中伊豆ツーリング スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(前編)

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例年よりも早い梅雨明けで7月初旬なのに猛暑

SUZUKIのスクーター、バーグマン200を購入してから初めて静岡県伊豆半島にソロツーリングです。

梅雨明けと同時に関東の日中の最高気温は軽く30度超える日が続いていて早くも夏バテ気味。
伊豆の天城や河津なら日中の気温は横浜よりは低そうだし、夏休みに入ると周辺道路が混雑して伊豆半島へのアクセスに時間がかかるので7月初旬に行くことにしました。

昔、川端康成の「伊豆の踊子」を読んで天城峠は涼しい場所だという思い込みもあったかもしれません。

小説では「私」が天城峠で雨に降られトンネルを抜けた先の茶屋で旅芸人たちと初めて会話するシーンがあります。
季節は秋なのに、すでに茶屋には火鉢もあって濡れた体を温める様子が描かれています。
そんな話をうる覚えだったので、夏は涼しいのかもしれないと勘違いしていました。

なんだかんだと今回は横浜から小田原・箱根を抜けて三島から修善寺へと下田街道沿いに南下し太平洋側の河津へ抜けるコースをご紹介したいと思います。
ちょうど伊豆の踊子の舞台と重なるコースになります。

まずは「私」が最初に踊子(旅芸人)たちを見かけた修善寺に向かいます。

バーグマン200での高速道路走行

平日の午前7時半、横浜ICから東名高速に入り厚木ICまで。料金は550円。

3車線の下りは比較的混んでいて厚木ICまで流れに乗って時速70~80キロくらいで巡航です。
この速度なら渋滞とまでは言えませんが追い越しはせずにそのまま走行です。

バーグマン200だとスピードの遅いトラックを追い越し車線から抜くことは十分できます。
さすがに先を急ぐクルマが車間を詰めているような追い越し車線には入れません。

時速80キロから100キロに加速するのはスムーズなのですが、時速100キロを超えてからの加速には時間がかかります。
後ろからあおられるよりは走行車線で巡航です。

厚木ICからは小田原厚木道路です。ここからは渋滞もなく追い越し車線も空いています。
スピードを出しやすい道路なので制限速度を3,40キロもオーバーしていそうな車も。
ただし、ここはスピード違反の取り締まりで有名な道路です。

平塚料金所(310円)手前あたりから雨。ちょうど平塚PAです。
ここでレインスーツの登場です。

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横浜から東名に乗ると海老名PAは近すぎます。
小田原厚木道路の平塚PAはそれほど混まないしこじんまりとしたPAなのが良いところです。もしくは小田原PAですね。

小田原料金所(310円)を過ぎて箱根新道(国道1号)に入る頃は雨は降ったり止んだり。

無料の箱根新道は小田厚よりは混んでました。それでも上りの途中までは時速50キロ程度で走れていたのですが、途中からのろのろ運転になり時速30キロ程度。
原因は工事や混雑ではなくて前方の大型トラック2台が極端に遅いことでした。

追い越し禁止の上り坂の道路ですし、途中にある登坂車線も距離が短いので大型トラックの後ろの乗用車もなかなか追い抜けない状態。
後ろを振り返ると後続車が延々とつながってます。

ようやく畑宿付近の登坂車線で大型トラック2台を抜くことができました。
前に出てみたら前方を走行する車両は1台もいないし、後方のクルマもついてこないので箱根新道の下りのワインディングロードは箱根峠まで文字通り一人旅でした。

箱根峠を過ぎると天候が急に回復して晴れ間が広がってきました。
国道1号で三島あたりまで来ると日差しも強くなってレインスーツを脱いで伊豆縦貫道(無料区間)に向かいます。
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最初の休憩場所は大仁 アピタ大仁

