レザークラフトで小物を作ってみると裁断して使えなくなった切れ端が出てきます。捨てるしかありませんが、カシメ・ホック類の試し打ちの革に使ったりしてます。
こういう切れ端が増えてきてからレザークラフトの販売サイトで見つけたのが革を使ったキーホルダーやファスナーの引手です。
自宅にあるバッグやアウターのファスナーの引手をいくつか切れ端で作り直してみました。
レザーコートのファスナー引手。
コート自体はかなり以前に購入しましたが本革のコートは長持ちします。でもファスナーの金具についた引手は擦り切れそうでした。
ここは黒色の革の切れ端で引手を作り直します。
金具が小さいので革を細く切って使います。
長さは8センチ、幅は1.5センチ程度。
カシメを打とうと思っても手持ちのカシメはギリギリ打てない。(ファスナー自体を外せないのでカシメを打つのも面倒)
ここはボンドのG17で接着です。金具に革を通してG17を塗りクリップでずれないように押さえました。
乾燥時間は30分です。この革はもっと早く固着してました。
ファスナーが使い易くなり見た目もスッキリしてます。
道具はカッターと接着剤のみ。
実作業時間は5分くらいでした。
スクーターに積んでいるマイバッグの引手の革が傷んでしまいました。ファスナーの金具に革ひもを結んでいましたが片方は抜け落ちてます。
バッグには同じファスナーが3カ所。同じ大きさに3枚切り出しました。
革包丁で切断です。
革工芸のスターターキットがあれば誰でも簡単につくれます。
革に穴を開け金具に通してからカシメを打ちました。
完成です。バッグ自体は合皮ですが茶色の本革が合います。
キャンプやバイクツーリングだとグローブをしている時間も多く小さなファスナーだと開閉の時にグローブを外してました。
大きな引手だとグローブをしたままでOKです。
キーホルダーも革製に。合皮やナイロンのパーツは長く使っていると経年変化して傷んできます。本革に取り換えてみたら質感が違いました。
ビニール紐だったキーホルダーも赤い本革の端切れにしました。
革を長細く切ってポンチで穴あけしてばねホックを付けただけです。
カシメておけば革の輪がはずれません。作業時間は10分くらいでした。
Dカンを使って革バンド
Dカンや角カンが便利です。
ツーリングバッグや普通のバッグにもDカンが使われています。
Dカンに革を付けてみました。
長さ15センチ、幅2センチくらいの端切れです。半分に折って電車のつり革のように縫うイメージです。
柔らかい革なので周囲を縫って強度を出しました。
Dカンに通して折り曲げてカシメを打ちました。
小さなパーツでも縫ってコバの処理をすると作業時間は40分くらいかかりました。
(縫いが多いと作業時間はとたんに増えますね)
Dカンをつけたバンドはキーホルダーにもなります。
キャンプだとテントの天井にフックが一つあると便利です。タープポールの先端に差しんでランタンを吊るすのもいいですね。
ネットで牛革生地の購入。今回使った牛革生地は手芸用品店で購入した端切れやネットで購入したセットの端切れの一部です。
革生地の販売店が近くにあれば良いのですが、遠いと交通費も時間もかかるのでネットでの購入もおすすめです。
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革に触れないのがデメリットで格安のセットだと色がおまかせの場合もあります。(初心者の私は革の品質や生産国によるなめし方の違いも分からないので口コミを参考にしてます)
身の回りには思った以上に様々な革製品があって本革を一部使ったカラフルな合皮のバッグも多いです。
色がおまかせでだとしても上手く使えそうな気がします。