ETC割引でツーリング(後編) バイク旅に役立つ周遊プランや二輪車定率割引 

更新日:

 

実は平日でも二輪車定率割引が使える!?

C-NEXCOの申し込み画面で選べる出発日は土日祝のみです。

ガイドを読むと金曜日に高速に乗って高速道路を降りずに走行し日付が変わった土曜日に高速を降りても適用されます。

同様に日曜日のうちに高速に乗って月曜日に降りても適用されます。
(日時判定の仕組みが休日割引や深夜割引と同じですね)

申し込み画面で選ぶ出発日は、金曜日→土曜日の走行なら土曜日を選択します。 日曜日→月曜日なら日曜日を選択します。

金曜夕方出発で夜の走行で時間節約

土日の二日間を使って日本海沿いにツーリングに行く場合、東京を土曜の早朝に出発すると新潟・上越に着くのはお昼前後です。

練馬ICから上越ICまで287キロ走行した後に連続して下道ツーリングは体力的にちょっときつい。

でも金曜日夕方に仕事を終えてすぐに練馬ICから高速道路に乗れば深夜に上越に到着しホテルに前泊できます。

上越ICを降りる時間が午前0時を過ぎれば二輪車定率割引適用でETC通常料金より2,030円割引です。

大きなSAには24時間営業のフードコートやコンビニがあるので単調な夜間走行の気休めになります。(SA・PA探しはハイウェイウォーカーが便利)

前泊できれば翌朝からのツーリングにも余裕ができます。

クルマキャンパーだと土曜か祝日の前日に高速に乗りサービスエリアで車中泊。翌休日にICを降りれば休日割引適用です。

バイクだとSAに休憩できる施設がない限りはちょっと無理。

バイク旅のスタイルに合うETC割引プラン

前編~後編で一通りのETC割引プランを見てきました。ツーリングの目的や楽しみ方、出発する曜日も旅の期間もライダーそれぞれです。

さまざまな旅のスタイルに合いそうなETC割引の例を挙げてみました。

1泊2日ツーリングで観光地をたくさん巡る

➡全国のツーリングプラン(平日・土日祝とも)

平日・土日祝に関係なく乗り降り自由の高速道路を有効に使って観光地を廻れます。プランの適用範囲の境界のインターチェンジ名だけ覚えておけば料金を気にせず気軽に走れます。
寄ってみたい観光スポットもその日の天候次第。見晴らしの良い峠だったり、街道沿いの宿場町を走ったりと。

タンデムで北アルプスツーリング1泊~2泊

➡信州まつもと共通宿泊商品券付ドライブプラン
「速旅」のドライブプランで宿泊券が1万円分ついています。

宿泊条件が1部屋2名以上になっているのでタンデムがぴったり。高速料金の割引も付いています。(上高地や松本のホテルなど4施設限定です)

長野のホテル泊で諏訪湖から野尻湖まで

➡Royal Hotel 長野 宿泊商品券付ドライブプラン
こちらもタンデム利用です。1部屋2名以上利用の宿泊券が1万円分付いていて諏訪湖から野尻湖までのエリアは高速道路乗り降り自由。

夏の高原で1泊~2泊でのんびりキャンプ

➡全国のツーリングプラン(平日・土日祝とも)
➡二輪車定率割引(遠距離の土日祝)

キャンプ地でゆっくり過ごすので高速道路は乗り降り自由よりも単に自宅とキャンプサイトの往復なので二輪車定率割も候補に。
同じ理由で目的が秘境の温泉にのんびり宿泊といった場合も単純に往復だけの高速道路なので二輪車定率割引かツーリングプラン。

平日走行ならツーリングプラン一択ですね。

二日続けて日帰りツーリング

➡ツーリングプラン(平日・土日祝とも)

首都圏では中央道・東名コースミニとワイドは首都圏も乗り降り自由のエリアに含まれるので首都圏のライダーには連日の日帰りツーリングでも料金は変わりません。
関越道・東北道コースも練馬ICと草加ICが乗り降り自由のエリアに入っていて日帰りツーリングに向いてますね。

ツーリングプランと二輪車定率割引を連続使用

➡中京圏 伊勢道コース(二日間)

