クラビ中心部から北方向に約30キロの場所にある公園がクロンソンナム(Tha Pom Klong Song Nam)です。マングローブの森と清流を楽しむ自然公園です。
オプショナルツアーでこの公園を見たことがなかったので、クラビに行くまでこの場所は知りませんでした。今回はこの公園にスクーターで行ってみました。
曇り空の中を出発です。アオナンからクラビタウンや空港方面に向かうときに必ず走るのが4034号線です。今回は反対方向に進みます。クラビの中心部では片側2車線の4034号ですが中心部以外はほとんど片側1車線です。
クラビはどこでも岩山に突き当たります。
道路の舗装はしっかりしています。ただし4034号を外れるとデコボコだったりします。途中小雨が降りましたがこれまでに降った雨の量が多かったのか、ところどころに路肩の泥がはみ出ている個所もありました。
到着しました。グーグルマップ上の Tha Pom Klong Song Nam のマークを目的地に設定して走って来たのですが意外に静かでこじんまりとしています。タイ料理のレストランの前にスクーターを停めました。
目の前の草花には蝶もいました。のどかです。
公園の入口に近い場所で間違ってはいないのですが、ここにはレストラン一軒と建売住宅の販売ブースもある場所です。
実は公園のメインの入口はここではなく別の場所でした。そちらには広い駐車場とレストランや土産物店が数軒あります。チケット売り場や公園の出入り口もそっちです。
下の地図上のTiger Fish Coffeeあたりを目的地にすれば間違いないと思います。
駐車場の脇にあるチケット売り場と公園入口です。
入場料は一人100バーツです。一方タイ語表示の方は一人20バーツ。
外国人はタイ人の5倍の入場料になってます。
入口の門を入るとすぐにマングローブが生い茂る森です。歩道はほぼコンクリート製で地上から1~2メートルくらいの高さがあります。手すりはありません。朝は小雨でしたが昼頃になると晴れてきて気温も上がってます。森の中を歩くので直射日光はあたりません。
最初の10分くらいは水量が少ないエリアを歩きます。泥地や狭いクリークの上を歩きます。雨量によってクリークの水量も景色も違ってきそうです。
日本の本州とは違う植生です。マングローブや様々な樹木の根が生き物のように絡み合っているような様子も見えます。
樹木によっては説明書が張り付けてあります。(タイ語で読めません)
もうしばらく歩くと清流が流れるエリアになりました。
水が透き通っているので底地が砂だと小魚が泳いでいるのも見えます。
涼し気なクリークです。樹木に覆われた場所が多いので陽射しが強ければ木陰に逃げることもできますが、ここは水に飛び込みたいくらいです。
流量が多くて流れも速い場所もあります。
公園の歩道も終盤になるとレストランとトイレがあります。周囲は相変わらず熱帯雨林の森です。
このあたりは川幅が広くて歩道の横に広い階段があります。
プールのように水面に降りれる手すりがあります。
ここはこの公園で唯一泳げる場所でした。
5,6人くらいが気持ち良さそうに泳いでます。広さの割に人が少ないので泳ぐならエメラルドプールよりこちらの方が良さそう。 水着を用意していれば先ほどのトイレで着替えてここで泳ぐことができました。
公園の歩道を歩くだけなら30~40分くらいです。
プールで泳いだ後にレストランなら2時間くらい楽しめそうなコースです。
プールを過ぎるとまもなく出口です。
グーグルマップに従ってスクーターを置いた場所に戻ります。
その途中にもクリークがあります。その泥の中に白くうごめく物体。
体長数センチの小さなカニたちが土の上で爪を振ってました。
大きな穴から出てきた一匹は体長5,6センチ。爪の長さは10センチくらいありそう。クリークがカニの生息地になってました。
スクーターを置いたのはローカルのタイフードレストランの駐車場です。遅めの昼食をいただきました。ビールを飲みたいところですが、我慢してイカの炒め物でミネラルウォーターと合計で50バーツ。安いですね。
よく見るとミネラルウォーターのラベルが「FUJI」でした。
ラベルに描かれた山は富士山みたいですが微妙に違う気もしました。
距離的にも時間的にも半日観光にちょうどいい公園です。
スクーターツーリングのヒント。
スクーターでクラビタウン出発なら幹線道路の4号線を走る方が近くなります。45分くらい見ておけば良さそうです。 アオナンエリアからは4号線は遠回りになるので4034号線利用です。
飛ばせないので50分くらいかかるかも知れません。
クルマや大型バイクなら4号線の方が広くて走りやすいのですが小型スクーターなら片側1車線の4034号線の方がクラビの景色を眺めながらマイペースで走れそうです。
AがアオナンビーチでBがクロンソンナムです。
クロンソンナムまでの途中の道は商店どころか民家が全くない場所も多くあります。そういう場所でスコールに遭遇した場合は安物のカッパが役立ちます。
カッパを着て走るのではなくスコールが止むまで待つ間に着るためです。
(寒く感じられるくらい気温が下がることも)
大量の雨が降ると道路が冠水したり道路の穴も見えなくなるので雨がやんで水が引くまで待つのがおススメです。