前編では衣料品店の店主に博物館の入り口までスクーターで送ってもらいました。
情報誌によるとレストランも併設されているはずなので館内を見て回る前に一服しようと思いレストランを探しました。
ところがレストランも売店も開いてません。しょうがないので博物館を見学しようと入り口に向かいましたが人が見当たりません。
近くに清掃している女性がいたので声をかけたら内部改装のため一時的に閉鎖中だということがわかりました。
ローカルの博物館なので改装情報は日本語では出てこないし、英語のインフォメーションがあったかどうかも分かりません。博物館内を見て回れば一時間以上はかかると踏んでいたのですがしょうがありません。人工湖の公園へと向かうことにしました。
博物館のすぐ北側に湖が見渡せるのですが、北側には博物館の敷地の立派なフェンス。高さはそれほどでもないんですが、侵入者がフェンスを越えられないように先端がとがったタイプです。出口は見当たりません。
バイクを降りた地点にもどってまた暑い中を遠回りだなと諦めかけていたら、さっきの清掃のスタッフ女性が敷地から湖の側に通り抜けていくではありませんか。
さすがタイです。木陰に隠れた場所のフェンスが一部捻じ曲げられてて人が一人通れる隙間が出来てます。通用口代わりになってました。
博物館から湖に出ました。湖の周囲も中央に浮かぶ島も公園になっていて綺麗に整備されています。夕刻になれば大勢の人が集まるのですが、まだ午後3時。
日差しが強くて公園に設置された綺麗なベンチには人っ子一人いません。
公園の周囲はウドンターニーの主要官庁が集まっています。これはProvincial Hall。シビックセンターというか行政機関も入る県のホールのようです。
官公庁街だけあって道幅も広くて整然としてます。変わったショップや仏教寺院もこのあたりにはなく、暑い中を歩いても面白くないエリアです。
歩いた距離は実質ここまでで4キロもないのにやはり暑さのせいで疲労度はかなりのものです。
人工湖に沿ったTasa roadに戻り、湖に向かって一列に並ぶタイマッサージ店に向かいました。
通りを歩く人は少ないのに、どの店先にもサンダルが多いので意外と客が多い事がわかります。1軒を選び入ってみるとエアコンが効いててとても涼しい。
フットマッサージメインの60分コースを御願いしました。250バーツ位でしょうか。実は5分も経たないうちに心地よくなって寝てしまい60分のうち45分くらいは寝てました。
マッサージのせいなのか熟睡したせいなのかわかりませんが、身も心もスッキリ。
少し陽も傾いてきたのでPho Si Roadを経由してショップを覗きながらホテルに戻ることにしました。それにしてもこのあたりにはいろいろな店が軒を連ねてます。
その一軒が仏像の販売店です。日本と比べると派手に見える仏具が多いのですが、やはりなんといってもタイの仏像は目立ちます。
身長ほどもあるので言わば等身大ならぬ等仏大でしょうか。熱心な仏教徒の国タイらしいお店です。
いろいろな仏具があるんだなぁと見渡していたら目が点になる場所がありました。
アレッ!
アラレちゃんのお坊さん? よく見ると違いました。
単に丸いメガネを掛けたユーモアなお坊さんのフィギュアのような。しかも托鉢中の姿。タイ人は早朝に托鉢で街を回る修行僧を見かけるとすすんで供物(食事)を渡します。一般人が得を積むためのタンブンという行為ですね。
ちなみに托鉢のタイ語の発音は「タクバーツ」 サンスクリット語由来と言われる仏教用語は二千年の歴史を経てもタイと日本で同じ意味、似た発音のまま生きている事にちょっと驚きです。
次回はウドンターニー駅からセントラルワールドプラザ周辺の街歩きをご紹介します。