南伊豆ツーリング③ 早朝の下田と弓ヶ浜・石廊崎

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南伊豆ツーリング②では下田周辺のビーチを回った様子と奥石廊崎のあいあい岬の夕陽を紹介しました。
③では一夜明けて外浦海岸からの日の出の様子から伊豆半島南端の石廊崎までのポイントをいくつかご紹介します。

下田の朝の様子

外浦海岸の日の出

朝5時半、バーグマン200で下田海浜ホテルの駐車場を出発して外浦海岸に向かいました。
ガラガラの国道135号を東へ走って10分くらいで到着です。

夏は外浦海水浴場として人気の海岸です。
砂浜に沿って舗装道路があるのでバイクでもクルマでも移動しながら好みの撮影ポイントを探せます。

日の出の時刻5時55分です。昨日の夕陽とは逆にオレンジ色の空が少しづつ白んできました。

日が昇るはずの水平線にうっすらと雲がかかっていてちょっと心配でした。
それでも雲の間から水平線上に出た太陽が見えました!

雲で見え隠れしていた太陽。ふたたび雲の上に。
むしろこちらの方が日の出の瞬間に見える写真になってます。

日が昇ったので早速戻ります。
ホテル前の入り江の様子も気になります。

戻る途中、まどが浜海遊公園でスクーターを停めました。
下田港に陽光が差し始めて海面が金色に輝いていたんです。

日が昇る方向に須崎の丘があるので下田港は外浦よりも少し遅れて明るくなるんですすね。

公園には朝のジョギングを楽しむ人の姿もちらほら。

朝日が差し込む鍋田浜

ホテルに戻ってきたら、ちょうど目の前の入り江にも陽光が差し込んで来ました。
東側に下田公園の丘があるので下田港よりさらに数分遅れて日の出の様子が見えます。

ホテルの朝食までは少し時間があるので入り江が朝日に照らされる様子を眺めてました。
日が昇る方向とは逆の鍋田浜の先の断崖が明るくなってきました。
日の当たる場所が徐々にこちらに迫ってきます。

入り江の一番奥に建つホテルも上階から順に朝日に浮かび上がります。
入り江全体が少しづつ明るくなる感じです。

暗い磯の上でじっとしていたウミウも朝日を浴びて羽を広げてます。

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Touring Hint

伊豆半島は3本の国道の位置関係を覚えておけば、ナビが無くてもそれほど困ることはありません。
3本の国道とは135号、136号、414号でどれも下田が起点になっています。
135号  - 下田から東に向かい半島の東側の海岸線を通り終点が小田原です。
136号  - 下田から西に向かい半島の西側の海岸線を通り土肥から山側に入ります。国道414号と一部重なりながら終点が三島です。
414号  - 下田から北に向かい中伊豆の温泉街を通り途中136号と重なりながら終点が沼津です。下田街道は三島から下田までの街道名です。始点は三島から始まる国道136号です。途中から414号になり下田に至ります。
国道とは別に半島には県道132号~136号の名称の道路があるので途中で遭遇すると混同するかもしれません。
ちなみに国道134号線は神奈川県の大磯から三浦半島をまわり横須賀市に通じていてこれも海岸線を走る国道です。

南伊豆の代表的な砂浜

白砂青松の弓ヶ浜

バイキング形式の朝食を楽しんだあとホテルをチェックアウト。国道136号を西に向かいます。

昨日、あいあい岬まで夕陽を見に飛ばした道路です。一度走るとなぜか気楽です。
日野のT字路で国道136号を離れて弓ヶ浜方面に直進です。

道が青野川に平行すると新湊橋のT字路の交差点です。
そのまま青野川にそって直進です。

道路に沿って走ると弓ヶ浜です。ホテルから20分もかかりません。
弓ヶ浜温泉の前で飲食店が多いエリアです。

スマホナビで目的地を弓ヶ浜の海岸にセットすると住宅地の中の狭い道を直進するように案内されます。
このあたりを目的地にセットすれば広い通りを走りスムーズに到着できます。

海岸沿いの道路を西へ向かうと弓ヶ浜のモニュメントがあります。
浜辺の西の端に近い場所です。10月だと駐車場も空いていて無料です。

浜辺に降りてみたら人影がほとんどありません。
海水浴シーズンだと海の家が立ち並び、浜辺にはサンシェードやパラソルが並びます。
何もないので砂浜がよけいに広く長く見えます。

