新型肺炎の感染拡大で緊急事態宣言が発動されてから最初の金曜日になった4月10日、一泊で神奈川県道志川沿いのキャンプ場に行ってみました。
首都圏は外出自粛に加えて人が集まる施設は一斉休業です。屋外のキャンプ場はどうなんだろうと思い1年ぶりのソロキャンプです。
3密とは縁がない広いキャンプ場とはいえ、もし混んでいれば帰ろうと考えていました。
訪れたのは道志川の河原にある新戸キャンプ場。
昨年の台風被害で休業後に再開したキャンプ場のひとつです。(このキャンプ場もそうですが、再開しても修復・改修を平行して行っていたり付帯設備が修理中の場合もあるので事前にキャンプ場に電話して確認しておいた方が安心です)
通常なら金曜日は平日にしてはキャンパーが多い日。
でも受付で混雑状況を聞いてみたらどこを使ってもいいですと言われるくらい空いてました。
トイレや炊事場が近い場所にテントを設営しました。この場所からもっと奥(北側)にもサイトが続いていますがそちらにはテントは見えません。
周囲の景色です。
下流側のサイトからは道志川にかかる青馬橋が見えます。
上流側のサイトからは道志みちの青野原大橋が見えます。普段は素通りしていて感じませんがこんなに高い場所を走っていたんですね。
目の前は清流。
道志川のキャンプ場は山並みの間から見える青空も印象的です。
テントサイトはどこも砂で平坦にならされていて設営は楽です。(ペグは太めの方が抜けずらい)小石などもないので寝る時もゴツゴツ感なし。
テント設営後はやっぱりビール!
金色のビール缶から金色のアルミのタンブラーに入れて泡立てて一気に。青空の下で飲むビールは美味しい。
サイトを歩いてみていつもと違うと思ったのはキャンパーの半分以上がソロキャンパーだったことです。
車が8台くらいでバイクソロが2台。
ファミリーやグループはゼロ。カップルが3組くらいで残りの車もソロキャンパーでした。この日の料金はバイクソロで利用料と駐車代合わせて1400円。
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サイトからは青野原オートキャンプ場も見えます。青野原の下流エリアと新戸の上流エリアは川をはさんで互いに見渡せます。
遠くから見てもひとり焚火のキャンパーが多いのがわかりました。
大人数のグループは見当たりません。
ファミリーや仲間でキャンプしている人も今回はソロキャンプに切り替えたような気もします。
4月になって日中の日差しが強くなったとはいえ朝夕は冷えるので寝袋にはホッカイロ。真冬用のセーターも必須です。
焚火も必須です。焚火台を用意しました。アマゾンなどで二千円もしない小型の廉価品です。(焚火台の詳細は別記事を準備中です)
受け皿には100円ショップのステンレス皿。皿のサイズはいろいろあるので焚火台が丁度良く収まるものを購入すればかさばりません。
これまでソロキャンプは夏ばかりだったので暖をとる焚火は不要でしたが今回は必須。焚火台はBBQコンロにもなるのでコンパクトガスバーナーと二本立てです。
焚火台の大きさはこんな感じ。
使う前は火力が心配だったのですが十分使えました。小さめの木炭も用意してBBQは炭火焼きです。
火おこしはキッチンペーパー2枚の上に松ぼっくり3個を乗せてライターで点火したら松ぼっくりにもすぐ火がつきました。簡単!台の下からの通風が効いてます。
自宅の木工で余った不要な木片も使います。河原に落ちている小枝や流木の破片など細長いものは開口部からそのまま入れて燃やします。(市販の薪の太さだと開口部を塞いでしまうので使いづらい)
木片や小枝に火が付けば小さめの木炭2~3個を乗せます。
木炭が赤くなれば網を乗せて炭火焼きBBQ準備完了です。
最初に焼いたのが豚ロース。炭火焼きだと安い肉でも美味しいです。
ロースは脂身が多いので脂が落ちる。上の画像は脂が木炭に落ちてボッと火炎が出たところです。
タレはポン酢にすりおろした玉ねぎを入れただけのシンプルタレで十分。
ステーキ用の牛の赤身肉の方が脂が少なくて焼き安い。ステーキ肉は下味に塩コショウするだけ。タレがなくても美味しい。
サラダはスーパーで買ったキャベツの千切りに玉ねぎスライスを乗せてポン酢をかけただけの簡単生サラダ。スープも即席のわかめスープ。
手軽に食が進むので食べ過ぎに注意という感じです。
食事が終わればあとはのんびり焚火です。
お酒は暖を取りながらウイスキーのロックもいけます。
拾っておいた小枝を燃やしながら夜が更けていきます。
落ちた灰が皿にたまると下からの通風を塞いでしまうのでスチールのペグの頭でかき出します。
夜は本を読むよりスマホでYoutube見たりラジコを聞きながら過ごします。
すっかり良い気持ちで寝入ってしまったのですが朝はさすがに冷えます。
気温4°!
起きてから気が付いたのは焚火用の松ぼっくりも小枝もすべて燃やしてしまって残っていなかったことです。シングルバーナーでお湯を沸かしてホットコーヒーで体を温めました。(公営の温泉施設で温まろうと思っていたのですが休業が多いので事前に温泉情報は要チェックです)
片付けは焚火台についたススを拭き取ります。ついた脂は炭化していたので擦って取れました。受け皿に落ちてしまった油が端のほうにこびり付いてます。これは自宅でクレンザーをつけてゴシゴシ洗わないとダメそうです。
以上、「緊急事態宣言後の金曜日 閑散としたキャンプ場にはソロキャンパーの割合が増えてました」でした。