伊豆縦貫道も空いていて巡行速度は東名高速と変わりません。一般道も空いているので有料区間に入る前に函南塚本で降りて狩野川方面に南下です。
県道136号線(下道の下田街道)を走ることにしました。有料道路の伊豆中央道も同じ136号線となっているのでちょっとややこしいです。

長岡温泉の看板が見えれば大仁までは残り6km程度です。狩野川沿いの景色はすっかり伊豆です。
最初の休憩場所に選んでいたのはアピタ大仁。到着は午前10時過ぎでした。

駐車場が広くて大型スーパーやレストランやフードコートもあってゆったりできます。

グループのツーリングでの休憩にも使えそうです。
フードコートに集まってツーリングコースを検討したり、スーパーでお菓子を購入したり。
近くでキャンプツーリングならここで足りないキャンプ用品したり、地元の食材を探すのも面白そうです。

踊子と出会いの場所 修善寺「湯川橋」

伊豆の踊子の「私」が最初に旅芸人を見かけたのが湯川橋の橋の上です。

この橋は数年前に架け替えられたため踊子当時の端はもちろんその後に架けられた昭和の橋の面影はありません。
当時の橋は写真でも見える奥にまっすぐに走る街道の延長線上にかかっていました。
停めてあるスクーターの右側あたりです。

下を流れる修善寺川は橋のすぐ下流で狩野川に合流します。狩野川を渡ると修善寺駅です。
修善寺川の上流に向かうと2キロくらいで修善寺温泉です。

「私」が伊豆半島に旅行に来て最初に泊まったのが修善寺温泉です。

下田街道をゆっくり走る

湯川橋から国道136号ではなく狩野川沿いの県道349号線を走ります。
里山をなぞって走るような街道で片道1車線でクルマも信号も少なくスムーズな走行でした。

街道は南山という町で下田街道(国道414号)に合流しました。
414号?と思うかもしれませんが、国道136号は伊豆市で重複していた414号と分岐して西伊豆の土肥方面へ向かってそれていました。
下田街道は414号線でもあり136号線でもあるんですね。

ここまでくると天城湯ヶ島もすぐそこです。
修善寺からは10キロ程度でアップダウンも少ないので、小説の中の学生の「私」は2時間ちょっとで歩いていたかもしれません。

昭和の雰囲気が残る湯ヶ島

下田街道の「簀子橋」までくるとそこは湯ヶ島温泉の入り口です。

大正時代なら湯ヶ島温泉の入り口に立派な茶屋があったかもしれません。今は「コンビニエンスストア」ですね。

橋の脇のセブンイレブンの駐車場には湯ヶ島温泉の大きな案内板があります。

横から簀子橋を見てみるとセブンイレブンの手前は結構な崖になってます。

小休憩してルートをチェック。いよいよ天城峠に突入です。

ここから先はいわゆる大型チェーンのコンビニはありません。天城峠を越えて河津の入り口までコンビニとはおさらばです。

突然の大雨で途中休憩

コンビニを出発すると同時に雲行きが怪しくなってきました。それまで青空が広がっていたのですが。
坂が多くなって古い街道の両脇には昭和の時代の路面店や温泉宿の看板が目立ちます。

湯ヶ島温泉街を抜けました。いよいよ天城峠に差し掛かります。
案の定というべきか雨が降り出しました。

しかも雨は大粒になってしまいウインドシールド越しの視界が悪すぎます。レインスーツも着ていないので、たまらず予定になかった浄蓮の滝の踊子茶屋の広い駐車場に退避です。

(後の祭りですが、ガラスでなくて樹脂製のウインドシールドでも撥水効果がある製品を知りました)

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この茶屋は観光客向けの施設なので大型バスも駐車できるスペースがあります。
茶屋の奥には団体向けのレストランもあります。停まっていたバスは中国人団体観光客のバスでした。

