渋沢栄一ゆかりの地ツーリング 仙石原(神奈川)

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渋沢栄一ゆかりの地ツーリング。今回は箱根仙石原の耕牧舎です。

箱根は首都圏から日帰りツーリング圏内。
有名なすすき草原の仙石原からほど遠くない場所に耕牧舎跡地があります。クルマでは入れないハイキングコースの途中にあるので穴場的なゆかりの地です。

仙石原高原から桃源台まで周囲の景色を楽しみながら耕牧舎があった広いエリアを実感しながらハイキングする感じです。

バイクやクルマの場合はゴールの桃源台に駐車してバスでいったん仙石原高原まで登りそこから桃源台に戻って来るコースになります。

桃源台駅や周辺には有料・無料の駐車場があります。湖尻林間駐車場(有料)はクルマの収容台数も多くバイクは110円なので気軽に停められます。

桃源台発のバスは昼間は15分に1本程度あって15分くらいで「仙石原高原」下車です。

仙石原バス停(A)から桃源台(F)へハイキングルートです。
(A)~(B)間は広い通りで若干登りです。以降は平坦か少し下り傾斜がついた細い道になります。
(A)から(F)までの合計距離は7.5キロくらいです。


(C)のT字路を左折すると(E)までは
林の中かゴルフコースに沿って歩く道で一般車は入れません。

雰囲気も良くのんびり歩けますがゴルフ場からキャディさんの「ファーー」という声が聞こえたらゴルフボールの行方に注意が必要です。

(C)以降は(F)までコンビニや売店がないので桃源台の売店か仙石原高原バス停近くのコンビニで飲み物や軽食を購入しておけば安心です。

(C)~耕牧舎跡(D)の手前までは一部未舗装路もあります。
(D)の耕牧舎跡の近くです。

耕牧舎の運営と仙石原にも屈力した須永伝蔵の碑が右手に見えてきます。

そのすぐ先に耕牧舎跡があります。
周囲は全体的に傾斜地です。周辺のゴルフ場コースも芦ノ湖に向かってなだらかに傾斜しています。

(E)まで歩くと広い周遊道路にぶつかり(F)桃源台まで残り1キロ弱です。
全体的に緩やかなくだり傾斜が多く階段などの段差もないので気軽に歩けます。

渋沢栄一と耕牧舎との関係に触れてみます。まず簡単に箱根・仙石原の歴史です。

地名の由来は戦国時代の小田原城攻めで戦功を上げた仙石氏にちなんだという説やさらに時代を遡り鎌倉時代に源頼朝が「米が千石とれる」と言って地名になったという説などがあるそうです。

関所と言えば箱根関所ですが、仙石村にも江戸時代に仙石原関所が設けられました。現在は跡地に石碑が建てられています。

箱根から御殿場に抜ける箱根裏街道の途中にあったのが仙石村です。

江戸時代の旅人は芦ノ湖はもちろん周囲の山林に立ち入ることはできませんでした。箱根や仙石原の関所を迂回する関所破りを取り締まるためです。

復元された箱根関所です。

関所周辺や旧街道沿の村には「守り村」という役割が課せられ関所破りの監視と報告を義務付けられていたそうです。

関所の遠見番所がある高台からは街道と芦ノ湖を見渡せます。

明治になり関所は廃止され広い仙石原には県の牧畜試験場の用地が確保されました。火山灰が堆積した箱根は農作物には向かない土壌でした。

ここで渋沢栄一の年譜です。

当時、40歳手前だった渋沢栄一は益田孝(初代三井物産社長)らと仙石原の県の用地の払い下げを受け明治12(1879)年に耕牧舎を設立しました。明治13(1880)年に牧畜が始まり運営は栄一の従弟・須永伝蔵が行いました。

牛乳やバターなどの乳製品が生産され箱根の温泉宿やホテル、沼津の御用邸などに納められ耕牧舎の経営も徐々に上向いたことが記録に残っています。

当時の耕牧舎の地図は見つからなかったのですが、耕牧舎跡は大箱根カントリークラブや箱根カントリー倶楽部といった広いゴルフ場に囲まれています。相当ひろい地域が耕牧舎の牧地だったと思われます。

 

明治38(1905)年に須永伝蔵が死去し耕牧舎は事業継続が困難となり廃止されます。栄一らは多くの土地を仙石村に寄付したり資産を整理して残った土地は、分譲地開発や観光事業に使われ仙石原の開発が進んだようです。

仙石原地所(株)と箱根温泉供給(株)が設立されたのもこの頃です。姥子に加え大涌谷からも仙石原に引湯が始まりました。現在も大涌谷の源泉が仙石原の温泉宿に使われています。

渋沢栄一は昭和6(1931)年11月11日に永眠しました。実は栄一が須永伝蔵の記念碑の碑文を書き記したのは亡くなる4ヶ月前の昭和6年7月のことだったそうです。

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