中伊豆ツーリング スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(後編)

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スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(前編)では箱根新道を経由して下田街道を南下しました。
小説の「私」が踊子を初めて見かけた湯川橋から旧街道を南下して湯ヶ島温泉を通り、砂利のダートのような道を走って旧天城トンネルまで紹介しました。

後編ではいよいよ「伊豆の踊子」の旅芸人たちと「私」が交流を深めた河津に入ります。

河津ループ橋

旧天城トンネル出口から国道414号まで戻って湯ケ野温泉の手前にある河津七滝を目指します。

修善寺方面から河津七滝に行く時に避けて通れないのがこのループ橋です。
旅行ガイドの画像なので見かけるループ橋は山肌から突き出ていて高低差45メートル。
(実は高いところを走るのは苦手なので出来ることなら避けて通りたい)
この画像は少し離れた七滝の大滝から眺めたループ橋です。更に低い位置から見ているのでループ橋がそびえてみえます。

こういうループ橋の絵を何度も見ていたのでループ橋の上で走りながら足がすくんでしまうのではと、思い込んでました。
実は天城峠から下ってくるとあのループ橋の姿は見えません。下りの勾配がそのままにきれいな右カーブになっているだけです。
カーブが続くことで初めてループ橋を走っていると気が付いたんです。

知らないで走っていると怖くないんですね。そのかわりループ橋からの景色をチラッと見ておきたかったんですが気が付くのが遅すぎました。
バスに乗っていればぐるり360°の景色を2回楽しめそうです。

同じRの右カーブを回り終えて直線になるとループ橋の終点です。なぜかほっとしました。

回り終えるとすぐ先に河津七滝左折の標識が見えます。

河津七滝

不思議なことに「伊豆の踊子」では河津七滝は全く触れられていません。
小説でも天城峠から湯ケ野まで河津川沿いの渓谷を歩いた様子が語られているのに、滝はなぜかスルーなんです。

小説の「私」(学生の川端康成)が若い踊子に惹かれて旅芸人たちに追いついたの天城峠から湯ケ野温泉までは約10キロ。
七滝のあたりで「私」は旅芸人たちと会話しながら、どうやって踊子と仲良くなれるか、考えをめぐらしていたのかもしれません。

そして湯ケ野温泉の手前で旅芸人に一緒に旅をさせてほしいと申し出たわけです。
若い学生なら若い踊子のことで頭がいっぱいで七滝に目もくれなかったとしても納得です。(個人の読書感です)

ループ橋を下ると左側に七滝方面の標識が見えます。
少し旧道を戻るんですね。ループ橋の真下を戻ると河津七滝温泉です。
土産物屋さんやレストラン、それと外国人観光客の姿が目につきました。

駐車場はバス停もある町営駐車場が便利

温泉街の中ほど、右手に無料駐車場の看板が見えます。入り口のカーブを上ると土産物店や小さな博物館もあります。
七滝のバス停もここです。修善寺駅と河津駅を結ぶ路線バスの途中にあるのがこのバス停です。
どちらの駅に行くにしても1時間に1本程度なので時間になると観光客が販売店前に集まってきます。

大滝

早速、大滝(おおだる)に向かいます。駐車場から徒歩数分です。

入り口から滝つぼまで急な下りが続きます。大滝というだけあって落差もあって滝つぼも広い滝です。
残念ながら見物客は滝つぼに降りれません。

温泉施設の一部になっているので日帰り入浴料を払えば、滝の目の前にある露天風呂に入れます。食事も楽しめる施設なんですね。
ちょっと高めの入浴料を払ってでもこれだけの景色の露天風呂は他にはありません。
露天の湯舟だけでなく小さなプールもありました。

出合滝

大滝を見学して長い上り坂を戻り出合滝(であいだる)まで歩いてみます。徒歩5,6分で出合滝の入り口です。

この滝は大滝のすぐ上流です。道路から近いくて急坂もないので坂が苦手な人はこちらがおすすめ。

沢に沿って細い歩道を下ります。せせらぎの音と沢を抜ける冷風がツーリングの疲れを癒してくれます。
滝つぼがエメラルドグリーンです。水流も十分です。

それにしても水が澄んでいてきれいです。
清流で育つワサビで有名な伊豆半島なので当然といえば当然なのですが、つい1時間前、天城峠付近は土砂降りでした。
旧天城トンネルは降水量が多くて通行止めでした。

それだけ雨が降ったのにこの出合滝もさきほどの大滝も全く濁っていないのは不思議です。

他の滝も近いので見ておきたかったのですが、残りは次回にとっておくことにして駐車場に戻ります。

湯ケ野温泉

再びループ橋の下を抜けて下田街道に戻ります。道路はなだらかな下りです。

湯ケ野温泉はすぐ近くで道路わきに踊子をモチーフにした看板が急増するのですぐわかります。
「伊豆の踊子」ではこのあたりで「私」が旅芸人の栄吉に下田まで一緒に旅をしたいと言ったはずです。

昔と変わらないであろう湯ケ野温泉の入り口と川沿いにある案内板です。
「伊豆の踊子」では「私」と旅芸人たちと踊子が触れ合えた温泉です。

修善寺や湯ヶ島と違ってホテルや大きな温泉宿はありません。
温泉宿は河津側沿いの狭い範囲にひしめくように建っているんですね。
踊子たちが呼ばれた宿で太鼓が鳴らされているのを「私」は自分の宿で聞いていたわけですが、狭い温泉街ならどこにいても太鼓の音が聞こえそうです。

旅芸人たちが寄った温泉ですから大正時代はもう少し活気があったのかもしれません。

有名な福田屋は橋を渡った正面です。

橋の手前には無料の足湯があります。名前がいいですね。「踊り子の足湯」です。

伊豆の踊子文学碑は橋を渡って右奥です。

河津の古い橋

湯ケ野温泉から2,3キロ下るとそこは河津桜の並木です。春先は川沿いに花見をしながら河津駅までゆっくり歩くと楽しそうです。
夏は河津桜並木ですね。ツーリングの最後は河津川にかかる古い橋を経由しました。

「みねはし」です。夏は橋の欄干から川に飛び込こんで水遊びする「名所」のようです。
みねはしの奥に見える赤い橋が「峰大橋」です。

この橋の下流右岸に峯温泉大噴湯公園があります。温泉が吹き上げる公園です。
入園無料で足湯もありおすすめの休憩場所です。
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湯ケ野温泉を立ち下田を目指す「私」と旅芸人たちは河津川沿いを歩くのではなくすぐ山道に入っています。
途中、河津川の方向に旅芸人たちが住む大島が見えた場面は山道からの景色のようです。

ここで「伊豆の踊子」のコースとは外れて河津駅方面に向かい海岸沿いの国道135号で帰路につくことにしました。
今回は時間がなかったのですが、次回伊豆ツーリングの機会には「私」と踊子の別れの港、下田港に寄ってみたいと思います。

以上、「中伊豆ツーリング スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(後編)」でした。

前編はこちらです。

中伊豆ツーリング スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(前編)

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