バイクで駆ける「鎌倉殿の13人」ゆかりの地 ① 静岡 伊豆の国市 北条の館

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第一回放映が始まりました。

見逃した方もＮＨＫオンデマンドで期間限定で無料視聴できます。
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ドナとスクーターはちゃっかり大河ドラマ人気にあやかりゆかりの地を実際にバイクで巡ってツーリング日記風にまとめてみました。

第一回放映の舞台は北条氏の本拠地、北条時政の館でした。（静岡　伊豆の国市）

時政（坂東彌十郎）の館での騒がしくも和やかな宴会からドラマは始まります。離れに身を隠す源頼朝（大泉洋）を見初めてしまう娘政子（小池栄子）のコミカルな演出も。

ドラマ後半は雰囲気が一転し、豪族同士の戦になりかねない緊迫感一杯の展開でした。三谷幸喜の脚本はいつも期待できます。

舞台となった北条時政の館ですが現在は遺構だけがこの地に残っています。

キャストも素晴らしい「鎌倉殿の13人」

源頼朝を支える北条時政、北条義時（主人公：小栗旬）や三浦義明義澄（佐藤B作）に加え、義時の兄、宗時を演じる片岡愛之助や頼朝の最初の妻、八重を演じる新垣結衣の演技も光りました。

館の西側を流れる狩野川です。（狩野川さくら公園）

狩野川沿いの堤防道路。伊豆の国市の狩野川沿いや周辺の観光地は平坦な道路が多くてバイクで走りやすい地形です。

北条時政の館跡は近年遺構が発掘され史跡になりました。（鎌倉幕府成立とともに北条時政父子は鎌倉に居を移しました）

設置されたアクリル板越しに見ると当時の館の様子がわかる仕組みになっています。

ドラマでは監視役の伊東祐親のもとから行方をくらました頼朝が実は北条の館に匿われていると知った祐親が兵を率いてこの北条の館に押し寄せます。

兵士がにらみ合う中、北条時政と義時の兄、宗時が口上で祐親と言い争います。窮地の頼朝は義時が駆る馬に乗り祐親配下の追っ手から逃れるというスリリングなエンディングで次回につながります。

館の裏手にある守山の山頂の展望台です。

義時が頼朝を馬に乗せて走り抜けた北条の地を見下ろすことができます。富士山や箱根方面の山々も見える素晴らしい眺望です。

(ドラマ中、祐親率いる兵が北条の館に押し寄せた場面にも背景に富士山が見えます）

富士山方向に横に並ぶ二つの山のうち左側の山の手前に北条家ゆかりの北條寺があります。（北条義時のお墓もあります）

狩野川の右手は函南方面で奥には箱根の山も見えます。

北条の館から歩いて5分くらいの場所にある北条政子産湯の井戸です。（北条の里さんぽ路沿いです）

住宅地の中にぽつんとあります。

散歩コース上にあり、案内表示を良く見かけます。

クルマやバイクの駐車場は守山西公園が便利です。無料でトイレもあります。

守山西公園の目の前の狩野川さくら公園にも広い駐車スペースがあります。（河原で未舗装です）

公園駐車場からは他にも国宝の運慶作5体の仏像がある願成就院や八重姫を供養する眞珠院など、守山の外周を一周するように徒歩で回れます。

（公園から守山展望台に登る道は舗装路ではなく緩急のある400段以上の山道の階段を登るので歩きやすいシューズがおすすめ。展望台には守山登頂証明書が置かれてます。）

ドラマは第一回放映から頼朝挙兵の動きが出てきて個人的に想像していたよりストーリー展開は早い気がしました。

石橋山の戦いや頼朝が安房国（房総半島）に船で脱出する様子など歴史教科書では詳しくわからない場面が再現されるのかはわかりませんが、今後も楽しみな大河ドラマです。

ゆかりの地　石橋山古戦場はこちらです。