今回は日常の買い物だけでなく旅行先でも使い勝手がよい流通系キャッシュレスカード(クレジットカード・電子マネー)を調べてみました。
地元で買い物をする時はスーパーでもショッピングセンターでもだいたい店舗が決まっているのでポイント還元があり会員割引価格になったりするクレカと電子マネー一体型のキャッシュレスカードを使っています。
でも旅行先で買い物をしたり飲食した時の支払いは一般のクレカや現金で支払っていることが多いんです。
旅行先で現金を使う理由とは?
地方を旅行すると首都圏ではどこにでもある総合スーパーやディスカウントストアを見かけなくなります。
私は神奈川住みで西友やイトーヨーカドーも使うことが多いのですがローカルではほぼ使ったことがありません。
調べてみるとスーパー店舗数で西友は東京が一番多くて77店舗もあります。
ところが人口比にすると最も西友が多い県は意外にも長野県です。2位が福岡、3位が宮城そして東京は4位でした。
埼玉や神奈川も西友は多いのですが人口比だと店舗数は長野の半分以下。西友は県によって店舗数の偏りが大きいんです。イトーヨーカドーも首都圏には多くて地方には少ない。
(実は調べるまで両スーパーとも全国にたくさんあるんだろうと思い込んでました)
他に首都圏だとサミットやOKストアも店舗が多い。高級食材を扱う成城石井も東京中心です。でもどれもローカルではほとんど見かけません。
西友でも成城石井でも日常的に使うならそのチェーンのキャッシュレスカードを持っていればポイントがどんどんたまりますがローカルでは使う機会がなく現金払いが増えてしまいます。
流通業各社が発行するキャッシュレスカードはどこもポイント還元が高め。
クレジットカードと電子マネーが一体化したタイプが多くなって、小売店での還元ポイントとカード会社のポイントがダブルで付いたりします。
それと最近よく見かけるのが商品棚のプライスタグの割引表示です。
一瞬本体価格550円で買えるのかと思ったら会員ではない(店舗発行のキャッシュレスカードを持っていない)ので565円で税込610円です。
ポイント還元の大きい商品もあります。
△△カードがあれば30ポイント還元。支払い額は同じでも△△カードなら1ポイント1円の還元として30円もお得。
ここ数年、旅行中にいろいろなもの購入してました。
例えば家族旅行からソロキャンプまで含めると年に10回以上旅行していて宿泊日数は計25泊くらいです。
ホテル宿泊料金を別にしても旅先での飲食や買い物など年間で数十万円くらい使っていました。
旅の途中で特産品やお土産などを買う時は大型のショッピングセンターにも行きます。地元産のワインや焼酎、日本酒など少し贅沢な一品を買うことも。
グループ旅行だと一室に集まって酒盛り用のお酒を買い込んでしまいます。
キャンプに行く途中に木炭を買いに入ったドン・キホーテでも、炭火焼きに向いた小型の焚火台を見つけて衝動買いしたこともあります。
キャッシュレスカードの種類や特典をいろいろな媒体でチェックしてみました。
クレカなら年会費の有無や新規会員ボーナスポイント、還元率や付帯する保険など。(ほとんどのクレカは年会費無料です)
電子マネーもポイント還元やチャージ方法の違いやポイントが溜まる飲食店チェーンや衣料ブランド店などがびっしり書かれています。
ただ、自分が知りたいのは日常使いでも旅行先でも使いやすいキャッシュレスカードはどれかということ。
もちろんそんな都合の良い情報が見つかるわけもありません。
そこで自分で調べることにしました。
首都圏にあるスーパーやSC、ディスカウントストアの店舗は旅行先にはどのくらいあるのかです。
首都圏からクルマやバイクで週末、GW、夏休みに1泊~3泊以内で行ける旅行範囲を調べました。
その範囲は高速道路事情や観光の目的から大きく3エリアに分かれると思います。東北、甲信越、東海の3エリアです。
長期休暇なら北海道にも行けるので4エリアに分けて調べてみました。
