前回、人工皮革を本革と勘違いして革小物を作ろうとしたほどレザークラフト初心者です。
今回は黒と赤の本革を組み合わせた配色のキーケースにチャレンジです。
横浜駅東口の横浜ベイクォーターに店舗を構えるユザワヤで材料を調達してみました。
(バイク駐車場への入庫はみなとみらい方面からだけです。くわしくはこちら)
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みなとみらいにスクーターを停める 横浜ベイクォーター
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久しぶりに訪れるとレザークラフトコーナーの売り場面積が狭くなったようです。
以前は様々なサイズ・種類の端切れ革が積んであったのですが、今はキレイに裁断された生地が販売されていました。
銀面(表側)もきれいで上質な革が陳列されてます。(以前は掘り出し物的な良さもあったので無くなったのはちょい残念)
今回はB4サイズくらいの黒と赤の生地を一枚づつ購入。
実際に手にとって色や肌触りを確認できるのが手工芸品店の良いところ。
どちらも税込み858円でした。
キーケースに使うホルダーとバネホックも購入。
ホルダー(3個入り) 税込み440円
ばねホック(20個くらい?)税込み418円
全部で2,574円でした。
帰宅して早速製作にかかります。
練習を兼ねて数点作ってみたので小物の製作は慣れてきました。
今回は外側に黒の革を使い。赤い革を補強とアクセントを兼ねて貼ってみます。
作っておいた型紙に合わせて裁断しました。
(最初にカレンダーの裏紙などで型紙を作って曲げる部分、接着、縫い合わせの部分の確認してます)
もう手順を間違えてしまったことに気が付きました!
裁断の前にトコ面(裏側)の処理です。
大問題ではないのでパーツごとにトコフィニッシュで磨きました。
小さいパーツは磨きにくい。
次は貼り付けてしまうと磨けなくなるパーツのコバを先に磨きます。
薄めの革なので3枚合わせ万力で軽く固定して磨きました。
赤い革にホルダーを取り付けるためにポンチで穴を二か所開けカシメで締めます。
あれっ?
しっかり打っても革とホルダーの間に隙間が。(白の矢印部分)
少しぐらぐらします。商品だったら不良品ですね。薄い革に合うかどうか試しに打ってみるべきでした。
喰切という工具があれば外せるようですが持っていないのでこのまま続けます。
赤い革をすべて接着しました。
接着剤はG17です。木工ボンドよりも早く乾きました。
接着剤が銀面にはみ出さないように丁寧に作業です。
G17の匂いはちょっと苦手です。
次はケースにばねホックを付けます。
ポンチで空ける穴の位置は革を実際に曲げて良さそうな場所に目打ちで印を付けました。
さきほどのカシメと同じ失敗をしないように別の革でばねホックを「カシメ打ち具」で試し打ちです。
上手く打てません。メス部分もオス部分も抜けてしまいます。
ここはグーグル検索で「ばねホックの打ち方」をチェックです。
ガーン。「カシメ打ち具」ではなく「ばねホック打ち具」が必要だと知りました。(先日購入したスターターキットには入っていない工具)
一旦作業を中断です。
アマゾンでばねホック打ち具を探してこちらを注文しました。同梱されているホックのサイズは様々。打ち具のサイズも何種類もあります。
新品価格 |
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注文から二日後に届きました。上の画とはケースの形が少し違います。
写真で取付手順を紹介した説明書が入ってます。
打ち具が手に入ったので作業再開です。
ユザワヤで購入したばねホックを説明書通り別の革に打ってみました。
また上手く打てません。
ばねホックを代えて今回購入したセットに同梱されていたホックにしました。簡単に固定できました。(打ち具とホックのサイズが合っていなかった可能性大)
次は縫い工程です。
菱目を打っていて大問題に気が付きました。
打ったしまったホックの横に縫いしろが無い!
ホックの位置は最後に決めたのですがホックのサイズと縫いしろを確認してませんでした。(最後に大きな失敗!内心かなりショック)
ホックを外す喰切がないのでやはりこのまま菱目打ちを続けます。
段差の菱目打ちです。
赤い革を貼った部分は革が二枚なので段差があります。段差をまたぐように菱目を打ちます。
段差が表側にあれば難なく打てます。
段差が裏側になると見えにくい。同じ革を下に敷いて段差を無くすと打ちやすく菱目も崩れない。(覚えたばかり)
いよいよ縫い工程です。
失敗だらけの感が否めませんが、革製品は縫いが終わると何気に達成感があります。
難関のホック横です。
ホックの真上の菱目が一つ崩れて使えなくなりました。
一つだけなので飛ばして縫います。
(菱目を打たない方が良かった?)
縫い終わったら周囲のコバを磨いて完成です。
サイズはピッタリ。外観はまぁまぁです。
遠目だとホック部分の菱目の壊れはわかりません。
ただ内側の糸は蛇行してます。失敗続きで動揺したのが糸に出てますね。
反省を含めて自己採点してみました。
(100点満点)
・トコ面を磨く前に裁断 マイナス 5点
・カシメの試し打ちをせずに失敗 マイナス10点
・縫いしろにホックを打った マイナス30点
・縫い糸の乱れが目立つ マイナス20点
・サイズはぴったり プラス 5点
結果 40点/100点中
勉強になった事
・ばねホックにはばねホック用の打ち具がある
・カシメ類を外す場合、喰切という道具がある
今回は勘違いや失敗が多すぎでした。
次回はアウターのジャケットやバッグのファスナーの引手を中心にいろいろ作ってみようと思います。