注目の250cc MT-25とFZS25はこんなバイクです Part3 峠道インプレッションと真夏・真冬の対策

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道のインプレッションと真夏・真冬の走行対策

FZS25

箱根や伊豆のワインディングロードはライダーに大人気。さまざまなモデルのバイクが集まり排気量に関係なくマイペースで走り抜けます。

FZS25も軽い車重と使いやすいトルクバンドで楽しく走れます。

平坦でなくアップダウンがきつい峠道を走る時は一転、忙しい走りになります。

登坂のコーナーではFZS25はシフトダウンとシフトアップの繰り返しです。峠道はだいたい狭いので車に追いつけば後方をゆっくり流します。

後方から大排気量バイクが来れば道を譲ります。峠道はマイペースキープですね。

峠道で下りは少し気を使います。硬めのタイヤはグリップ力が不足しがち。

エンジンブレーキを効かせ過ぎるとリアタイヤがスベリ気味になります。ABSが介入するのでギクシャクした走りになりがちです。

インド製タイヤは峠道走行は想定していないのかも知れません。
有名メーカーのバイアスタイヤに交換すればグリップ性能はかなり改善されそうです。

MT-25

ハンドリングの良さとスロットルに敏感に反応するエンジンで自然とコーナースピードも上がります。

カーブの途中で路面が荒れていてもハンドルがバタつくことなくフロントタイヤが追従して狙ったラインをトレースできます。

多くの人が出しているYoutubeのMT-25のインプレッション動画でもコーナーリング性能の評価が高いのは納得です。

ワインディングロードで高回転域まで初めて回すとグッと増すパワーにひるんでしまいます。挙動に慣れるまで慎重なライディングです。

一般道・市街地では8千回転以上で走ることはなく本来の馬力・トルクを使っていないんですね。

下りのヘアピンカーブでも車体のバランスがいい。
スピードを落とし過ぎてもフラつきにくい。

ブレーキ性能は数年前にヤングマシン誌が250ccフルカウル3車種(YZF-R25、CBR250RR、Ninja250)を比較していてMT-25のタイヤの路面追従性の良さわかります。(YZF-R25はMT-25と外観が違うだけ)


(YAMAHAホームページから引用画像)

80km/h→0km/hの減速テストで(GPS測定で80km/hなのでメーター表示は88km/h位か)
YZF-R25は21.6mで停止し、他の2車は24.2m~27.1mと差がついてます。

この差はディスクブレーキの性能の違いではなく前後サスペンションやABS作動時のタイヤの路面追従性で違いのようです。

ABSの介入が早すぎたりサスが跳ねてしまうと制動距離が伸びてしまいます。

下りでリアブレーキを一気に踏み込んだ時のABSの介入はゆっくめの感じです。

夏の走行と真冬の防寒対策

FZS25

夏はネイキッドの季節ですね。暑い日でも風を受ける高速走行は爽快です。
ただ空冷単気筒なので下道で炎天下だとオーバーヒートが心配でした。

そんな心配は無用でした。市街地では6千回転以上回す必要もないし、オイルクーラーが効いているのかもしれません。

信号待ちでエンジンの熱が気にならないのはポイントが高いですね。

真冬はあまり走りませんがエンジン始動はスムーズ。
大敵は冷たい走行風。グローブの中の指が凍りそうです。

FZS25は大きなグリップガードがグローブにあたる走行風を軽減してくれるのでUSB電源のグリップヒーターもかなり有効です。

MT-25

炎天下の走行でも水冷エンジンは快調そのもの。水温計も一定です。
信号で停まるととたんにラジエータファンが作動して冷却します。

この時、無風だとラジエーターファンから出る熱風がライダー側に向かって来るのが悩みの種です。

真冬の始動性は問題なし。やはり走行風対策にはグリップヒーター必須です。

昨年末にアマゾンで購入した安価なUSBグリップヒーター。同じ画像を使い回している商品もあって心配だったのですがこれは購入して正解でした。

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*グリップ幅に注意です。MT-25はグリップ幅が少し狭く(100mm)通常の幅(110~120mm)は取り付けられません。

巻き付け式はスロットル側がズレやすい。紙の両面テープで補強です。グリップの両端と中央の3カ所に両面テープを巻きます。その上にヒーターを巻き付けるとズレません。(紙の両面テープは剥がすのも簡単)

高速道路では走行風を減らすグリップガードかハンドルカバーがないとUSB電源では厳しい。
Y’S GEARの純正グリップウォーマーならグリップガードを購入しなくてもかなり暖かい。

ヒーターは手のひらよりも指先部分を熱くする親切設計。

バッテリーからの電源供給でもMT-25は左側エアスクープ内にバッテリーから電源が供給されるカプラーが出ています。
このカプラーにワイヤーリードを差し、グリップウォーマーのコネクターとつなげるだけです。

ECサイトでは純正品が意外に安く購入できます。

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この価格で真冬でも手指が暖かいのはお得です。
年式で型番やワイヤーリードが異なるので注意です。2020年式以降のMT-25はこの「360 D」でワイヤーリードは「スポーツ2」です。

Part1,Part2,Part4はこちらです。

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