アウトドア用テーブル
春はホームセンターのアウトドア用品、キャンプ用品売り場が華やかになる季節です。ワゴン車でオートキャンプなら積載量があるので用品の選択の幅も広がります。キャンプスタイルを想像しながら見て回るのも楽しいものです。
天然木を使ったテーブルはキャンプの気分も盛り上げてくれます。
スノーピーク(snow peak) Myテーブル竹 LV-034T 新品価格 |
重量は1.8kgで天板サイズは450mmx330mmで高さ400mm。
このサイズなら小皿料理や飲み物と一緒にノートパソコンも置けます。
PC画面で動画も見れるしメールチェックも楽に出来る大きさと高さです。
バイクでキャンプツーリングだとこのタイプのテーブルは収納が厳しくて持ち運べません。
ホームセンターだとバイクに積載できそうな軽量で小さく収まるテーブル・チェア類の品揃えは少ないんです。定番のアルミのローテーブルはありますが、別のタイプを探そうと思うとやはりアマゾンや楽天といったサイトをチェックすることになります。
軽さという点ではスノーピークの登山用のローテーブルは軽量です。
スノーピーク(snow peak) テーブル オゼン ライト [登山用] 新品価格 |
本体重量はたった270g。
サイズ的にもグラウンドスタイルのキャンプを楽しむ人にはぴったりです。夜はテント内に置いてスマホや散らかりがちな小物類を載せておくテーブルにもなります。
自分スタイルのテーブルも楽しい
今回は市販のアルミ丸パイプを購入してソロキャンプでもファミリーキャンプでも使えそうな軽量コンパクトなテーブルを作ることにしました。
天板に使うすのこは以前、紅白に塗装した2枚の天板のうちの一枚です。
写真奥側のテーブルの作成の様子はこちらをどうぞ。
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市販のパイプ椅子を脚にしています。
ダッフルバッグに収まるサイズで脚のパイプ椅子がスチールで少し重い(1.4kg)のですがクルマで行くときには重宝します。
手前の地面に置いた天板は二つ折り出来るように蝶番を付けています。
キャンプ場の薪や使わない荷物の上に置くとローテーブルとしても使えます。
この天板にアルミパイプの脚を取り付けてバイクのトップケースに収まるテーブルにします。
すのこは安価で工作が簡単です。水性塗料で簡単に塗装できるので好きな色のテーブルを作れます。
ラフスケッチ
アルミパイプを組み込んだラフスケッチです。
耐荷重は腰かけるイスと比べたら数分の一程度でOK。アルミパイプは細い13mm径にしました。
前回作ったアルミパイプのチェアーは16mm径を使いました。
材料と工具
材料はホームセンターや100円ショップで購入可能なものです。
コスパ度と同時に軽さも重視しました。
必要な工具はDIYで使うものです。
電動ドライバーとパイプを切るパイプカッターも使います。
アルミ丸パイプは直径13mm・肉厚1mm・長さ1000mmを2本。
アルミ平板は幅10mm・厚さ2mm・長さ1000mm1本。
アルミの丸パイプを販売していないホームセンターもあります。今回はコーナンで購入できました。
アマゾンならホームセンターを回らなくても様々な径の丸パイプを購入できます。
安田 アルミ丸パイプ 1m 1.0x16mm シルバー 4本組 新品価格 |
1000mmのアルミパイプが4本あると小さいテーブル2台分の脚になります。
購入した13mm径のアルミ丸パイプの肉厚は1mm。薄いので糸鋸に金属用の刃を付けてもカット出来ます。
さすがに何か所もカットするとなると時間もかかるので簡単にきれいにカットできるパイプカッターが便利です。
前回、アルミパイプチェアを自作した時に使ったパイプカッターでダイソーで500円で購入。
径が太いパイプや肉厚があるパイプを切るならこちらのタイプがおススメ。
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固定金具類
市販のアウトドア用テーブルの脚の交差部分はリベット締めです。
リベットはリベット打ち機がないとかしめることができないので、細いボルト(M4サイズ)で代用です。
ナットは貫通化粧ナットです。4個入りで148円。
つまみがプラスチックなので左側のスチールの蝶ナットよりかなり軽量です。
ランプフックのセットもダイソーで購入。
3種類のサイズがセットになっていて22個入り100円です。
天板に取り付けてパイプを通すガイドにしました。
大きいサイズのランプフックは13mm径のアルミパイプに合います。中間サイズは天板の曲がりを防ぐ「かんぬき」の支えに使いました。
パイプと平板の切断と穴あけ
パイプは430mmに切断です。1000mmなので2本分とれて140mm余ります。絵にした方がすっきりしますね。
筋交い同士を固定する穴は脚を仮組みして実際に合わせてから位置決めすると穴がずれません。
パイプカッターにパイプを挟み徐々に締めながら回すだけです。細いパイプなので一カ所切るのに1分もかかりません。
平板は糸鋸で金属用の刃で切れます。
平板の幅は10mm厚さ2mm。表面を半分以上切るとポキッと折れます。
ダイソーの万力でも十分固定できました。
パイプに開ける貫通穴の位置決め
脚にする4本のパイプにネジ穴を開けます。
それぞれのパイプの表裏に開けるので合計8カ所です。
ボルトを貫通させて二本のパイプをつなぎます。問題は穴がずれるとボルト自体が通らなかったりパイプをつなげても歪んでしまいます。
ポイントは表裏の穴の位置をぴったり合わせることです。
今回はポストイットを使って位置を合わせました。
ポストイットを貼りパイプを一周させると外周の長さがわかります。
パイプに巻けた長さ(外周)は43mm。
表裏の穴の距離は半分の21.5mmになります。
ポストイットに21.5mmで印(X)をしてパイプにセロテープで貼り直します。(定規には0.5mmのメモリはないのでここは勘で)
表裏に穴の位置の印(X)をポンチでたたき凹みを作ります。
(革手袋で作業した方が安全)
電動ドライバーに金属用のドリルの刃を付けて表裏それぞれの凹みに穴をあけします。(表側の穴を開けてその穴から裏側の穴も一度に貫通させようとすると位置がズレてしまいます)
細かいドリル作業のドリル刃は短いものがおススメです。
平板にもポンチで凹みを作り穴を開けます。
今回、径の違う二種類のドリルの刃を抜き差ししながらネジ穴を広げましたが、ステップドリルがあると便利です。ひとつのドリル刃で4mmの穴から12mmまでの穴を開けることができます。
ホームセンターで単品でも買えるしアマゾンでセット購入も出来ます。最小の穴径が4mmなので今回のM4ボルトが通る穴の径です。
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次ページはカットしたパイプや筋交いを組んでいきます。