バイクで駆ける「鎌倉殿の13人」ゆかりの地④　畠山重忠終焉の地　横浜市

鎌倉殿の13人ゆかりの地のツーリング第4回です。

しばらくお休みしていたシリーズです。今回は畠山重忠公終焉の地を巡りました。

NHK大河ドラマでは中川大志が演じるイケメンの武士が畠山重忠です。

頼朝が挙兵した際には平家方に味方して衣笠城に戻った三浦一族を攻め三浦大介義明公を討ち取ったのが畠山重忠の軍勢でした。

横須賀市にある衣笠城址

畠山重忠の母は三浦大介義明公の娘。重忠にとって義明は祖父にあたります。三浦義澄（演：佐藤B作）は叔父であり三浦義村（演：山本耕史）はいとこにあたります。

この時代、有力な豪族は互いに血縁関係を築いていたので戦になると血のつながった親戚との戦いになってしまうことが大河ドラマでもよくわかります。

頼朝が鎌倉に入ると重忠は一転、頼朝に忠誠を誓い治承・寿永の乱で活躍します。平家討伐の功をなした重忠は鎌倉幕府の忠臣となりました。

しかし頼朝没後、北条家の謀略にはまります。

報を受けた重忠はわずか百数十騎で菅谷館（埼玉県深谷市）から鎌倉に向かう途中、現在の二俣川（横浜市旭区）周辺で北条義時率いる大軍に追われることとなり鶴ヶ峰で討ち取られてしまいます。

忠臣だったはずが謀略により追討軍を差し向けられ鶴ヶ峰で最期を迎えたわけです。清廉潔白な重忠公は本拠地の埼玉県深谷市だけでなく終焉の地、鶴ヶ峰でも慕われている武将です。

終焉の地の史跡は相鉄線鶴ヶ峰駅、国道16号鶴ヶ峰交差点周辺に残っています。

相鉄線沿線は駅前に商店や住宅が並び狭い道が多く鶴ヶ峰駅周辺も広いバイク駐車場はあまりありません。

自動二輪なら鶴ヶ峰駅南口のエコステーション21鶴ヶ峰が利用しやすい駐車場です。

駅近の割には駐車スペースは広く停めやすい。
鶴ヶ峰駅周辺の畠山重忠公の史跡巡りはここにバイクを停め歩いて巡るのが便利です。

畠山重忠公碑を目指します。

駅前商店街の通りを西に進みます。

駅から数分で上り傾斜の交差点にぶつかります。

交差点の向こう側、左側にあるのですが周辺が傾斜地で公碑の場所が道路よりも低いので見逃しやすい。

公碑の手前にさかさ矢竹。

交差点を戻り右側の小径に入り首塚に向かいます。
重忠の首が祭られた場所です。

周囲は静かな住宅地。

すぐ目の前の区役所の敷地内に首洗い井戸もあります。ここは標識だけです。

かつてこのあたりの帷子川は蛇行していて公碑も首塚も帷子川に囲まれるように流れていたそうです。

現在の帷子川はこんな具合に切削され真っすぐになっています。川の周辺に点在する親水公園や緑道は川が蛇行していた場所に設けられています。

薬王寺です。公碑のある交差点から徒歩5,6分です。鶴ヶ峰駅/バイク駐車場からは徒歩10分程度です。

国道16号を渡り旧道に出ると標識が出ています。

薬王寺には重忠の霊が祭られていて六つ塚（一族郎党134騎を埋めたと伝わる）もこちらにあります。

六つ塚です。

薬王寺では毎年6月22日に慰霊祭が行われています。

神奈川県公文書館。二俣川の運転免許センター近くにある神奈川県公文書館です。

公文書館では1階ロビーで畠山重忠と二俣川というテーマのミニ展示が公開されています。（入場無料）外観だけご紹介します。

公文書館の最寄り駅は相鉄線二俣川駅です。駐車場も無料なのでバイクで気軽に寄ることができます。

バイクで駆ける「鎌倉殿の13人」ゆかりの地④　畠山重忠終焉の地
横浜市　でした。