プーケットの歴史が刻まれている街、オールドタウン。16世紀頃(日本は戦国時代から江戸時代)からポルトガルや明・清といった当時の中国との貿易で栄えた国際都市だったんです。今でも往時の面影が残る街で東南アジアの古い港町と共通する雰囲気・風情があります。
パトンビーチからどうやって行くか
画像はバンサーン生鮮市場の北側のサイコー通りのホテルが立ち並ぶソイ。「最高」ではなくSai Kor Road。
カップルか一人旅でコスパに楽しむなら次の方法があります。
1)路線バス
2)レンタルスクーター
ドナとゲンジの話でも聞いてみましょうか
時刻表はないからヘタすると30分も炎天下で待つかもよ
うーん、でも例の峠も往復するからバスは遅すぎないかな
観光して食事してCafeに入れば3時間じゃ足りないからね
歩いてはいけないんだよ。やっぱりスクーターかな
欧米人のスクーター連中もスコールが止むまでバーで盛り上がってるし
あのボトル一本のガソリンだけで往復できちゃうんだから
帰り道だけドナが運転
今回はRamaiホテル近くにある格安レンタル店で一日150バーツのスクーターを借りていたので、お昼にホテルを出発してオールドタウンに向かいました。
スクータでも路線バスでも観光バスでもパトンからオールドタウンに向かうには、混雑する峠道を通ることになります。
観光バスや大型トラックが多いと渋滞になるけど、空いていると飛ばす車も多い峠道。
下りで飛ばすと危険なカーブもあります。急なカーブは少ないので場所を覚えてしまえばそれほど恐れることもありません。峠を下るとオールドタウンまでは広くて平坦な道が続きます。
オールドタウンの一角、Thalang Roadに到着です。このあたりは一方通行ばかりなので地図は要チェクです。
バイクの駐車スペースはあちこちにあるので最初に見つけたスペースに停めて歩いてもいいし。スクーターなら街の通りをぐるぐる走っても大して時間はかからないので、一通り走ってから便利な場所を探すのもOKです。
同じ通りの先にプーケットの歴史がわかるこぶりな博物館がありました。
ガイドブックでも紹介されている泰華博物館です。昔からの華人とプーケットの交流と歴史がわかります。
この時は入場料金も知らずに建物左手にあるカウンターで私の前に並んでいたタイ人が50バーツを払ってチケットを貰っていたので私も続いて50バーツを出したらそのままチケットをくれました。
帰りに入場料を見てみたら外国人が200バーツ(借りたスクーターの一日のレンタル代よりも高い!)でタイ人は50バーツでした。
小さな博物館ですが、昔のプーケットの人達の暮らしぶりもわかります。全体的に展示物が上手くまとめられていた印象です。何も知らなかったプーケットの歴史を少し理解できた気がします。ただ、展示ルートの最後の方に、今の華人である中国政府の歴代の要人のプーケット来訪の様子が紹介されてます。中国の宣伝みたいな展示もあるので入場料は外国人も200バーツじゃなくて50バーツで十分な気がしました。
プーケットが見渡せるというRang Hillまでスクーターで登ってみました。オールドタウンから大して距離はありませんが小高い丘の上でレストランもあって観光客はワゴン車で訪れています。
オシャレな展望台があり、ここからの眺めがこうです。もやがかかってます。
外国人観光客はほぼゼロです。プーケットの人たちの憩いの場です。
木陰でピクニックシートを敷いてくつろぐファミリーが目立ちます。途中にはプール、市営の競技場やジムもあるプーケットのスポーツコンプレックスです。
暗くなる前にパトンに戻ることにしました。格安の一日150バーツで借りたスクーター。実はメーターの針が動かないんです。スピードはわかりません。距離計も当てになりません。相場の200バーツより安かったのはこういう理由があったんですね。良く走ってくれるのですが、万が一夜になってから故障でもしたら修理もできません。
一度通った道なので帰りは気持ちも楽です。峠道も難なく超えてパトンのホテルに戻ってきました。