それぞれのエリアの範囲はちょうど高速道路会社のNEXCO各社が販売しているエリア内高速道路乗り降り自由の割引プランの範囲とも重なってます。
エリア別・県別のスーパー・SCなどの店舗数*1
(店舗数は流通各社のHPに記載された2021~2022年のデータを参考。毎年新規出店・閉店もあるので店舗数は前後してます)
首都圏でよく目にするスーパー、総合スーパー、SC、大型小売店の系列毎の店舗数です。ほとんどの人が使ったことがある店舗だと思います。
まずは首都圏エリアの店舗数*2です。
スーパーの店舗数が多いイオン*3はショッピングセンターやモールも全国的に展開していてさすが日本最大の小売業です。
東北エリア。クルマ・バイクなら往復のメインルートは東北自動車道です。
イオン系が特に多いエリアです。
甲信越エリア。中央自動車道・上信越自動車道で移動するエリアです。
長野には西友の店舗が一番多く突出してます。
東海エリア。東名も新東名も使えるエリアです。
静岡にはイオン系のマックスバリューの店舗数が多い。
ユニー系は愛知が本拠地なので県別ではトップになってます。
ユニー系とドン・キホーテはPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)傘下で同じ系列です。
北海道です。
北海道で売り上げ1位はイオン北海道で数年前にマックスバリュー北海道が傘下になっています。2位がコープさっぽろ、3位がラルズです。2位3位は首都圏に店舗がないので載せていません。
各エリア・県別の店舗数を見てきました。
首都圏で店舗数が多いイオンは全国的にもスーパー・ショッピングセンターが多いことがわかりました。イオンスタイルなど最新の店舗は内装もシックで落ち着いた雰囲気です。
WAONポイントが2倍になるイオンカードを全国で使えるので旅行でも仕事でも忘れずに持って行きたいカードです。
首都圏にあるイオン系列の小型店舗「まいばすけっと」も商店街に多いので仕事帰りの買い物でもイオンカードが使えます。
ネット申し込みならWeb限定ポイントの還元が大きい。期間限定なのでこの機会に作っておけば春休みの旅行シーズンに間に合います。
ユニー系のピアゴ/アピタは中部東海に多い総合スーパー/ショッピングセンター型の店舗で神奈川にも展開しています。
以前はユニーというスーパーがありましたが現在はピアゴまたはアピタブランドがメインです。
ユニー系もmajica(クレカ・電子マネー一体型)を使えるのでmajicaさえあればポイントを逃しません。
ドン・キホーテは改めて説明は不要だと思うくらい人気があります。
スマホ関連や各種デバイスなどの商品の種類も多く女性向けのビューティ・コスメも充実してます。個人的にはアルコール類の種類が豊富で安いので月に1度か2度くらいクルマでまとめ買いに行きます。
旅先にMEGAドン・キホーテがあるとぐるっと店内を見て回りたくなります。
ローカルの店舗でも閉店時間が午前2時という店舗が多いんです。旅行先のホテルへの到着が遅くなっても買い物が出来るのは嬉しいですね。
ドン・キホーテも日本全国に展開しているのでmajicaは是非持っておきたい一枚です。
スマートフォンにmajicaアプリを登録しておくとポイントが2倍になります。
旅行だけでなく仕事で毎月出張する県やエリアが決まっている人もいると思います。短期でも繰り返しの出張ならその県やエリアに強い流通系のキャッシュレスカードを作ってしまえば安心ですね。
*1 店舗数は流通各社のHPに記載された2021~2022年のデータを参考。毎年新規出店・閉店もあるので店舗数は前後してます。
*2 コンビニは店舗数に入っていません。イオン系の「まいばすけっと」は首都圏中心で旅行先エリアに店舗がないので入っていません。同様に首都圏出店がメインのサミットや成城石井など、それと東急や京急など鉄道沿線のスーパーも旅行先エリアにはないので入っていません。
*3 イオンショッピングセンター(SC)内にイオンスーパーが入っている場所はSCとスーパーで2店舗ではなく1店舗とカウントしなおしてます。