。
平地を走っていてもカタカタ音が鳴りっぱなし。
上ぶたに固定されているU字型の小さいスチール金具と受け側のロック機構の金具に隙間があって揺れるたびにあたっていたようです。
ドライバーで少し位置調整したらU字型の金具と受け側の金具がしっかりはまり、カタカタ音は解消です。
上ぶたを締めるのが少しきつくなったのですが、音は出なくなりました。表面全体が塗装されているとはいえ、基本的にプラスチック製なので耐候性にはそれなりに限度が。
使わない時は屋内にしまっておけば長持ちしそうです。
(取り付けてから8カ月経過後。ピカピカです)