晩秋の11月。薄手のグローブで走ると手に当たる風も冷たくなってきました。
両手の袖口から入り込む風も気になります。夏なら袖口からどれだけ風が入ろうがむしろ心地よいくらいだったのに大違いです。
そこで防寒防水性があって手首からの風の侵入も防いでくれそうなグローブを2種類試してみることにしました。
一点はホームセンターで購入できる防水防寒グローブ。
もう一点はバイク用品専門店の防水仕様冬用グローブです。
ホームセンターで購入したグローブがこれです。防水防寒仕様で内側はボアになっていて手を入れただけで温もりを感じます。なんと本体価格980円。
グロ―ブの黒とグレーの迷彩色がヘルメットの黒xグレーの配色にマッチしてつい買ってしまった感もあります。ジャンパーの袖もグローブの中にいれてマジックテープで絞れそうです。少しモコモコした感じでかさ張るように見えますが、素材が柔らかくて軽いのでバッグの中に丸めて入れっぱなしでも気になりません。
こちらがバイク用品専門店のナップスで購入したグローブ。
KOMINE GK-798です。棚にずらっと並ぶいろいろなグローブを30分くらい手に取ってはめてみたり価格を比較しながら決めました。
本体価格8700円が30%オフで6090円。(購入後にネットショップならもう少し安く買える店舗があるんだろうなと検索してみたらなんとナップス価格より安いショップが見つからなかったという結果に!)
もちろんんジャンパーの袖口をきっちりとグローブ内に収める長さがあります。
指を入れてみると作りがしっかりしていることがわかります。
手の甲と指にも小さめのプロテクターが入っていていかにもバイク用っていう仕様です。内側はボアなので温もりも十分です。
二種類のグローブを手のひらをうえにして並べてみました。左がホームセンター購入。右側がKOMINE。どちらも内側はボアになってます。ボア自体の材質の差はそれほど感じません。右側のKOMINEは置いてもぺしゃんこにならずにガッチリしています。
左側のホームセンターのグローブの手のひらの素材はゴムではなく固めの繊維です。
一方、KOMINEはハンドルに当たる部分が皮製で親指の付け根には衝撃吸収用の小さいゲルパッドがついています。小指側には対磨耗性もありそうなフォームパッドがついてます。素材もかなり違いますね。
衝撃吸収用のゲルパッドのアップです。親指側のパッドと小指側のフォームパッドがあるだけでグリップ力も増してます。
KOMINE GK-798を買った理由のひとつが手の甲側にファスナーが付いていて中に使い捨てのミニカイロを入れられることです。開口部の広さが分かり易いようにファスナーの部分にテッシュをはさんでみました。ここにカイロが入れば手の甲が暖かくなるはず。
使用してみた感想
11月の比較的寒い日で外気温は12,3度程度。日頃乗っているバイクは125ccなのでどちらのグローブも市街地の一般道で使ってみました。
このくらい気温で走ってみても防寒についてはどちらのグローブにも差は感じられません。気温が5度くらいの真冬であれば差がわかるんでしょうがそこまでは寒くありませんでした。
真冬はミニカイロが入るKOMINEのグローブに期待したいところです。
一般用グローブはグリップを考慮して作ってない
ホームセンター購入品は手のひら側の素材も柔らかめです。日常使うならちょうど良いかもしれません。アクセルを回すと手が滑ります。
グローブ手のひらの外側の生地が滑りやすいのではなくて、内側でボアの生地がずれてしまいます。グローブの中で手がズレる感じです。アクセルを回しても戻してもズルっとなるのでかなり使いづらい。
親指の可動域も狭いのでウインカーを操作するときに親指がテキパキ動きません。(バイク用ではない一般用の手袋ですので無理もありませんが)
バイク用は手と一体感がある
KOMINEのグローブはバイク用です。手の甲側も手のひら側も強度があってしっかり手をホールドしています。外皮と内側のボアが密着していてボアが滑ることはありません。マジックテープのアジャスターが二箇所あるのが良いのかもしれません。ウインカー操作も楽ですし、ゲルパッドもいい感じです。
冬はバイク用品店のグローブに限る
夏であればホームセンターの低価格のグローブでも伸縮性があって手にフィットするタイプは重宝します。スクーターなので夏は素手で乗ることも多いですが、低価格のものでもグローブをすればアクセルをグリップするのが楽になります。
さすがに冬はホームセンターのグローブだと限界があることがわかりました。これからの季節はバイク用グローブが必需品です。
バッテリー式の電熱手袋
電熱式のグローブもあります。実はいろいろなシーンで役にたちます。
バイクのグリップヒーターも温かくて良いのですがあくまでバイクに乗る時だけです。
充電して使うバッテリータイプの電熱手袋はバイクのバッテリーを使わないのでどこでも使えてしまいます。