日本オートキャンプ協会によるとキャンプ人口は2015年から毎年増加しているそうです。
さすがに2020年はコロナ禍で大人数のキャンプが禁止になったりキャンパーの数を制限したキャンプ場も多かったので減少ですね。
ソロキャンプはゆるキャン△人気もあってむしろ増加?かも。
自分も以前はデイキャンプ含めて年に1、2回程度のにわかキャンパーでしたがバイクツーリングを始めてからキャンプ機会が増えました。
キャンプ回数が増えて気付いたのがコレ。
使用済み乾電池が急増したことです。
なぜ廃棄乾電池が増えるのか?
私の場合は、ずばりランタンやヘッドランプ類です。
2年前はメインランタンに大容量リチウムイオンバッテリー内臓の充電式LEDランタンを使っていました。
照度は十分で給電も出来て乾電池は不要です。
でも数回使ったらLEDが点灯せず故障。似たようなタイプでも充電できなくなってしまうトラブルも。(基盤やハンダの品質が悪いのかどうか不明ですがソロの時はバイクに積んでいるので振動が影響したかも知れません)
それからは充電式LEDランタンはやめて乾電池式だけです。
小型のLEDランタンの点灯時間は通常12~20時間程度。照度が強だと5~8時間のものも。ファミリーキャンプだとヘッドランプやハンドライトの数も増えるので使用する乾電池の本数も増えます。
ポータブルラジオも乾電池です。
結局キャンプ中に使用している単三・単四乾電池の数はソロだと15本位、ファミリーだと20本位でしょうか。
アルカリ乾電池はネットでまとめ買いすると安く購入できるので価格はあまり気になりません。100円ショップには4本で110円のものも(メーカー不明でアルカリではなくマンガン電池?)
*アルカリ乾電池は出力が大きいランプやモーターに向いていてマンガン乾電池は時計などに向いてます。
コンビニも以前より種類が増えて安価な電池を置いている店もあります。
家庭で使っている乾電池も結構多い
PCのマウスや時計類も乾電池です。
TVやエアコンのリモコンも年に1回くらい交換してる気がします。血圧計や測定機器も毎日使うと年に1~2回は乾電池交換です。
デジタルカメラや子供の玩具なども頻繁に使うと消費する乾電池も増えます。
我が家ではキャンプで使う乾電池と合わせると1年間で50本~60本使ってます。3年間だと150本~180本購入してその分廃棄しているわけです。
実は充電池+充電器を使うとコスパも良くて廃棄乾電池も激減します。
年間50本の乾電池を購入している家庭なら充電池+充電器に替えるとだいたい2年半以内に購入コストがペイできると思います。60本以上購入しているなら2年くらいです。
ざっくりと節約額を計算
購入する乾電池の本数で一年の節約額がだいたいわかります。
アルカリ乾電池の単価は税込み60円で計算しました。
量販店で日本メーカーのものだと単三形・単四形は12本セットが多く1本あたりの価格は60円前後です。
ネット購入でブランドにこだわらずに100本セットとか物凄く安いですね。
(同じ単三形乾電池でもメーカーによって電池容量や使用推奨期限は異なっていたりします)
我が家で1年間に消費する乾電池の本数(単一形は除く)
キャンプ用ランタン等30本
リモコン類 4本
時計類 4本
血圧計 8本
自転車用ライト 6本
IT機器 4本
その他 4本
合計 60本
乾電池単価60円x60本=3,600円
(5年なら300本で21,600円)←18,000円
使い捨ての乾電池から繰り返し使える充電池に替えればこの金額が節約できて廃棄する乾電池もなくなります。
購入した充電池と急速充電器はエネループ(パナソニック)
充電器本体は日本のメーカーがおすすめ。(長時間の充電は充電器本体が意外に高温になることと何年も使うので海外メーカーは少し心配)
今回アマゾンで購入した急速充電器です。
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標準充電器だと少し安くなります。
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充電器と一緒に注文した単三形充電池です。
(電池容量が大きいタイプもある)
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届いたばかりの単三形充電池の充電状態です。充電器に差し込むとインジケーターが黄色です。(この充電池の電池容量は1900mAh)
黄色だと充電量20%~80%です。単四形4本の同時充電なので1~2時間以内に充電完了すればOKだと思ってました。
すると5分で緑色に。
80%以上充電状態です。(もともと80%近くまで充電されていたのかも)充電が完了すればインジケーターが消えます。
アマゾンブランドのニッケル水素充電池
キャンプでは多くの乾電池を使うし自宅で使う乾電池も充電池に交換したいので予備も含めてアマゾンブランドのニッケル水素電池の単三形・単四形を8本づつ購入。
アマゾンブランドはエネループよりかなり安くなります。
(充電回数はエネループ充電池の約半分です)
*パナソニック充電器の説明書には指定する充電池以外は使用しないように書かれてます。
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こちらも充電池の充電状態チェックです。
インジケーターは赤色です。
充電状態は約20%以下です。これなら80%以上まで1時間くらいはかかるだろうと思っていたらすぐさま黄色に変化。
10分後には緑色に変化。
さすがパナソニックの急速充電器! と言い切れるような比較はしていませんが予想以上にスムーズな充電です。
(充電時間は急速・標準の違いや充電池も種類によって電池容量が違うので比較が難しい)
これからは充電池を繰り返し使えます。乾電池を購入することがないので廃棄乾電池もなくなります。
いままでキャンプでは乾電池の本数が多い大型ランタンは使いづらかったのですが、今後は予備の充電池を持って行けば気兼ねなく使えそうです。
クルマでキャンプや旅行に行く時も100Vのアクセサリーコンセントが装備されていれば移動中に充電できます。(USBポートが使えるタイプの充電器もあります)
国内外の旅行やリモートワークでも
数日~長期間とリモートワークする時にも使えそうです。充電器本体は120グラムと軽いので充電器を持って行っても良いし、充電済みの充電池を数本持って行けば十分足ります。
海外でも使えます。
充電器の定格入力はAC100V~240Vで海外でもOKです。(コンセント形状が違いプラグが合わない国はアダプターが必要)
出張や旅行で海外にいても充電器と予備の充電池さえあれば電池切れの心配はなくなるし、慣れない旅先で乾電池を買う手間も省けますね。
最後に充電池(ニッケル水素電池)の寿命についてです。
アルカリ乾電池やマンガン乾電池には使用推奨期限がプリントもしくは刻印されてます。こんな感じです。
乾電池によって使用推奨期限が違いますが3年~10年と意外に長いんですね。普段は購入してすぐに使ってしまうので気が付きませんでした。
エネループのような充電池には使用推奨期限が書かれていません。充電のサイクル回数(約2100回)が目安になります。
スマホが出る前の携帯電話はバッテリーを使い切ってから充電したほうが良いという話もありましたが、ニッケル水素電池は使い切る前に充電した方が長持ちするようです。(サイクル回数2100回なので仮に3日に一回充電ならなんと17年!?)
充電池の性能が低下(充電に時間がかかり過ぎる・すぐに放電してしまうなど)したら寿命という感じです。