今回はバーグマン200のリヤシートにフィットするアジャスターを自作してみました。
キャンプツーリングに出かける時にはリアシートにテント、寝袋、タープやアルミシートを乗せてます。
バーグマン200はトランクの容量が大きいのでソロキャンプの荷物量ならトップケースを使わずにリアシートとリアキャリアの上に固定することも出来ます。
リアシートは広くて馬の背中のような形状で座り心地は良いのですが、実は大きな荷物は固定しずらい形です。
段ボール箱を乗せてみるとシートに接する底の部分は中央部だけです。ロープでしっかり固定したつもりでも走行風や振動でズレやすいんです。
他社のスクーターはどうかというとヤマハのXMAXやNMAX、ホンダのFORZAやPCXなど、どれもリアシートはフラットに近い形状です。
タンデムバーとシートも近いのでロープの固定も楽です。
バーグマンのリアシートに両サイドを支えるアジャスターがあると荷物を固定しやすくなります。
ラフな感じですがこんなイメージです。白線がアジャスター本体で黄色線がゴム紐です。両サイドのゴム紐の先端にフックを付けてシートの下端にひっかけます。
以前に木材を使ってアジャスターを作った時は丈夫で耐久性はあるのですが加工が大変なのと重量もあるので、今回は軽量のスポンジゴムで再トライです。
実は思ったより簡単で安価に出来ちゃいました。
ホームセンターで購入したスポンジゴムです。超軽量で弾力性があります。ある程度の耐候性もあります。
ホームセンターでスポンジゴム(10mmx200mmx200mm)を2枚購入。ゴム紐はダイソーで購入。
スポンジゴムとありますが触った感じは硬質なスポンジという感じです。耐油性・耐薬品性は✕になってます。(画像クリックで拡大)
ゴム紐の両端に金属のフックをかしめます。ホームセンターならどこにでもあります。
使う材料はこれだけです。
早速作ってみます。
スポンジゴムをカッターでカットします。4枚にカットです。
カットしたサイズ(幅)は65mm,55mm,45mm,35mmです。200mmに収まります。
簡単に切れますがカッターの刃の切れ味が悪いとカット面が凸凹になります。
4枚をいつものボンドG17で接着します。
(スポンジゴムのせいかボンドを塗布すると化学臭が強くなりました。接着作業は屋外の方が安全です)
ゴムひもはダイソーで購入です。幅24mmで長さ3メートルでした。
実際にバーグマンのリアシートに載せてみてスポンジゴムの位置、ゴム紐の長さをチェックです。(ゴム紐は伸ばしてフック掛けするので長さ注意)
位置、長さを決めて2本のゴム紐をスポンジシートの上面に張ったゴム紐に接着します。(スポンジゴム同士の接着は問題ありませんでしたが、スポンジゴムとゴム紐との接着具合は良くありません。)
フックは両端の2本のゴム紐を1本にまとめてカシメます。
ペンチでしっかりと押さえつければ抜けません。
スポンジゴムの強度を増すために上側(ゴムで引っ張られる角部分の補強)と下側(シート表面に押し付けられる部分)にはゴム紐を切ってボンドで貼り付けました。
完成です。
スポンジゴムのアジャスターが出来ました。
ゴム紐先端のフックはタンデムバーではなくシートの下端にひっかけてます。
(シートの下端はこの部分だけ保護用にU字型のゴムを貼っています)
シートもアジャスターも黒色で違和感ありません。
ポールの入ったテントとタープを載せてみます。
左がアジャスターを付ける前で右がアジャスターを付けた後の画像
テントとシートの接触面が倍くらいに広がりましたが暗くて良く見えませんね。
段ボール箱の方が分かり易そうです。
左はアジャスターなし。右はアジャスターあり。
アジャスターがないと段ボール箱の底面の支点はシートの中央部分だけでグラグラしますが、アジャスターを付けると両側にも支点が出来て3点で支えられ安定します。
横から見ると段ボール箱がアジャスターの上にきれいに乗っているのが分かります。
今回購入した材料(税抜価格)
□スポンジゴム
10mmx200mmx200mm
単価190円 2枚 計380円
□ゴム紐
長さ3m幅24mm 1本 100円
□ゴム紐用金具
2個入り (確か)200円くらい
合計 680円(くらい)
スポンジゴムやゴム紐の接着はボンドG17です。
今回のアジャスターはバーグマン200向けです。ここ数年に発売されたスクーターはリアシートがフラットな感じのタイプがほとんどです。
KymcoのG-Dink250はバーグマン200と似たシートなので荷物の固定が不安定ならこのアジャスターが使えるかもしれません。ひと昔前のビッグスクーターも車種によってはリアシートが馬の背状になってます。
以上、「バーグマン200のリアシートアジャスター自作 キャンプ荷物や大きな荷物を積みやすく」でした。