キャンプで使う円形のクッカーです。
お皿を重ねて入れたりシェラカップも入れてもコンパクトで重宝してます。
キャンプツーリングに行く時は使うクッカーを選んで伸縮ゴムベルトで押さえてます。
100円ショップのベルトはキャンプ用品の収納にいろいろ便利ですね。
ただスチール製で円形のクッカーは滑りやすくてズレたりします。ゴムだと劣化して切れることも。
今回は本革の端切れを使ってしっかり固定できるクッカー用のベルトを作ってみます。柔らかめの革です。
いつものようにカレンダーの裏紙で型紙から作ります。ベルトのイメージとしてはこんな感じです。
クッカー本体に紙をセロテープで貼って大まかなサイズの型紙を作ります。
折り曲げる位置に本体のラウンドに合わせて型紙に曲線を引きます。
ここはクロスステッチで革をつなぎます。
表面と裏面と側面の型紙ができました。
銀面に粗裁ちのラインを引きます。
革のストックに余裕があればパーツの向きを革が伸びにくい方向に揃えたいのですが端切れ革の余りを使うので方向はバラバラです。
クッカーの裏側が1点、側面が2点、表側が2点の合計5点です。
端切れ革でも使いづらい部分を抜いた感じです。
直線のヘリは菱目を打って普通に縫います。
ラウンドを付けた部分はクロスステッチで縫い合わせます。そのため縫い合わせる場所は両側を8穴で統一しました。
(穴の数を同じにしないとキレイにクロスできない)
自作のポニーでさくさくと縫っていきます。
始めた頃よりは縫い作業に慣れて来ましたが柔らかい革はキレイな直線にならないのが悩み。
革同士の縫い合わせ部分です。
初めてのクロスステッチなのに曲線をステッチするところが初心者ですね。
真っすぐに裁断しましたがクロスステッチで縫った個所が少し広がってます。
革包丁ではみ出た個所を整えてコバ磨きです。
コバ磨きが終わったらベルトを本体に巻いて長さをチェック。
丁度良い部分にばねホックを取り付けました。
クロスステッチの部分もOKですね。(いつもOKにしちゃってます)
完成です。
強く引っ張ると革が伸びますがクロスステッチの部分がクッカー本体の曲線にフィットするのでしっかりホールドしてます。
ばねホックを開ける時に指を引っかける部分だけヘリを漉いてヘリを返してます。
同色の革でさまざまなキャンプ用品のカバーを作ってみるといつの間にかアウトドア感というかワイルドな印象になってきました。