今回はキャンプで使える小型の3段ラックを作ってみました。
キャンプは意外にモノが散らかる
バイクでキャンプに行く時はトランクやトップケースには様々な小物を積め込んでしまいます。
キャンプサイトに到着してシートの上に荷物を広げるとかなりの点数になります。大きな荷物や衣服はテント内に整理できてもチェアーやテーブルの周りの地面に小物や用品を直置きしてしまいます。
クルマキャンプだと折りたたみ式の木製ラックやピクニックバスケットも運べるのでキャンプサイトもスッキリします。
キャプテンスタッグの木製ラックは質感も良くて自宅のベランダにも置けます。
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コットン素材のラックもあります。
こちらもキャンプに使うだけでなく室内でDYI作業をする時にも便利です。工具や材料を手の届く場所に整理できます。
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どちらもバイクでは運べないのでキャンプツーリングでは小物をテーブルに置くか地面に置くことになります。
テーブルも小さいので調理用品だけでも乱雑です。
キャンプ中は焚火をしながら調理もします。
アルコール類のビンや缶、食材や菓子類などはくつろぐチェアーの近く、手の届く範囲に置きたいものです。料理や風景の撮影もしたいのでカメラもすぐ取り出せる場所に置きます。
考えてみればキャンプ中にはいろいろな作業をしているのでモノが溢れるわけです。ついつい安易にレジ袋に入れて地面に置くと周囲はそれこそ足の踏み場がなくなるくらいでどのレジ袋に何が入っているかもわかりづらい。
3段ラックに見えるように置けたら便利だろうなって感じてました。
バイクキャンプでもラックが欲しい!
木製の3段ラックはバイクに積めませんが、ラックがあれば便利なのでここはやはり自作です。
100円ショップの木製トレーを利用してバイクでも運べるコンパクトなラック(3段トレー)にしてみました。
ラフスケッチです。
トレーはダイソーで買えて1枚100円です。
材質は枠が軽い木で板は薄いベニヤ。トレーを吊るすロープはキャンプ用品に付属していて今は不要になった細いロープを使いました。(上の画像のある白い紐は最初に使うつもりだった紙紐です。大きな結び目を作りづらく耐候性がないのでやめました。)
このトレーのサイズは一番大きいもので幅24cm、奥行き16cmでB5サイズのノートよりわずかに小さい。3枚を重ねてみます。
構造も作り方も単純
トレーの中心にポールを通す穴を開け四隅にはロープを通す穴を開けてロープを通すだけです。
ポールを通す穴は直径20mmにしました。(ソロキャンプの時に前室付きのテントを使うのでその前室に立てるポールの直径です)
トレーの中心に丸い穴を開けます。工作用の彫刻刀で削れます。
(電動ドライバーとホールソーがあればもっと簡単です)
トレーの四隅の穴はドリルでも良いし彫刻刀の丸い刃でも開きます。
穴を開けたらトレーにロープを通します。トレーの高さに合わせてロープに結び目を作りトレーが結び目で止まるようにしました。結び目の位置を揃えて3枚のトレーがどれも平行になるようにしてます。
黄色いロープ4本を上まで通したら4本を結びます。トレーの高さ調整用に別の白いロープを結んでてっぺんにカラビナを付けました。
完成です
適当に用品を置いてみます。
ジュニアガスバーナーやCB缶を置いてみても中心のポールが支えになってトレーはほとんど傾きません。
最上段は携帯ラジオの格好の置き場です。渓谷のサイトだとラジオを地面に置いてしまうと感度が今一つ。高い位置で感度が良い方向にラジオを向けておけば音質もクリアです。(よほど山奥でない限りスマホのradikoアプリで聞けますが)
カラビナをポールの先端にひっかけてます。
長さ調整用の白いロープでトレー自体の高さを変えられます。
軽量なのでテント内部なら吊るすだけで使えそうです。
ベニヤ板と枠は接着剤だけで貼り合わせてあるようなので小さな木ネジで固定したほうが強度的に安心です。
以上「キャンプ用品 百均の木製トレーで携帯用ミニラックを作ってみた」でした。