建物の表で販売していた抹茶ソフトを食べていたら雨は路面をたたきつけるような土砂降りに。気温も涼しいくらいまでに下がりました。

スマホで雨雲をチェックです。
天城山の西側の天城峠周辺上空に雨雲が(青〇の位置がこの場所です)しかも黄色や赤で降水量もかなりのもの。
伊豆半島で最も標高が高い天城山は一説では「雨木山」とも。
納得です。

ただし、厚い雨雲はこれだけで、結果、雨が止むまでに1時間以上この茶屋にいました。

「伊豆の踊子」の出だしも天城峠で大雨に降られた場面から始まるし、途中でも雨の話はよく出てきます。
大正時代も今も天城は雨が多いということを実感した休憩でした。

旧天城トンネルと未舗装路

雨も上がって天城トンネルに向けて出発です。
もちろん旧天城トンネルを修善寺側から河津川へ抜けるルートです。

414号の天城トンネル手前から旧トンネルへの旧道に入ろうとしたら....通行止め!
さきほどの大雨の影響で降雨量が規制雨量を超えてしまったんです。

旧天城トンネルの走行はあきらめです。
現在の天城トンネルを一旦抜けて河津側から旧天城トンネルの入り口まで行くことにしました。
雨の影響でどこまで行けるかは、わかりません。

でも「伊豆の踊子」の舞台を巡るはずなのに旧天城トンネルをスルーしてしまったら意味がありませんよね。

河津側から旧道に入ります。そこから距離は約2キロで上り坂です。
最初の1キロくらいは道幅は少し狭い程度で、アスファルト舗装でした。

ところがアスファルト舗装は途中までです。あとは小石交じりの未舗装道路です。
未舗装路というか、砂利の舗装路なのかもしれません。

広いコーナーもありましたが、クルマのすれ違いが難しい道幅の狭い場所や前輪が持っていかれそうな轍のような凹みもあります。

ちょっと怖かったのは大雨の影響でしょう。尖った小石が落ちていることです。
スクーターでも上り坂なので徐行していれば、危ない箇所はアクセルを緩めるだけで回避できました。
(ブレーキを頻繁に使わないといけない下りが心配です)

緊張して走行したので旧天城トンネルにたどりついた時は正直ホットしました。
想像していた通りちょっと秘境めいたトンネルです。歴史を感じます。

旧天城トンネルの入り口まで往復して出会ったのは、ハイキング中のカップル一組と軽ワゴン車1台です。
周囲はしんみりとした雰囲気で寂しすぎです。「伊豆の踊子」の茶屋も今はありません。

トンネル手前は左手に少し空き地がありクルマでもUターンできるし4,5台は駐車できそうなスペースです。

トンネル出口からの帰路、前輪を滑らせないようにダートを下りながら、ふと思ったのが小説の描写。

学生の「私」は踊子に追いつくためにトンネルの出口の茶屋から急ぎ足で下りながらこんな一節があります。

「六町といかないうちに私は彼等の一行に追いついた。」(一町は約110メートル)

大雨の後であればこの道は歩きにくいし、滑りやすかったにちがいありません。
旅芸人に追いつきたいあまりダートの歩きにくさなど気にならなかったのかもしれません。
もしくは旅芸人たちの歩みがかなり遅かったということですね。

スクーターも無事舗装路にたどり着いて一安心です。次は河津七滝に向かいます。

東名横浜ICから天城トンネルまでの有料道路料金(二輪車料金)

道 路 名 区 間  料 金
東名高速 横浜IC→厚木IC 550円
小田原厚木道路 厚木IC→小田原西IC 620円
箱根新道  無料 0円
伊豆縦貫道  無料区間のみ 0円
合計 1170円

 

以上、「中伊豆ツーリング スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(前編)」でした。

河津七滝から湯ケ野温泉は後編をご覧ください。

中伊豆ツーリング スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(後編)

スクーターで伊豆の踊子の舞台を巡る(前編)では箱根新道を経由して下田街道を南下しました。 小説の「私」が踊子を初めて見かけた湯川橋から旧街道を南下して ...

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