革工芸 使いづらかったピンク色の革 家族の長財布用に

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レザークラフトを始めた頃に購入したA3サイズの端切れ革です。
さまざまな種類の6枚セットで3千円ちょっとでした。(2025年は同等品が倍以上になった気がします)

この中のピンクの革は厚さ0.9mmで柔らかい革。普段使いの革小物でもアウトドアの革グッズにも使えず残ってました。

長財布にすれば自分で使わなくても家族の誰かは使えそうです。

自然光だとピンクに見えますが照明だと赤っぽく見えます。

普通に製作するならぐるっとファスナーを縫って開閉するタイプが多いですが今回はばねホックで開閉するタイプです。

先日、偶然見た動画で人工皮革の長財布の製作がありミシン縫製のせいもあって製作時間がとても短い。

ただ裁断してミシンで縫い合わせていて芯材がなく、本革のようにコバの処理もないのでふにゃっとした長財布でした。

本革を使い動画と同様の手順で作ってみました。
両端のヘリを返し芯材も入れれば薄い革でもガッチリ感が出ます。
本体のサイズです。

早速、型紙も真似て製作です。

小銭入れはファスナーで開閉です。

短冊に裁断したのはカードポケットとベルト部分。

まずは小銭入れのファスナーです。小銭は内部にナイロン生地のポケットを付けて取り出しやすくしてます。

ベルトは革を貼り合わせ折り曲げてます。

芯材を使いガッチリ感を出します。

床革を芯材にしたかったのですが床革で強度を出すには厚くなりすぎでした。そこで芯材に工作用厚紙です。

厚紙の難点は水分。
財布は直接雨で濡れてしまうことがないので厚紙にミンクオイルを薄く塗り込みます。

試しに工作用厚紙に霧を吹いてみました。
ピンク色の四角の枠にはミンクオイルを塗ったので水がはじかれて玉になってます。枠外は縫っていないので一瞬で水が浸みて柔らかくなってます。

本革を貼り合わせた内側に芯材を接着してます。

財布のカードポケットは重ねても厚くならないように普通は半袖Tシャツのような形にします。短い袖の部分だけが縫われるのでは厚くなりません。

今回うっかりこの部分も人工皮革の型紙をベースに作ってしまったのでそこだけ分厚くなってます。

薄い革でも両端を漉いてヘリを返した部分は強度がでます。6枚も重なると菱目を打ち抜けないので厚い部分は3枚づつ縫って接着です。

完成です。ばねホックを付けたベルトで開閉です。

ナイロン裏地を使った小銭入れは浅くしたのでコインの取り出しは楽。

カードポケットは6枚収納。
札入れは小銭入れの後ろとカード入れの後ろの2カ所。

小銭入れ後ろの札入れは取り出しやすい構造にしてます。

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