優れモノのコスパなデジカメ 光学25倍・デジタルズームで100倍にも

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スクーターブログを始めてから7カ月。
これまでブログにアップしてきた写真はスクーター用品や観光スポットの写真などです。
撮影に使う機材は普通のスマートフォンとコンパクトデジタルカメラです。

どちらで撮影してもブログにアップする場合はサイズを200~400KBまで縮小しています。
ページにサイズの大きい(重い)画像がたくさんあるとページの読み込みに意外に時間がかかるためです。

スマホでインターネットサイトをクリックすると青いラインで読み込み状況がわかります。
重たい画像を貼り付けたページだと青いラインの進み方(黄色で囲ったあたりから)が遅くなります。

サクッと読みたいのに青いラインがゆっくりになると読者から嫌われてしまいますね。

最近のスマホのカメラはどれも高性能。2千万画素を超えるスマホも出ています。
画素数だけなら2万円程度のデジカメと同じです。
(実際にはブログにアップする画像のサイズがかなり縮小されるので画素数が2千万でも1千万でもブログ的には差が出ません。)

それにスマホだと最近は5インチを超える画面なので撮影した画像のチェックも画像の転送や削除も複数枚を指定できて楽ですね。

編集アプリもたくさんあってSNSにアップする画像でも動画でもスマホの方が速いし手軽です。

ただしスマホが絶対デジカメにかなわないのは、当然ですがカメラそのものの機能ですね。
スマホには望遠レンズはありません。デジタルズームで数倍程度です。

それに多くの画像を短時間に編集するとなるとデジカメから直接PCに画像を取り込んで編集ソフトでどんどん処理できます。

ここ数年デジカメの大きさ自体は変わらないのに光学ズームの倍率はどんどん高倍率になってました。
10年前の光学ズーム5倍程度のコンパクトデジカメと同じ価格帯・サイズなのに光学ズームは40倍というのもあります。
代表的なのがキャノンのデジカメ PowerShot SX730 HSでしょうか。

Canon コンパクトデジタルカメラ PowerShot SX730 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX730HS(BK)

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一方、登場した頃はポケットに入るサイズだったスマートフォンは年々インチアップして、5インチを超えたあたりから上着のポケットには入らず、6インチ近くになるとスーツの内ポケットには収まるのですが、カジュアルな服装だとポケットからはみ出て落としそうです。

手に持って歩く方が安全です。(常にバックに入れて持ち運ぶ人なら大きさはさほど問題ではないです)

今回表題に「優れモノのコンパクトデジカメ 光学25倍・デジタルズームで100倍にも」と書いたのは、実際に先日購入したデジタルカメラCanon PowerShot SX620HSのズーム性能です。この機種でズーム機能を極めれば、前述のSX730HSになりますね。

この機種の発売自体は2016年中頃ですので、発売からは1年半以上経過していますが、ネット価格では2万円を切るくらいのお手頃価格になっています。

手元にはこのPowerShot(購入価格約2万2千円)と10年位前に購入したSonyのCyber-shot(当時の購入価格約2万5千円)があります。

(L) Canon PowerShot SX620HS, (R) Sony Cyber-shot DSC-W170

大きさも価格も似通っていてデジタルカメラの新旧比較にちょうど良い機種です。ズーム機能を中心に比べてみたいと思います。
(筆者はカメラに詳しくないのでAUTOモードでの撮影をベースに撮影した結果です)

Canon PowerShot SX620HSとSony Cyber-shot DSC-W170(以下略キャノン ソニー)の外形サイズです。

キャノン(幅)96.9mm(高)56.9mm   (奥行)28.0mm*1(重量)182g
*1 奥行のみ実測

ソニー (幅)93.7mm (高)58.0mm (奥行)24.0mm  (重量)175g

ほぼ同じサイズと言えます。

背面の液晶画面の大きさはどうでしょうか。

(左)キャノン 3インチ
(右)ソニー      2.7インチ

左のキャノンの3インチ画面の方が大きいのがわかります。
もちろん3インチの方が見やすいですが、実用上は2.7インチと大差はありません。
デジカメ本体自体が小さいのでこの外形サイズに収めるにはほぼ限界でしょうか。
(キャノンは液晶保護シートを貼ってあります)

二台のカメラの光学ズームを最大限にしてみました。

新旧デジカメの外観の差がはっきり出ました。

新しいキャノンはこんな小さなボディのどこに隠れていたんだっていうくらいレンズが突き出てます。

10年で変わったのは画像の転送方式もありますね。キャノンはWiFiでカメラからPCに画像を転送したり、キャノンのクラウドサービスにアップすることもできちゃいます。(私の場合は普通にスマホで使っているMicro USBケーブルでカメラとPCを接続して転送してます)

