毎年春休みは一年で一番の引っ越しシーズン。
ChangeはChanceです。処分をためらっていた持ち物の断捨離もできます。
引っ越し業者もチェックリストを用意してくれます。転居の際の事務手続、様々な登録情報変更。転居すればインターネット環境も変わるので参考になります。
一方、不用品を粗大ごみで処分する方法や買取業者に売却する方法は詳しくは書かれていません。
今回は引っ越し料金の低減や転居後の整理も楽になる大小不用品の処分や売却についてまとめました。
バイクの処分や買取、バイクコンテナの利用なども掲載しました。
春は引っ越しが集中して料金も割高
引っ越し料金は基本料金と荷物量(作業人数とトラックのトン数が変わる)と輸送距離の組み合わせです。
週末・夜間は割増料金設定もあります。荷物量が多くなければフリー時間にすると逆に料金は下がります。
春の引っ越しはどうしても料金は高くなります。
エアコン移設作業といったオプション作業を依頼したり、運送業者でも可能な不用品処分も手数料が加算されます。
輸送距離は変えられませんが、事前に不要な物品を処分すると荷物量が減るので引っ越し料金も下がります。
不要な物品も運ぶなら梱包と開梱作業が必要になります。
長年勤めた会社で大小の自社オフィスの移転を担当した時期もありました。
大手運送会社と作業計画を立て移転作業後には原状回復工事です。
オフィス移転は計画通りに完了するのですが自身の引っ越し作業となると予定通りに行かないことがよくあります。
慣れない頃は不要なものを運び込んでしまい不用品が溢れる新居で生活開始です。
自宅で荷造り作業を始めてみると収納の奥から書籍、雑誌や食器類。クローゼットからはもう着ない冬物衣料品が出てきたりします。
不用品処分を早く行いたいですが最優先は入居物件探しですね。
不動産仲介会社に希望条件を伝え、良い物件が見つかるまで時間もかかります。
転居場所が遠隔地だと物件探しも大変です。できる限り多くの物件を見たいので1泊2日でまとめて内見です。
仕事は普段通りにこなしながら事前の転居関連の手続きを行い、子供もいれば転校の手続きもあります。
転勤や就職が決まったらすぐに処分を
入居物件探しと同時に不用品処分です。
書籍・雑誌、衣料品、布団類、スーツケース...etc
転居で生活環境が変わると趣味も変わったりします。関東や関西在住でスキー・スノーボードが趣味の人が九州に転居すると収納スペースが使わない用具一式やウエアが溢れてしまいます。
まずは自治体の粗大ごみ回収で出せる不用品を確認
布団類は粗大ごみで早く処理したい荷物です。インターネット申し込みは収集希望日の一週間前まで。(横浜市の例)
繁忙期は収集日が申し込みの2,3週間後になることもあります。
冬物衣料や布団類はかさばるので早く処分すると荷造りも楽になります。
粗大ごみで出せるものは一番長い辺が、金属製品で30cm以上、それ以外(プラスチック製品、木製品など)で50cm以上のものです。
(自治体により料金・制約が異なります。掲載の料金は横浜市の粗大ごみの例です)
旅行や趣味関連の粗大ごみ料金例
・旅行用スーツケース 200円
・テント 200円
・キャンプテーブル 200円
・クーラーBOX 200円
・スキー板・ストック1組 200円
・スノーボード 1枚 200円
・ゴルフクラブ(15本まで)200円
・ゴルフバッグ 200円
・キャリーバッグ 50cm超 200円
(50cm未満は燃えるゴミへ)
生活用品・インテリア用品料金例
・布団&マットレス 200円
・座布団(5組まで) 200円
・ベッドフレーム 1000円
・書棚(木製・プラ製)
長辺1m未満 1000円
・書棚(木製・プラ製)
長辺1m以上 1500円
・カラーボックス(長辺1m未満)200円
・OAデスク 1000円~1500円
・キッチンワゴン 200円
・カーペット類 500円
・ベビーベッド(金属枠)500円
・ベビーマット 200円
・ぬいぐるみ(50cm以上)200円
・自転車 500円
*布団は畳んで50cm未満なら燃やすゴミです。
*カーペットも畳んで50cm未満なら燃やすゴミです。
粗大ごみは回収日の朝にシールを貼って回収場所に積んで置けば立会なしで回収してくれるので手間がかかりません。
粗大ごみ対象の物品の譲渡や売却も
ジモティに出品して譲渡でも取りに来てもらえば処分料もかかりません。売却も可能です。
ジモティホームページ(神奈川)
家電品や趣味の物品をメルカリで売却するのも手です。趣味の物品なら相場観があるので値付けもしやすいですね。
難点といえばジモティでもメルカリでも買い手が決まるまでの時間は読めないので引っ越し前に処分できない可能性もあります。
他にも売却できる不用品はかなりあります
食器を買い取ってくれる業者もあります。
単身赴任の時に自宅で鍋料理パーティ用に徳利とお猪口セットを買いましたが、赴任を終えて自宅に戻ったら押し入れの奥に昔、買った徳利セットが鎮座してました。
バラの食器は木製なら自治体の燃えるごみに出して陶器やグラスは燃えないゴミに出します。
九谷焼や美濃焼といった陶磁器や婚礼などで引き出物にいただいた食器なども不要なら買取業者に来てもらって売却できます。
その食器、プレミアかも?福ちゃんで現金化しませんか?
