パイプ脚と筋交い
M4ボルトをパイプの穴に通して貫通化粧ナットで締めます。
この場所のボルトの長さは40mmです。
テーブルを組み立てる時は化粧ナットを外し筋交いのアルミ平板の穴にボルトをひっかけて化粧ナットで締めます。(組み立て時に締める個所は3カ所です。)
筋交いのアルミ平板はペンチで少し曲げる必要があります。
こんな感じです。
アルミ平板の天板側は曲げる必要もなくナットも使いません。
金属のダボ(家具を組み立てる時につかう部品)を利用しました。写真のこの個所の両側にドリルで穴をあけて片方の穴に金属のダボをハンマーで打ち込みます。
このダボに筋交いの平板の穴を通して天板を開くと挟まります。
筋交いが交差する位置も穴を開けてボルトを通します。
白色の化粧ナットで締めます。
天板を支えるパイプの先は天板に取り付けたランプフックに通します。
ランプフックがガイド代わりです。
パイプの先端が外にはみ出さないように木片をビス留めしてパイプ先端の受けにしました。木片は凹みをつけました。
天板側のパイプ先端は約45度削って天板にフィットするようにしました。とがった先端部分が上の写真の木片の凹みに入ります。
先端は危ないのでヤスリで少し丸めます。
アルミ自体は柔らかく万力で固定すれば鉄ヤスリで簡単に削れます。
天板は二つ折りです。開いた時は裏側に「かんぬき」をします。
かんぬきは筋交いに使ったアルミ平板のあまりです。
ランプフックを並べて取り付け平板を下に入れて通すとかんぬきになります。白いバルサの木片をボンド付けして平板を横から支えます。
タコ糸は「かんぬき」を外した時に無くさないように結んであります。
完成です
左側のテーブルが今回作ったアルミパイプ脚のソロキャンプテーブルです。右側は市販のパイプ椅子を脚にしたテーブルです。
ファミリーキャンプなら二つとも使います。
テーブルを折りたたむ蝶番の色が黒で目立っていたので水性ペンキで天板と同色にしたら遠め目にはわからなくなりました。
天板サイズはW430mmD330mm。高さは360mm。本体重量は約800gになりました。
10kgの荷物を載せてもビクともしないのでソロキャンプならこの構造で大丈夫そうです。(天板にかかる荷重は問題ありませんが、脚になっているアルミパイプだけを横方向に強く引っ張るとランプフック自体が曲がってしまうので丁寧に扱います)
裏側はこんな感じです。
最初にアマゾンのバナーに載せたスノーピークの竹のテーブルは重量が1.8kgです。天板サイズはW440mmD330mmでほぼ同じです。
一般に市販されているアルミのローテーブルは本体が700g~800g程度です。耐荷重は30kgくらいありますね。今回のテーブルはそこまで耐荷重はありませんが、本体重量は市販ローテーブルと変わりません。
容量50リットルのトップケース(K-max )にも余裕で収まります。トップケースの底面がおわん型なのでテーブルの角を切ってあります。
バーグマン200のトランクにもポンと入りました。
今回購入した材料(税抜価格)
□アルミ丸パイプ
直径13mm厚1mm長さ1000mm
単価418円 2本計 836円
□アルミ平板
幅10mm厚2mm長さ1000mm
1本 228円
□パイプキャップ(白)
13mm 4個セット 150円
□貫通化粧ナット
4個セット 148円
□M4ボルト・蝶番類
バラ売り購入で合計で 約200円
□すのこ2個セット 198円
(以前作ったすのこ天板の本体価格)
以上、ホームセンターで購入。
□ランプフック(ダイソー)
各種サイズ26点セット 100円
材料合計 約1,860円
以前に天板塗装に使った水性塗料の価格は含んでいません。
今回使った工具の価格(参考)
□ダイソーパイプカッター 500円
□ダイソー万力 100円
□電動ドライバー
ホームセンターで2~3千円位
電動ドライバーセットがあると便利ですね。
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電動ドライバーは日頃、DIYに無縁な人でも一つあるとDIYをしたくなるくらい便利な工具です。ビスがやたらと多い組立式の家具も楽に組み立てられます。