数年ぶりのバンコクです。
来るたびに巨大なショッピングモール/エンターテイメント的な施設が誕生してます。BTS(スカイトレイン)やMRTの路線も延伸していて新駅が出来てます。
今回びっくりしたBTSのスクムビット線がケーハという駅まで伸びていたことです。あと数年もしたら湘南の江ノ電みたいにスカイトレインの車窓からタイランド湾を眺められるかもしれませんね。
BTSはシーロム線も数年前にトンブリーのバンワーまで延伸してます。
BTSの一日乗車券(One Day Pass)
ここまで営業距離が長くなると、観光に使い勝手が良くなるのがBTSの一日乗車券(One Day Pass)です。
価格は130バーツ。始発から当日の24:00までBTS内は乗り放題です。(2019年9月現在)
観光で一日にBTSを何度も利用するなら最初に一日乗車券を購入してしまうのがおすすめです。
BTSの券売機はMRTと違って紙幣が使えません。距離によっては片道50バーツ以上です。往復するなら10バーツ硬貨が10枚以上必要。普段はそんなにたくさんのコインは持ち歩けません。
朝夕は券売機の前も窓口にも列が出来ます。コインがなければ両替のために窓口に並ぶことになります。(券売機が混んでいると窓口でも目的地までのチケットを購入できます)
バンコク中心部のBTSの駅の窓口はこんな感じです。でも一日乗車券を持っていれば改札に券をタッチするだけなので行列にならぶ必要はなくなります。
営業距離が伸びたことで、以前はローカルバスかタクシーでないと行けなかった郊外の観光地もBTSで行けるようになりました。
トンブリーってどんなところ
今日はスクーターではなくBTSの一日乗車券を使う観光です。
まずはトンブリーのウォンウィエンヤイをご紹介します。
ロータリーにあるタクシン王の像です。かつてここにあったトンブリー王朝の象徴ですね。
トンブリー王朝の中心は今の王宮があるエリアとチャオプラヤー川をはさんで反対側にあったようです。ワット・アルン周辺です。古い寺院が多い場所で当時の要塞跡も残っています。
現在の「トンブリー区」で調べると行政区の範囲は狭いですが、バンコク中心部(チャオプラヤー川の東側)から見たチャオプラヤー川の西側の広い範囲を総称してトンブリーと呼ばれています。
チャオプラヤー川の西側と言えばペニンシュラやヒルトンの高級ブランドのホテルが立ち並ぶハイソなエリアです。
昨年末にオープンした東南アジア最大級のショッピングモール、アイコンサイアムも並んで見えます。
華やかなウォーターフロントですが川を離れて少し内陸に入ると古い住宅街も多くローカル色が濃くなります。
トンブリーにはタイ国鉄の始発駅が二つもあります。トンブリー駅とウォンウィエンヤイ駅です。現在のトンブリー駅は主に近距離の普通車の始発駅です。タリンチャンジャンクション駅でフアランポーン駅から始まる南線と合流してます。
ウォンウィエンヤイ駅はメークロン線の始発駅です。ローカル列車で一日かけてメークローン市場やアムパワー水上マーケットを回るならこの駅からの出発になります。(運行本数が少ないので観光ツアー参加の方がおすすめです)
タイ国鉄ウォンウィエンヤイ駅
タイ国鉄ウォンウィエンヤイ駅は同じ駅名のBTSのウォンウィエンヤイ駅で下車して徒歩10分くらいです。駅名は同じでも場所は少し離れてます。
BTSウォンウィエンヤイ駅の北側です。
駅改札から北側の歩道橋を渡るとエレベーターが設置されています。このエレベーターを降りて西方向に歩き最初の大通り(ソムデットプラチャオタクシン通り)を右折です。
前方にウォンウィエンヤイのロータリーが見えてきます。
ロータリー手前の左側が目的の駅です。
ここが始発駅?と思うくらい小さな駅です。入り口の看板も質素です。
駅舎の窓口です。本数が少ないので窓口は閉まっている時間の方が多そうです。
列車の本数は少なめですがプラットホームを歩く人は結構多いんです。
周囲の道路よりも歩きやすいし売店も並んでます。
ホームが歩行者専用道みたいに使われてます。
線路を挟んだ反対側の道路へのアクセスも簡単です。
ローカルな始発駅を離れて牛革や生地の卸売り街に向かいます。
ウォンウィエンヤイの市場と各種生地卸売店街
駅の入り口から見える歩道橋を渡って真向いの通りに入ります。
チャルンラット通りのソイです(Soi Charoen Rat)。
精肉や魚類などの生鮮品のマーケットがあるので生臭ささもあります。
観光客はほとんど見かけません。
ソイはチャルンラット通りに合流します。
それでもまだマーケットの続きのように歩道に果物が並んでます。
通りの反対側がウォンウィエンヤイ市場です。
いよいよ牛革や各種生地の卸売り街です。
下のマップのマークをした場所は私が立ち寄った牛革と牛革製品の販売店です。
チャルンラット通りを中心に生地販売店や縫製・手芸に関連する店舗が集まっているエリアです。
牛革の生地店もあれば天然素材の繊維、合成繊維やゴム系の生地など店によって様々です。
ほとんどの生地店は少量の販売ではなく反物を販売してます。
観光客向けの商品を並べている店舗はあまり見かけません。
長くて重量もある反物を束ねてスクーターで運んでしまうんですね。
脱帽です。
牛革の販売店も何軒かあります。
この店では店頭で牛革グッズを作製してそのまま販売していました。
牛革財布は400バーツ(約1400円)から2000バーツ(約7000円)くらいまであって色も形も様々ですね。
店頭には端切れ牛革が山積みです。
日本だとユザワヤなどで牛革の端切れを買えますが、ここでは一枚単位の販売はなくて4、5枚の端切れを束ねた販売です。
それでも価格は一束250~400バーツ(約900円~1400円)程度です。
このタンニンなめしの端切れ牛革は4枚で300バーツ(1050円)でした。
小さめのバッグなら一つ作れそうな量です。
それぞれの端切れの色はほぼ一緒でした。ただ厚さや硬さは若干違います。
束ねてありますが店先で紐をほどいてチェックさせてもらえば色合いや生地の品質を確認できます。
店内の棚には様々な牛革が並べてあって気になります。今回は他の場所も観光するのでこの端切れだけ購入して再びBTSでバンコク中心部に戻ります。
一
BTS1日乗車券メモ
- BTSの一日乗車券は140バーツ(約500円)で乗り降り自由
- BTSの一日乗車券は当日限り有効(24時間有効ではない)
- 駅の窓口で販売
- BTSの割引制度や運賃体系は少しづつ変わってきている
(掲載のシステムや料金は2019年9月現在)