10月下旬、蔵王の紅葉が見頃という情報で2泊3日の東北ツーリングに出発することに。
早朝5時、まだ暗い住宅地を出発。
気温は前日に比べてかなり低くなりました。大泉ICから外環道に乗り東北自動車道を北上です。
最初の休憩の羽生PAではまだ6時半なので影が長い。
東北の紅葉を巡り郷土料理や温泉も堪能しようという欲張りな計画です。行って見たい場所がたくさんあります。
高速料金は範囲内乗り降り自由のツーリングプラン「東北道・常磐道ワイド(2泊3日)」です。
東北自動車道をひたすら北上。那須黒磯サービスエリアは快晴!
天気予報通りなら燃えるような紅葉と秋の青空のコントラストが期待できます。
SAには白河ラーメンも。
急ぎでなければ次の白河ICで降りて白河駅や新白河駅周辺の本場の名店がおすすめ。再度高速に乗る時は北上するなら白河中央スマートICが便利です。
東北自動車道を白石ICで降りて蔵王エコーラインに入る前にコンビニコーヒーで休憩です。
蔵王エコーラインは渋滞もなくスムーズ。ただ御釜手前あたりから厚い雲が見えます。標高は蔵王の標高1841mより少し低いくらいです。
有料の蔵王ハイラインを上がると周囲は霧で真っ白。気温も急低下。
山頂レストハウスです。
駐車場の人に尋ねたら今朝初冠雪だったそうです。
雲は流れていて時々青空が見える時もあります。
御釜展望台の後ろ側にある蔵王苅田嶺神社です。
瞬間、雲が切れると真っ白な風景と神社が浮かび上がりました。
あらゆる木々が霧氷してます。
眼下に御釜が見える場所に来ても霧というか雲の中という感じ。
レストハウスに戻ってしばらく天候の回復を待ちます。
ときどき雲が切れて日が差すので再び展望台へ。
すると幻想的な御釜を見れました。観光客も歓声を上げています。
午後2時すぎ。
気温もさらに下がりそうなので撤収です。蔵王エコーラインを下ります。
蔵王苅田リフトの駐車場の奥の斜面にも白い木々が。
蔵王は樹氷で有名ですがこの霧氷もインパクトありますね。
予定では蔵王の次は面白山の紅葉渓谷です。
でもこの天候なので山深い渓谷も無理かもしれないと思い山形駅の近くに予約したホテルに向かいます。
ホテルまで1時間ちょっとで到着。市内は晴天で蔵王と大違いです。
ホテル脇にバイクを仮置きしてチェックインです。バイクを指定された場所に停めれば初日は無事終了。後は天然温泉に入って山形の夕食!...のはずでした。
バイクにキーを差したらメーターパネルの液晶が弱々しく点滅したりします。セルモーターは回る気配もなく液晶も消えてしまいます。
えっっ!です。10分前まで快調に走っていたんですから。
原因はバッテリーと断定はできませんがバッテリーなら直してツーリングを再開できそうです。
ここからせわしくなりました。
新品バッテリーを買い自分で交換すれば解決!?するかも。
ただし初の山形市。ホテルフロントに聞いてみると車・バイク用品店は徒歩圏内にはないそうです。
気持ち的には濃霧が漂います。
客室でツーリングに使いやすいA4ノートPCを立ち上げバイク販売店やガソリンスタンド探しです。
日曜日の午後4時すぎです。周辺の小規模なバイク販売店は日曜休業が多いし午後6時には閉まってしまうでしょう。
タクシーでも行ける範囲まで検索を広げました。
大手バイク販売店、イエローハットやガソリンスタンドなど7,8店に電話しましたがバッテリー在庫はほぼなし。
イエローハットだと以前は在庫していた店舗もあったそうです(残念)
バイク販売店でさえバッテリーは交換の都度メーカーに発注するそうです。種類が多いし在庫すると充電の作業に手間がかかるんですね。
山形市の日暮れは早いし。
このリアでのバッテリー購入は無理そうな事とバッテリー事情を理解できました。
すでに午後7時。
バイク保険会社にバッテリー上がり対応を依頼。間もなくしてロードサービスの方から連絡です。
ただ問題が。エンジンを始動しても寒い山形に弱ったバッテリーで一晩停めたら再び上がってしまう。
二度目のバッテリー上がり対応は有料です。翌朝にしました。
夜9時近くです。近くの屋台街で山形牛の牛すじ鍋と芋煮で遅い夕食です。
翌月曜日、朝食前にバイク保険会社に連絡。9時前にロードサービス到着です。
ブースターケーブルをつなげただけで液晶パネルが元通り!セルスイッチで一発始動!
これで福島市内の大手バイク用品店に行けばなんとかなりそうだ...と妙に安心したのも束の間。
ブースターケーブルを外すと即エンジン停止!
始動したエンジンを5分くらい回しても同じ。なぜ止まってしまうんだろう。
ロードサービスの人も古いバイクじゃないのにオルタネーター(発電機)が故障したんだろうかと不思議顔。
ここでレッカーサービスの依頼と紅葉ツーリングの終了が決定しました。
逆になぜかスッキリ。ただしすべき仕事はまだあります。
バイクを修理してもらえるバイク販売店を見つけることです。レッカーが保険でカバーできる移動距離は150キロ。
ノートPCを立ち上げその範囲で探して電話してみました。
隣の宮城県仙台にある2りんかんの2店舗のうち泉2りんかんが対応可能ということで受け入れてくれました。
大きな店舗でも整備士が足りないと突然の修理依頼は受けられません。
朝10時すぎ。
ロードサービスのレッカー車到着です。
MT-25は仙台に向けて出発しました。
バッテリー上がり対応とレッカーサービスの費用は保険でカバーされました。
ちなみに私の場合は山形市から東京までの帰宅のための新幹線代も保険でカバーされました。(アクサのバイク保険です)
バイクを送り出したらすることがありません。気分を変えて市内観光に。(市内観光は「おまけ編」に。徒歩の観光が楽しい山形です)
今考えるとバッテリーが上がった場所がホテルでラッキーです。
寒い蔵王エコーラインの途中だったら凍えてしまうし、スマホでレッカーを受け入れてもらえる店舗を探せたかどうか。
バイク保険のありがたさも実感です。
あるあるですが納車後に慣れないバイクで立ちゴケしてレバーやペダルを折ってしまうことも。バイク保険に未加入だとレッカーの手配は実費。修理に加えてレッカー代なんて痛すぎますよね。
信用できるバイク保険会社は限られます。バイク販売店でも申し込めますが初めてならこのサイトを使ってみても便利です。
あなたに最適のバイク保険見つかります!!◇保険の窓口インズウェブ◇
後編は仙台市の泉2りんかんにバイクを受け取りに往復したことと有名な観光地、松島の様子をまとめる予定です。