今回はキャンプツーリングで使える防水カバーを自作してみました。
バイクキャンプの途中で雨が降るのはよくあります。もちろん大雨の予報ならキャンプに行かないのですが、好きなキャンプ場はたいてい山奥で平地は晴れていても急に雨が降りだしたりします。
下道を走行中なら木立の下やコンビニとかスーパーに退避してビニールを荷物にかぶせたりしてますが高速走行中はやっかい。
SAやPAをめざして走るのみ。バーグマン200くらいのウインドシールドがあると高速走行でもグローブは濡れてしまいますが意外にウェアーは濡れなかったりします。リアシートに積んだシュラフは濡らしたくありません。
防水性重視ならリアにむき出しで積むよりもツーリングバッグに入れるのがおススメです。
多機能キャリアバッグ ショルダーストラップ付き 反射テープ付き ワンタッチ装着 防水 軽量 丈夫 完全防水 ドラムバッグ ツーリングシートバッグ オートバイ アウトドア 40Lイエロー 新品価格 |
GIVI (ジビ) 防水ドラムバック60L EA119BK 97531 新品価格 |
横幅があるバッグはテントも収納出来ます。
防水のツーリングバッグも良いのですがキャンプ場で防水シートや日除けにもクルマカバーが使えそうなのでちょっと自作してみました。
自作といっても素材は自宅に放置していたクルマのカバーの再利用です。
カバー以外の材料はすべて100円ショップで購入。
ハトメと裾上げテープと自転車用ゴムロープ。
クルマカバーは生地が丈夫で防水性もあるので何度も使えます。
(防水性がしっかりしていれば使わなくなったバイクカバーも可)
作った様子を簡単にご紹介します。
ラフな図面です。
バーグマンのリアシートにキャンプ用荷物を積んで実測したサイズです。生地の周囲は2センチくらい折り返してます。(同じような積載量ならこのサイズで使えると思います)
□図面のサイズにカット
普通のハサミで切れます。
□カット面の処理
カットしたカバーの周囲はハトメを打つため二重にします。
アイロンで周囲を2センチくらい折り曲げて裾上げテープで固定します。
最初から二重になっているクルマカバーの端の部分を使うならそこは裾上げ不要です。
□ハトメ処理
カバーの周囲に15個入りハトメすべてを使いました。
生地に小さな穴を開けハトメ打ち台にセットしたら小さなハンマーで数回たたけば固定されます。(ハトメは15mmサイズ)
□ゴムロープ
ハトメにゴムロープを通します。ゴムロープでカバーを巾着のように縛るイメージです。
ゴムロープの両端が後ろ側に出るようにしてリアキャリアにひっかけます。
完成です。
リアシート用の荷物カバー
カバーをかける前のリアシートです。ロープが荷物に食い込んでいたりして雑な積み方になってます。
カバーをかけてみました。荷物が見えなくてスッキリしました。
色がグレーで見栄えは今ひとつ。
鮮やかな色や迷彩柄のカバーならもっと良さそうです。
カバーをかけたままでもゴムロープを伸ばすだけで薄いジャケットくらいは出し入れできます。
キャンプサイトの防水カバー
一枚ものなので広げればシートです。キャンプ場で突然の雨という時の防水シートになります。
購入した食材や薪など濡れたら困るものをまとめてこのカバーをかければ大丈夫です。(いろいろなものをせわしくテント内に運び入れて再度取り出すのも結構手間です。)
このソロ用のキャンプテーブルにかぶせてみます。
すっかり覆われるサイズです。
ゴムロープのフックを使えば多少の風でも大丈夫。
テント前室の追加天幕に
使っているテントは小さめの前室が付いてます。ソロキャンプなら前室の天幕だけで大きなタープは不要だったりします。
雨が斜めから降りこむ時や夕方の陽ざしが気になる時にはこのカバーのハトメを天幕のポールにひっかけロープを張れば防げます。
普通車以上のクルマカバーならルーフなど1.8mx1.8mくらいは平らな部分があります。小さなタープにもなるし雨が強い時はテントにかぶせればテントの防水性を高めてくれます。
今回購入した材料(税抜価格)
□ゴムロープ 2.8m 100円
□ハトメ サイズ15mm100円
□裾上げテープ 100円
□クルマカバー 0円
(クルマカバーの再利用)
すべて100円ショップで購入。
材料合計 300円
今回使った工具の価格(参考)
□ハトメ打ち台 100円
以上、「キャンプツーリング 多用途の防水カバー 手軽にクルマカバーを再利用」でした。