アウトドア用アルミチェアーを作る
キャンプでも釣りでもコンパクトで軽量のアルミチェアーが人気です。
ファミリーキャンプだとチェアーの数も多く軽いアルミがおススメ。
バイクでキャンプツーリングならスティールパイプ椅子は重すぎ。
軽くてコスパなアルミパイプチェアーをサクサクッと作ってみました。
アマゾンやネット通販でアルミパイプ自体も折りたためて収納できるタイプが2千円～3千円位で購入することもできます。
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2脚セットでこの価格ならお買い得です。
軽くて収納サイズも申し分ありません。ただ座面の高さが微妙に低いんです。
屋外でイベントを待ったりパレード見物で歩道上で座る場所がない時には便利です。100円ショップにある小さいスチールパイプ椅子は座面の高さが24cm程度で低すぎます。
私の場合だと座面の高さが30cm位あると楽に立ち上がれます。26cm以下だと腰を持ち上げる動作が大きくなります。数センチの差でもかなり違います。
（家庭用のダイニングチェアの座面の高さは40～45cmくらいで広さは40cm四方くらいです）
人気のヘリノックスチェアーは超軽量。座面が広くて腰回りがほんと楽なチェア―です。
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腰から背中にかけて荷重が分散されて疲れを癒してくれます。
座面は低めで腰が包まれる分座った姿勢のままの作業は自分の膝が邪魔になります。
そこでバイクのトップケースに収まるサイズでキャンプツーリングに持っていけるアルミパイプチェアーを自作してみました。コスパな材料ばかりです。
ラフスケッチ
パイプ部分のラフなスケッチです。
DIYでアルミパイプ曲げはかなり高度なのでカットしてつなげます。
折りたたむとこうなる予定です。
材料と工具
材料はホームセンターや100円ショップで購入可能なものだけです。
アルミ丸パイプは直径16mm・肉厚1ｍｍ・長さ1000mmを二本購入しました。
ホームセンターではサッシ用のアルミ部材は結構あるんですがアルミの丸パイプはあまり置いていません。（今回はホームセンターのコーナンで見つかりました）
アマゾンならホームセンターを回らなくても購入できます。
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4本セットなので今回のアルミパイプ椅子が二脚作れます。
市販のアルミチェアーは四隅のパイプが綺麗に90度に曲げてあります。曲げるのが理想ですが自宅にはパイプを曲げる機械がないのでカットしてつなげます。
カットはパイプカッターで簡単にできます。
実は100円ショップで小型のパイプカッターが売られていることを今回初めて知りました。
500円で買えます。細いアルミパイプなら簡単にカットできます。
もう少し径が大きいパイプを切るなら少し大型のこちらのタイプがおススメ。
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市販のパイプチェアーの脚の交差部はリベットで固定されてます。
リベットもリベット打ち機がないとかしめることができないのでねじで代用です。
座面の布は安価ななめし革です。
実はバンコクで4枚で約1000円で購入した端切れの革です。
端切れをカッターで切り座面にします。細長く切って革ひもも作ります。
薄い生地だと伸びたり切れたりするので厚手の生地です。
履かなくなったジーンズの生地にすると座面に合います。
カットしたパイプをつなげる塩ビパイプのジョイントです。
Ｌ字型のエルボー（HITSエルボー13）とキャップ（HITSキャップ13)先端だけのエンドです。（ジョイントの端は角ばっているので座面になる部分はやすりで丸くして角をなくしました）
（アルミパイプを90度に曲げられればジョイントのエルボーは不要です）
パイプの脚の交差部分はM3サイズ（Ｍ5サイズ）のネジと蝶ナットで固定します。
長さは40ｍｍです。
ハトメとハトメパンチと穴を開けるポンチです。
１００円ショップでも購入できます。
作製工程
パイプのカットです。
アルミ丸パイプの切断サイズです。
脚4本 ４本とも同じ長さで366ｍｍ
座面パイプ 前が236ｍｍ後ろが268ｍｍ
アルミパイプにマジックペンでカット位置を書いておきます。
パイプカッターで切断です。
一カ所数十秒でカットできる優れモノ。
切り口もキレイです。
多少バリが発生してもジョイントに挿入してしまうのでバリ取りはしません。
脚になる4本のパイプにネジ穴を開けます。
穴の位置は長さ366ｍｍの中間ではなく10ｍｍくらい地面側にしてみました。
木工用の小さい電動ドライバーに金属用のドリル刃を取り付けます。
ネジはM3サイズなので刃は細く短いものが使いやすい。
万力で固定です。パイプをゴムシートで挟んだらしっかり固定できました。
（この万力も100円ショップで以前購入したもの）
穴あけ位置にポンチ（細い＋ドライバーでもＯＫ）とハンマーで小さな凹みを作ります。（革手袋で作業した方が安全）
凹みにドリル刃をあてて削れば簡単に穴が開きます。
今回難しかった作業はこの穴開けの位置決めです。
ネジはパイプを貫通するので反対側も同じ位置に穴を開けます。ズレるとねじが入らなくなります。（表裏の穴の位置を正確に決めるのが難しい）
ネジ穴が大き過ぎてもネジがぐらつきます。
ここで便利なドリル刃がステップドリルです。穴を同じ大きさにそろえて開けることが出来ます。単品もありますが次回はセットを購入してみたいところです。
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次ページはいよいよ組み立てと革のカットです。
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