首都圏からは距離がある愛知・三重・京都がツーリングプランエリアなので2泊または3泊で二輪車定率割引との連続使用も。

乗り降り自由のエリアで最も近いICは名古屋です。
伊勢神宮も京都も乗り降り自由のエリアです。

二輪車定率割引適用が土日祝なので2泊~3泊して東京~名古屋間の走行が土日や祝日になれば(年に数回しかない日程ですが)東京~名古屋は二輪定率割引が使えます。

愛知・三重・京都では乗り降り自由の中京圏 伊勢道コースを申し込むと高速料金はかなり節約できます。

往路と帰路それぞれ名古屋で1泊してツーリングプラン中の1泊を合わせて3泊4日。

往路を祝日前日の平日出発にして豊田上郷SA(下り)にあるファーストラウンジ豊田上郷に宿泊すると翌日が祝日なので平日出発も可能。
(ここはホテルではなく簡易宿泊施設に近い)

 

ETC通常料金と休日割引・深夜割引の料金の違いを比べたい時はドラぷらの料金検索で日時設定を変えて検索します。(ツーリングプランや二輪車定率割の料金はこの検索では表示されません)

ツーリングプランを申し込んで走行していてもETC出口料金所の料金表示はETC割引の料金が表示されます。ただし実際にはツーリングプランの料金が後日課金されます。

ツーリング途中のホテル予約

バイクソロツーリングだと宿泊の予約は前日や当日ということもあると思います。
ツーリングが天候にも左右されてしまうバイク旅はドラ割の宿泊セットのプランはどうしても使いづらい。ホテル予約は使い慣れた旅行会社の予約サイトを使うことになりますね。

ローカルエリアで当日の宿泊施設を探すには観光案内所や観光サービスセンターもおススメです。

ホテル予約サイトではわかりづらい地元の宿泊施設や旬の料理が食べれる宿もあったりします。案内所は夕方には閉まってしまうので昼間のうちに訪れたい。

○●イオンNEXCO中日本カードの詳細・カードお申込みはこちら●○

申し込んだプランのキャンセル

高速道路料金が割引になるツーリングプランや周遊プランという商品は申し込んで高速道路に乗らなければ後日、自動的にキャンセルされて料金は発生しません。

ただしうっかりしたことでプラン料金がETCカードに課金される可能性があるのでキャンセルの処理を忘れずに。(キャンセル料金はかからず処理も簡単です)

プラン料金が課金される可能性とは

長野県に行くつもりでツーリングプランの首都圏 東名・中央道コースワイド(二日間・料金3900円)を申し込んだけどツーリング自体を取りやめた場合などです。

キャンセルしていなければその二日間は利用可能期間のままです。

この二日間に対象エリア内の高速道路(例えば、横浜町田IC↔横浜青葉ICというETC料金330円)のひと区間でも走行すれば料金3900円がETCカードに課金されます。

イオンカード(WAON一体型)


申し込みプロセスはシンプルにならない

NEXCO各社の「商品」のプランを使うのに利用者側は各社のサイトにETCカード番号や車載器番号を登録しています。

プランがたくさんあるのは嬉しいけど各社のプランを比べるのは結構大変。毎回申し込みをするのも面倒という指摘もあります。

それと宿泊利用券付きのプランは1室2名利用を前提の料金設定が多くソロツーリングには使えません。

軽自動車に自動二輪が含まれる車種区分もバイク用のプランの申し込みが複雑になる原因のようです。

もともと朝夕の渋滞を減らす目的でETC割引の仕組みが出来ていますがバイクの交通量と渋滞との関係性もよくわかりません。

軽自動車枠でなく自動二輪という車種を新設して普通車のETC通常料金の半額(二輪定率割引と同じ)といったように一率で単純な料金体系が望まれます。

システムを構築・管理するNEXCO側にもメリットがあるし利用者側も申し込みの手間がなくなり断然使いやすくなる気がします。

気が向いたらポチっとお願いします。

Donna&Scooter - にほんブログ村

-MT-25とFZS25, 安全・保険, 高速料金やお得な情報
-, , ,

Copyright© Donna & Scooter , 2024 All Rights Reserved.