スクーターで水産市場に行く 横浜中央卸売市場一般開放日

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横浜みなとみらいエリアの北側の運河沿いに位置するのが横浜中央卸売市場です。

意外に知られていない中央卸売市場

横浜で生鮮品・食料品を扱う業界の方なら誰でも知っている市場ですが、実は横浜に長く住んでいる人でも横浜中央卸売市場と聞いてどこにあってどんな物を売っているのか理解している人はそう多くはありません。

地元のスーパーや商店街のように気軽に日常の食材を買いに行くという場所ではないので訪れる機会も確かに少ないんです。

それでも場内の食堂街はTVや雑誌といったメディアで取り上げられて県外の観光客だけでなく外国人観光客も来るほどちょっとした食堂街になっています。

土曜日は行列が出来る店舗が多いのですが平日のランチタイムを過ぎるとガラガラです。

日曜日は休業の店舗が多いのと市場なので早朝に開店してランチタイムが終わると閉店という店舗もあります。

普通に横浜で生活する人にとっては生鮮品が安く買える場所と言えば洪福寺の松原商店街や坂東橋近くの横浜橋商店街が有名です。

松原商店街は横浜のアメ横というキャッチコピーで年末のTV番組で紹介されたりしてます。生鮮品が豊富で安いので混雑してますがさすがにアメ横とは規模も雰囲気も違います。横浜の台所という感じです。横浜中央卸売市場よりも認知度はかなり高いです。

一般開放日概要

横浜中央卸売市場は水産物・青果を扱う神奈川最大の卸売市場です。

県内の漁港の直売所と違うのは全国から新鮮な海産物が集まる卸売市場という点です。一般開放日は市場関係者でなくても誰でも全国の鮮魚を買うことができる点です。

今回はスクーターで中央卸売市場水産部の一般開放日に行ってみた様子をご紹介します。

まずは概要です。

横浜中央卸売市場 一般開放日概要
開放日時 毎月第一・第三土曜日 午前9:00~午前11:00*
場内開催イベント
・魚河岸汁無料配布
・マグロ解体販売
・市場探検隊
・地魚掴み取り詰め放題
・おさかなさばき方教室
・まぐろ解体ショー etc.
* 年末年始や他のイベントとの兼ね合いで開催されないこともあります。
開催日・開催イベントについては横浜市中央卸売市場のホームページで情報が更新されます。こちらです。

アクセス

住所は神奈川区山内町。
横浜駅東口に乗り場があるシーバスが走る運河を挟んでみなとみらいの北側に位置してます。

徒歩でのアクセス

最寄駅は京浜急行神奈川駅で徒歩15分。横浜駅東口からは20分くらいです。
東口でなくまだ新しい「きた東口」からは15,6分です。

意外に知られていないのが、みなとみらい線の新高島駅です。市場まで徒歩15、6分です。
東急東横線なら横浜駅下車ではなく一つ先の新高島駅で下車すると市場までの距離は横浜駅と変わりませんが市場までの道が分り易いのと混雑した場所を歩かないのでクーラーボックスを持ち歩いても邪魔になりません。

(東急東横線の横浜駅の場合、ホームは地下5階です。まず地上に出てから東口経由だと人混みの東西通路、地下街のポルタ・横浜そごうを抜けてベイクォーターまでどこも混雑してます。ほぼエスカレーターを使えますが乗り降りはかなり多いんです)

市場からの帰り道はバスがおすすめです。
クーラーボックスやトートバッグに鮮魚と冷やすための氷を入れると結構な重さになります。目の前の中央市場前バス停から横浜駅行きは1時間に5,6本あるのでバスが便利です。

せっかくの一般開放日なので大量に買いたいという人はクルマです。
ただ市場関係者用の収容台数の駐車場なので一般開放日はかなり混雑します。市場側のガイダンスでも公共交通機関の利用をお願いしてます。

やはりスクーターが楽

スクーターも駐車場所は市場関係者用のエリアになるので一般公開日のように一般利用者が多いと混雑します。少し早めに行けば大丈夫そうです。

夏でなければクーラーボックスがなくてもリアボックスで十分です。仲卸の店舗でもらうか、一般用に無料の氷置き場があるので鮮魚と氷をビニール製のトートバックにでもくるんでリアボックスにしまえば保冷は問題ありません。

