夏です。週末の早朝の国道もキャンプ荷物満載で走るバイクをよく見かけるようになりました。
春先だと寝袋やウエアー類も冬物持参ですがこの季節は積載荷物も少し軽くなる感じです。
気温が高い分、料理の食材や冷たいビールなどもしっかり保冷できるとキャンプの楽しさもぐっとアップします。
食材を全て自宅から持ち運ぶのは大変。普段はキャンプ場に向かう途中のスーパーで購入してます。製氷機の無料の氷があるスーパーですね。
氷もレジ袋ではすぐ溶けてしまうので100円ショップのアルミシートバッグです。
スーパーの缶ビールもテントサイトで冷えていると嬉しいですね。
(このバッグの素材は後述の200円のアルミ保温シートと同じでした)
個人的に夏キャンプで絶対欠かせないのがロックアイス。
自然の中で味わうウイスキーロックや焼酎は格別。冷やしたビールを冷やしたタンブラーに注ぐと泡も美味しい気がします。
ロックアイスはコンビニで買えます。ファミリーキャンプなら1kgです。
同じコンビニでも地域によって製造メーカーは様々なんですね。
ソロキャンプでも使い切れるカップタイプも置いてあったりします。
クルマなら事前に凍った保冷剤をクーラーボックスに入れておけばロックアイスはかなり長時間持ちます。
でもバイクでは大きなクーラーボックスを積載するのはちょっと厳しい。
100円ショップには小さな発泡スチロールボックスがあります。ちょっと手を加えたらバイク用に使えるコンパクトなクーラーボックスが出来そうです。
材料は全てダイソーです。
(1)発泡スチロールボックス 200円
(2)プラスチック用接着剤 100円
(以前より容量が減っていて15ml。薄く伸ばせば1本で足ります)
(3)アルミシート 200円
(サイズが大きいので保冷バッグも自作できます)
(4)マジックファスナー接着タイプ 100円
合計 600円
発泡スチロール同士の接着はないので普通のプラスチック用接着剤です。ただ有機溶剤が多い接着剤は発泡スチロールを溶かしてしまうので注意。
容量は4.7リットル。サイズはH190mm W300mm D190mm。この大きさはタナックスのサイドバック(ツアーシェルケース)にぎりぎり入ります。
もちろんトップケースには余裕で入ります。
PP紐がボックスに付属してます。サイドの穴に通すと持ち手になりますがPP紐はすぐ切れそうなのでキャンプ用のガイロープが良い感じです。
ロープを通すなら穴はプラスチック板で補強です。
アルミシートは薄い発泡ポリエチレンにアルミフィルム蒸着。厚さは1.5mm。
アルミシートを重ねた方が断熱効果があるので二枚か三枚貼ります。
ただ本体に一枚づつ重ねて貼ると時間もかかり隙間も出来やすい。アルミシート同士をぴったり貼り合わてから本体に貼ると作業も早くきれいに仕上がります。
フタの上と本体の底が3枚重ね。側面は2枚重ね。
接着タイプのマジックファスナーを使うとフタと本体を押さえて密着できます。
完成です。
ギラギラしますが発泡スチロールむき出しよりも断熱効果が期待できそう!?
持ち手が不要ならガイロープは無くても問題なし。
実際に自宅の冷凍庫で冷凍した保冷剤を入れ氷がどのくらい持つのか測ってみました。
保冷剤(750g)は冷蔵庫の冷凍庫(マイナス15.4℃)で前日から一晩凍らせてます。
冷凍庫の製氷皿の氷も前日にジプロックに入れ替えて冷凍してます。(ジプロック内部の空気も冷えます)
部屋の室温は27℃。直射日光があたる屋外は30℃くらいです。
ボックス内の温度は27.5℃で湿度60%。
計測する丸い温度計はボックス内部の氷が触れない位置に貼り付けました。
午前12時にボックスに保冷剤と氷が入ったジプロックを入れフタを閉めます。
1時間経過後(午後1時)のボックス内部。
温度は一気に3.6℃まで下がってました。氷は入れた時と変わらない状態です。(ジプロック内部の温度は0℃以下か)
9時間経過後(午後9時)のクーラーボックス内部。
キャンツーなら自宅出発後、9時間経過した頃はキャンプ場でくつろいでいますね。
温度は8℃まで上がってました。
ジプロックを開けてみると少し溶けた氷もあります。
氷の大きさは入れた時の大きさとほぼ同じ。
9時間経過してこの氷なら十分ロックアイスとして使えます。
ちなみにまたフタを閉め、翌朝の朝10時(22時間経過)に開けてみました。ジプロックの内部には小さな氷が少し残っているだけでほぼ冷たい水です。
それでも温度計はたった8.6℃。思ったより温度は上がってません。
保冷剤も様々ありますが750gよりも300gか400gの小さいサイズを2個を用意した方がボックス内に隙間が出来ず保冷効果は増しそうです)
キャンプでなく、単にツーリングでもこの簡易クーラーをトップケースに入れてます。
上の二つの保冷剤を二つ入れても500mlペットボトルが余裕で2本入ります。
コンビニで購入した飲料水やアイスコーヒーを入れておくとずっと冷えているので汗だくの真夏のツーリングにはもう欠かせません。