グリップが細めのハンマー2本に革を巻いてみました。
一本はレザークラフトで使うプラスチックハンマー。もう一本はキャンプでペグ打ちに使っているハンマーです。
(100円ショップで買ったトンカチです)
柔らかい端切れの革でさくさくと作ってみます。床面やコバの処理も不要だと思いました。
巻く革はハンマーのグリップの長さより少し長く裁断しました。
末端にはハトメを付け、革を縫い合わせるのはキャンプで使うロープです。
径の大きいポンチで穴あけしてます。
グリップの後端の部分は少し余らせる長さでV字型に切ってます。
V字の両端にはハトメを打ちます。
最後にカラビナをこのハトメに通します。
開けた穴に靴紐のようにロープを通しました。グリップのエンドからトップに向けて通してます。
ロープの末端の処理です。
結び目が緩みやすいのと握ったときに結び目が気になります。ライターで炙ってハンマーで軽く叩いて潰しました。
結び目が平たくなり余った部分はカットできてすっきりします。
カラビナをハトメに通して完成です。
握りやすくなりましたが素手でハンマーを握ってみると巻いたロープが意外に硬く感じます。
プラスチックハンマーのグリップに取り掛かります。こちらも糸で縫うのではなく革ひもで縛るだけです。
材料は革だけです。
端切れ革をカッターで細く切り(長さ80センチ)机のへりとか、硬い角がある部分でしごくように伸ばし切った方が縛り易くなります。
グリップエンドが少し太いので革のカットはエンドに向かって少し広げてます。
さきほどと同じように革の両サイドにポンチで穴を開けて革ひもを通して締めます。
完成です。
レザークラフトで使うプラスチックハンマーは素手で握るので革のカバーをしてみるとしっくりきました。ひもの部分も革ひもの方が手に馴染む感じです。
以上、「革工芸⑥ ハンマーの硬いグリップに柔らかい革を巻いてみた」でした。