チャオプラヤー川を渡ったバンコクの西には観光名所の水上マーケットがいくつもあります。オプショナルツアーが一般的ですが今回はスクーターで人気の水上マーケットに行ってみました。
クローンラットマヨム水上マーケット
クローンラットマヨム水上マーケットは規模が大きいマーケットです。場所はバンコク中心部から西に25キロくらいです。滞在していたサトーンからはもう少し近くなって20キロ程度。スクーターでゆっくり走ってもホテルから40分足らずで行ける距離です。
チャオプラヤー川を挟んでバンコク中心部とは反対側
どの水上マーケットもバンコク中心部のようにBTSやMRTといった公共交通機関の駅が徒歩圏にはありません。レンタルスクーターがあればホテルから直行できるので便利ですが、スクーターが無ければホテル送迎付きのオプショナルツアーに申し込むのが手っ取り早いと思います。
MRT延伸のニュース
スクーターでなければオプショナルツアーと書きましたがもうひとつの選択肢もあります。つい最近(2019年8月末)MRTもチャオプラヤー川西側まで延伸しました。MRTやBTSのシーロム線に近いホテル滞在ならバンワー駅まで行ってタクシー利用という方法です。詳細は記事の最後に加えました。
では今回はスクーターで出発です。クローンラットマヨム水上マーケットを目指します。ホテルから狭いソイを抜けてサトーン通りに出ます。日曜日なのでサトーン通りも昼前はこんな感じで空いてました。
サトーン通りを西に向かうと道路は高架になりBTSサパーンタクシン駅の横を通過します。
タクシン橋の上は風が吹き抜けます。橋の上からはチャオプラヤー川の景色を眺めることができます。
チャオプラヤー川を渡っても道路はBTSの電車と並行しています。
走っている道路は高速道路に見えますがバイパスのような一般道です。バイクも走れます。(バンコクではグリーンの行き先表示は一般道。高速道路は青の行き先表示でバイク乗り入れ禁止です)
高架道路はタリンチャン区に入りました。 ラチャプルック通り(Thanon Ratchaphruek) です。このあたりから見渡すとバンコク中心部と違って高いビルが見当たりません。
少し走ると道路は高架から地上を走ります。そのとたんに橋が増えます。
数々の運河やクリークを渡る橋が多いんです。
プッタモントン通りに入るとすぐクローンラットマヨム水上マーケットの看板を見つけました。ここを左折です。
この看板を見落として直進してしまうとUターンポイントまで行かないと戻れません。(タイではUターンポイントに行かずに側道を逆走するスクーターが結構います)
ここを曲がるとクルマもバイクも水上マーケットの方向に向かうので後についていくだけです。
クロンラットマヨム水上マーケットの駐車場に到着です。スクーターはスムーズに来れましたがクルマは結構混んでました。
スクーターから大型バイクまでいろいろなタイプのバイクが停まってます。
水上マーケットの案内図です。
運河に沿って300メートルにわたって木造のマーケットが並んでいます。川の反対側にもマーケットがあります。ゾーンごとに色分けされています。
ゾーンによって物販の種類が違ったりイベント的な催しものがあるようです。
どこも木造で屋根はかやぶきのような造りで統一されています。
どのゾーンにも食堂エリアと言うかフードコートがあります。
水上マーケットといっても実際に水上で物品販売している船は少なくてここでは観光用という印象です。それでも絵になる感じで雰囲気が出てます。
運河を巡る遊覧用のロングテールボートの乗り場もあります。 チャオプラヤー川の西側一帯には運河がいたるところにあります。
エンジンでなく手漕ぎ舟の遊覧船もありました。のんびりしてます。
細い運河もあります。
バンコクが大都市になる以前は中心部にも運河が数多くあったのですが都市化するにつれて埋め立てられてしまったそうです。
伊勢丹のあるセントラルワールドとペッチャブリー通りの間を流れる運河は現在も日常の足がわりになるボートが運行されています
あるゾーンのフードコートです。日曜日だったのでゆったりとくつろぐタイ人ファミリーが多い感じでした。運河沿いのテラス席は一番人気ですね。
どのフードエリアもタイフードがメインなので比較的低価格です。英語のメニューも用意されているのでそれほど困りません。
遊覧のロングテールボートは外国人に人気です。運河をゆっくりと小船で巡る機会はあまりないですからね。
物販エリアも広くて多様な商品があるのですべて回ろうとするとそれだけで半日はかかります。遊覧船で運河を回ったり食事したりすれば一日楽しめる水上マーケットです。
追記。
MRT・BTSの駅からクローンラットマヨム水上マーケットにアクセス
2019年8月末に地下鉄MRTがフアランポーン駅からチャオプラヤー川を越えて一挙にバーンケー区まで延びてラックソン駅が終点になりました。途中駅のバンワー駅は4、5年まえにBTSシーロム線の終点として開業した駅です。
MRTとBTSを乗り換えられるバンワー駅は高架になっていて幹線道路のラチャプルック(Thanon Ratchaphruek) 上にあります。この道路は今回スクーターで走った道路です。
このバンワー駅で降りて クローンラットマヨムまでタクシーを使うと距離的にも8キロ程度なので20分程度で 到着できそうです。 MRTかBTSを使うとバンコク中心部の渋滞だけでなくチャオプラヤー川に架かるタクシン橋までの渋滞とも無縁になります。
バンコクのレンタルスクーターショップについてはこちらをどうぞ。
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