人気のノリタケのカップ&ソーサーやティファニーのグラスセットなど、外箱も綺麗なら評価が上がります。
書籍は売却か自治体の資源物回収
単行本、文庫本で比較的新しいものはブックオフで値段が付くので持ち込んでも損はないと思います。遠距離でなければガソリン代以上の売却価格になります。
古い本や雑誌は自治体の資源物回収に出して処分です。
専門書・学術書は様々ですが学生なら医学部はもちろん理系や文系でも専門図書は専門店に依頼して損はありません。
大学教科書・専門書・医学書 専門買取サイト「専門書アカデミー」
専門図書はもともと販売価格が高く、まとまると重量もあり買取業者に持ち込むのも一苦労です。持ち込みでなく送料無料で送付して買い取ってもらえるのは時間の節約にもなります。
医学・医療全般の専門書ならこちらもおすすめです。
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売却であれ資源回収であれ書籍や雑誌が処分できると書棚やカラーボックスも不要になって粗大ごみで処分できて物量がさらに減ります。
骨董品や美術品の運送と売却
ガラスや陶磁器を段ボール梱包する場合、必ずワレモノのラベルを貼ったり、高価なものや精密機器は引っ越し業者との物量チェックの際にかならず伝えて特別梱包などの確認が必要です。
大手の運送業者は骨董品や美術品の特別梱包にも慣れています。
引っ越し約款には書かれているはずですが、骨董品や美術品は運送業者に申告しておきます。申告せずに通常の荷物同様に段ボール梱包してしまい運送後に損傷が判明しても補償されなくなります。
骨董品や美術品を新居に飾らないのであれば梱包も大変なので売却も検討です。処分できれば引っ越し物量はかなり減ります。
粗大ごみで処分できない家電4品目
テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機は粗大ごみで回収できません。
転居先に持って行けない場合、家電リサイクル法に従って引っ越し業者でも処分ができます。
4品目の処分料金はおおよそ一点あたり5千~8千円ほど。処分料はかかりますが運送業者に依頼すると引っ越し前日まで普通に使えます。
賃貸物件でもエアコン設置済みの物件は増えてます
エアコンの移設は取り外しと取付け作業が必要です。室外機の設置方法や配管の仕方によって料金も違いかなり高額になることも。
入居時の契約にもよりますが比較的新しいエアコンなら残したまま退去できるケースもあります。不動産会社(大家さん)に事前に相談してみましょう。
照明器具の処分
使っていない/使わないシーリング照明があれば粗大ゴミです。
不要な照明器具の粗大ごみの処分料は200円です。ランプは燃やせないゴミです。
ガスコンロの処分
ガスコンロは都市ガス用とプロパンガス用で互換性がありません。
運送業者によってガスコンロの取り外し・取り付けが有料の場合もあるので確認は必要です。
自分でも取り外し取付けはできます。ゴムホースと金属バンドは新調したいですね。
転居してからガスコンロを買うなら古いコンロも梱包して新居に搬入です。家電量販店などでガスコンロを購入すると持ち込んだ古いガスコンロを無料で引き取ってくれます。梱包してあると楽に運べます。
次ページはバイクのトランクルームの利用やバイクの売却。そして引っ越し作業で役立つヒントも。