中央卸売市場の主なバイク駐輪場は2か所です。

まず水産棟正面入り口を入ってすぐ左側に見えるのが自転車駐輪エリアです。
平日はガラガラですが一般開放日は混雑してますね。

自転車駐輪場の向かいがバイク駐輪エリアです。陸橋の下あたりです。
自転車エリアより狭いので台数は限られます。

陸橋をくぐって奥に行った左側に魚市場卸協同組合の厚生食堂があります。
食堂街の店舗とは違って市場関係者用となっているので飾り気のない食堂ですが、結構人気があります。

もう一か所、バイクを駐車できるエリアは青果棟入り口の橋の上です。こちらも基本的には市場関係者用のエリアです。

水産棟とは中央市場通りを挟んで反対側になります。国道15号から市場中央通りを進むと最初に左手に見える橋の上です。

*大規模なイベントがあるとクルマもバイクも特別に駐車エリアが設置されます。

一般開放日の水産棟仲卸棟の様子

仲卸棟の中は碁盤の目のように仲卸業者の店舗がずらっと配置されてます。

棟の外周から仲卸棟への通用口はたくさんあるのですが、初めて訪れる場合は駐車場側の通用口から入った方がわかりやすいし安全です。

外周にはフォークリフトやターレーが走り回っているので小さい子供さんは要注意です。

駐車場側(仲卸棟の北側)の通用口を入った場所です。

案内図には店舗ごとに屋号と店舗番号(アルファベットと数字の組み合わせ)が振られています。
たとえば写真のように「A14 伊勢勝」です。A列の14の位置ということです。

市場の南側がA列でB,C,と続き駐車場側がD列になります。

数字は市場通り側から1から始まり30くらいまであります。通路が交差する場所にも案内表示がります。

正面入り口でもらえる場内の店舗案内図と照らし合わせれば今どこにいて、目的の店舗がどこかわかります。(場内は周囲の景色が似ているしほぼすべて魚屋さんです)

狭い通路にぎっしりと活魚です。ポンプで酸素を入れてます。
店舗によって様々な魚が置いてあるので見て回るだけでも楽しい市場です。

最初はどの店がどんな魚を扱っているのかわかりません。
時間があればA列からD列まですべて歩いてみるのも面白そうです。気になった店舗は案内図に魚種と価格を書いておけば効率的に買えそうです。

一般開放日に開催されるイベントはだいたい決まっています。

無料で配られる魚河岸汁は今回は先着350名分でした。9時過ぎに行ってみるとすでに100人以上の行列です。
マグロ解体販売が9時過ぎから始まるので今回は魚河岸汁はパスしました。

一般開放されるのは水産棟ですがA列の南側の卸棟には青果の特設ブースが設けられていました。ここも大人気です。

新鮮で安い野菜や果物が多いのはもちろんのこと、街のスーパーでは手に入りずらい食材もありました。

 

開放日イベントの「市場探検隊」です。

正面入り口脇で申し込んでおく必要があります。

市場のいろいろな話を歩いて回りながらガイドしてもらえます。参加人数限定です。

関連棟の食堂店舗では看板メニューがなんと500円均一という超お得なイベントもやっていました。こちらは数量限定の店舗もあります。

まとめ

・一般開放は原則毎月第一・第三土曜日 午前9時から午前11時の2時間
・正面入口の管理棟で貰える場内案内図が便利
・案内図で仲卸棟内の店舗の場所がわかる
・各種イベントには先着順のものがあるので事前にチェック
・場内の床は濡れているので滑りにくいスニーカーか長靴がおすすめ
・水産棟内は禁煙 建物外周に喫煙エリアが複数ある

平成30年12月最後の一般開放日は12月15日(土)です。平成31年1月5日の第一土曜日は初セリのため一般開放日にはならないそうです。平成31年の最初の一般開放日は1月19日(土)の予定です。

年末にお正月用の食材を購入するには横浜だとやはり洪福寺の松原商店街や横浜橋商店街などになりそうですね。

以上、「スクーターで水産市場に行く 横浜中央卸売市場一般開放日」でした。
*当記事は2018年12月当時のものです。

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