浜辺の東端には高級リゾートホテルが見えます。季節外れのタイ プーケットのビーチを連想してしまいました。

白い砂浜に沿った松林が印象的です。
空の青さと松林の緑のコントラストが映えます。

そろそろ弓ヶ浜から石廊崎へ向かいます。

青野川 手石

道を戻り、青野川にかかる新湊橋で左折して手石に来ました。遊歩道を歩くと川沿いの風情のある船着き場が見えます。

石廊崎灯台の標識はなんと灯台の写真付き! 標識自体も大きいので巨大な写真です。
青野川の河口付近の道路はヤシが似合います。無骨なガードレールよりヤシの方が断然いいですね。

手石の先の下流磯付近です。大海原が見えて陽当たりの良い海岸沿いの道路をゆったりと西に進みます。

石廊崎

大瀬 みのかけ岩

太平洋を左手に眺めながら進むと大瀬の沖に突如海上からそそり立つようなみのかけ岩が見えます。
大瀬漁港の邪魔にならない場所にスクーターを停めて徒歩でみのかけ岩に近づいてみます。

魚介類を無許可で採取する人が多いのでしょう。岸壁に注意書きがあります。

伊勢海老も採れるんですね。
この堤防には階段があって磯場に出ることが出来ます。みのかけ岩の撮影は逆光でシルエットになってしまいました。

向かい側の石廊崎から撮影してみました。まさに南伊豆という絵ですね。

石廊崎灯台

大瀬の磯から見た石廊崎です。灯台は岬の先端に設置されているのではなくて少し奥まった場所です。
先端は熊野神社の祠です。岸壁に貼りつくような石室神社の社殿も見えます。

大瀬から数分走るとそこはもう石廊崎入り口の信仰です。ここを左折です。

区営駐車場の手前のエリアに4,5台のバイクが停まっています。
ここにスクーターを並べて停めましたが、区営有料駐車場は正面の奥でした。

区営有料駐車場と深い入り江です。
左手奥が石廊崎漁港です。正面には伊豆クルーズの石廊崎岬めぐりの遊覧船の発着場になってます。

石廊崎をぐるっと回り大根島を一周して石廊崎の絶景を海上から眺めることができる唯一の定期遊覧船です。
日本でも有数の透明度があるヒリゾ海岸を通るのですから一度は乗ってみたい遊覧船です。
(天候によってBコース、みのかけ岩を回るコースになります)

駐車場右手のスロープが石廊崎灯台へ上る道です。石廊崎の先端までは軽く20分以上かかります。
単なる観光道路かと思っていたのですが、石室神社の参道になっていました。きれいな石畳です。

ところどころに石のベンチがあります。

参道から見えた入り江です。太平洋の荒波とは違って池のように静かな水面です。

坂を上りきるとヤシの木が出迎えてくれました。
その横では大がかりな工事をしています。予定では2019年4月に石廊崎オーシャンパークができるそうです。

アクセス道路と広い駐車場が出来るので、来年春以降なら急な上りの参道を歩かずに直接クルマやバイクで来れそうです。
休憩スペースやお土産販売店もここに出来ます。

石室神社の鳥居をくぐると目の前に石廊崎灯台が現れます。

灯台の脇の細道を進むと目の前に大海原が出現します。ここからは緩い下りになります。

眺望は気持ちいいの一言です。
風は強いのですが晴れ渡っていて水平線が見渡せます。地球の丸みも感じられます。

先端の岬から西に見える磯です。波が砕け散るような磯です。
そんな荒磯に人影が見えたような。

望遠で覗いてみると釣り人でした。こんな先端まで行けるんですね。
伊豆は磯釣りのメッカ。石廊崎なら潮通しも良くて大型の回遊魚が狙えそうです。

 

 

石室神社(いろう神社、いしむろ神社)と熊野神社

伊豆半島最南端の石廊崎にある二つの神社。
南伊豆町観光協会のHPによると石室神社は1300年以上の歴史があります。
社殿は険しい岸壁に張り付くように建てられています。

熊野神社の祠は岬の先端で石室神社の境内です。
境内神社や摂社など呼び方はいろいろですが、神社仏閣自体、長い歴史の中で呼び方も役割も違ったりします。
いづれにしろこれほど過酷な自然環境を選んだ神社には敬服するばかりです。

石廊崎の岸壁の途中に建つ石室神社の社殿。右は熊野神社の祠がある先端の岩場です。

風が強いことで有名な岬です。参道を歩いているときはそれほど風は感じなかったのですが岬の先端に出た瞬間に強風です。
帽子をバッグにしまい先端に向かおうとしたらバッグごと持っていかれそうな。

先端の熊野神社から撮影したいのにまっすぐに歩けないくらいの風です。
時間があれば石室神社の社殿で風がやむまで待ちたかったのですが、先を急ぐので社殿近くから岩場を撮影して戻ることにしました。

以上、「南伊豆ツーリング③ 早朝の下田と弓ヶ浜・石廊崎」でした。

南伊豆ツーリング①、②、④はこちらをどうぞ。

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