左がスマホのMicro USBケーブルをつなげたキャノン。充電だけでなくデータ通信可能なケーブルです。(100円ショップのケーブルではなくスマホを買った時に付属していたケーブルを流用してます)

右はソニーのデジカメに付属していた接続用のケーブル。大画面モニターに映しだすこともできるしPCに画像を取り込むこともできます。
(ただし机上でPCに取り込んで作業するとこのケーブルが結構、邪魔になってました)

では新旧二台でそれぞれ同じアングルからズーム写真を撮ってみたので比較したいと思います。
まずは近くの公園で撮影した写真です。
(カメラのプロではありませんので、私の撮影テクニックは素人ユーザークラスとお考え下さい)

公園の池と亀の画像です。

画面中央の石の上には亀がいます。
二台のカメラを同じアングルで光学ズームを最大にして撮影しました。

左がキャノンで光学ズームは最大の25倍です。亀の皮膚の黒と黄色のおどろおどろしい模様がきれいに撮れています。
右はソニーです。光学ズームは最大の5倍です。亀が映っていますが輪郭程度です。裸眼で見た亀よりも少し拡大された距離感です。
裸眼でも亀の皮膚の模様までは見えません。

次は場所を変えて横浜の大さん橋で撮影した写真です。
正面は大さん橋から東側に位置する山下埠頭です。埠頭に停泊している貨物船を被写体にしました。
光学ズーム、デジタルズームで黄色の丸の部分をズームしていきます。

(風の強い大さん橋の屋上デッキは上半身が強風にあおられる感じです。アルミ製の手すりの上にカメラを置きブレないように左手でカメラを抑えつつシャッターを押しました。)

直線距離で大さん橋から山下ふ頭までの直線距離はおよそ700メートルです。
標準で撮影した写真だと実際の距離よりも遠くにあるように見えます。

ここからそれぞれズームで撮ってみました。

キャノンの光学25倍だとコンテナ船のブリッジがはっきり見えます。ソニーだと裸眼よりはちょっと拡大されたという感じです。

もっと望遠にするには光学ズームでは無理です。デジタルズームでさらに接近してみます。

二台とも目いっぱいのズームです。新旧デジカメの差が素人でもはっきりわかります。

肉眼ではコンテナ船のブリッジにある日の丸は見えません。キャノンでデジタルズームを使って100倍の望遠にすると船名はもちろん、日の丸がはためいている様子もクリアにとらえられました。一方、ソニーはそれなりに写っていますが、キャノンの光学ズームとは比較になりません。

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また場所を変えて、山下公園から大さん橋に停泊する飛鳥Ⅱをとらえた比較写真です。
撮影場所から被写体、飛鳥Ⅱの側面までの直線距離はおよそ350メートルです。上のコンテナ船の撮影の約半分の距離です。

どちらの写真もカメラを山下公園の手すりと手すりをつなぐコンクリート製の低い柱の上に置いて撮影したものです。
半ばしゃがんだ姿勢ですが特別な機材をつかったわけではありません。

最初から光学ズームを最大にして撮影してみました。

キャノンは光学ズームだけでもかなりズームアップです。大さん橋の上にいる観光客や飛鳥Ⅱの客室の上のベランダのチェアーまで見えます。
ソニーの場合はやはり眼で見た飛鳥Ⅱより少しだけアップされているという感じです。

次はデジタルズーム最大限です。

デジタルズームだと画像がもっと粗くなると予想していましたが、問題なしです。

キャノンだと大さん橋の上で飛鳥Ⅱを見物する人たちがはっきりと写っています。
大さん橋のデッキに使われている木の板もわかります。
ソニーだとなんとなく大さん橋の上に多くの人がいるのがわかるという程度です。

デジタルズーム100倍での撮影で気を付けたのはブレです。
ほんのわずかにカメラが動くと被写体を見失ってしまいます。
長く突き出たレンズの筒を左手で押さえてながら右手人差し指でシャッターを切ってます。

手振れ防止機能も有効に作動したと思います。

海辺や山ならだと、風が強くてもカメラを固定する場所がないので、安価な3脚でも欲しいところです。
カメラを固定さえできれば、素人でも数百メートル先を歩く人物の表情までクリアに撮影できそうです。

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二台のデジカメの画像を比較してみてわかったのは、10年前の同価格帯の機種と比較してデジカメの性能は想像以上に良くなっていたことです。スマホの進化も目を見張りますが、デジカメも今後のさらなる進化に期待できそうです。

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