自然の中の静かなキャンプの翌朝、小鳥のさえずりや渓流の水音で目が覚めると気持ち良さも格別です。ひんやりとした空気も爽快な感じです。(車中泊用のエアーマットを追記しました。2020年9月)
一方、起きてみたら寝不足気味で肩や腰が凝って疲労感が残るような朝はちょっとがっかりです。
テントで心地良く眠れるかどうかはマットの寝心地に大きく左右されます。
平らで凹凸のない場所にテントを設営したはずなのに寝袋に入ったら砂や草の下に隠れた石や棒のような木の根に気付くこともあります。
見た目ではわかりづらいのでキャンプ場を歩いて一回りして地面をチェックしてからサイトを決めています。
もちろん組み立て式のコットを使えば地面はあまり気にする必要もなく景色の良さや便利さを優先してサイトを選べます。(コットによってはマットも付属しているものもあります。ソロキャンプ用の小さいテントには不向きです。)
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銀マットはバイクキャンプの定番ですね。安くて手軽に扱えます。
これまでは薄い銀マットにエアーマットを載せていました。平らで芝が厚いサイトなら銀マット1枚でも寝れてしまう。
ただ地面コンディションはキャンプ場に行ってみないと分からないことが多いんです。
広いキャンプ場だとサイトの地面は草地・砂・砂利・土とさまざまです。
荷物を出来るだけ少なくしたいとなると銀マットは少しかさばります。今回、エアーマットを二枚使ってみることにしました。
収納袋に入ったエアーマットに比べ銀マットは大きいですね。
(今使っているオレンジ色のマットは二年前に購入しましたが、Amazonでは現在は取り扱っていないようです。)
エアーマットはパンパンに膨らましても体育座りをするとお尻が地面に着きます。横たわれば荷重が分散して地面には着きませんが腰や肩の下に凹凸があるとあたるのが分かります。
1枚でなく2枚ならどうかと考えもう一枚安価なエアーマット(青色)を購入しました。二枚重ねなら厚さは10センチくらいあります。
今回アマゾンで購入したエアーマットは枕部分がないフラットタイプです。
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同じ素材で枕付きのタイプもあるので両方購入すれば付属の補修テープも共通です。
下に敷くこの青いマットにはしっかり空気を入れてオレンジ色のマットは少しだけゆるめに空気を入れます。(ここポイントです)
枕部分が普段の枕のように少しへこんで頭部が安定します。
2枚重ねのマットに横たわって目をつぶってみたら体全体が包み込まれるような心地良さ!
昼間なのに睡魔に襲われました。
腰だけでなく頭からかかとまで柔らかく支えてくれます。エアーマット1枚とは大違いです。
(2枚重ねでも体育座りはマット内部の空気が移動するので地面の硬さは伝わります。)
コンパクトに収納できるエアーマットも2枚にすると別の問題が出てきます。マットを膨らます作業です。ビーチボールや浮き輪と違って空気を入れるのが大変。
グレーの丸いバルブは大きく口をあてて空気を入れるのに苦労します。
ツーリングの後にテントを設営し荷物や水を運んでから肺活量を使う作業はかなり疲れます。
ところが小さなパイプを使うことで空気は簡単に入りました。
小さなアルミパイプを使った記事はこちら。
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キャンプ用品 これで簡単にエアーマットに息を吹き込めます
キャンプで使うエアーマットを膨らます時に不便に思っていたのが空気の入れにくさ。時間も結構かかります。 夏場だと膨らましている最中に汗がしたたり落ちます。 でも簡 ...
マット2枚ならマット用に空気入れを買う必要もありません。
コスパ度に優れたエアーマットの種類は多いのですがファミリーキャンプなら同じエアーマットを4枚~6枚同時に購入しておいた方が便利です。総額でも8千円~1万2千円くらいです。
ソロキャンプで2枚でも付属する補修テープが揃うし空気を入れるバルブも同じなのでメリット大です。
以上「キャンプ用品 寝心地の良さは想定外 コスパ度も高いエアマットの2枚重ね」でした。
追記です。
車中泊の場合もフロアが完全にフラットになるクルマであればこのエアーマット2枚重ねはコスパで楽で申し分ありません。
ただしフルフラットといってもシートを倒すだけのフラットシートだと凸凹が出てしまいます。この場合は車中泊用に販売されている高密度ウレタンフォームを使ったマットレスが使いやすいようです。
普通の薄いエアーマットは2枚重ねてもシートのような凹凸部分は内部の空気が移動してしまい凹凸が解消されません。
この製品はエアーマットでもウレタンフォームを使っているので薄いエアーマットとは構造が違います。空気は空気バルブを開くと自然に吸入されるので楽ですね。