BIRO試乗会 at 駒沢通り 

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9月10日の日曜日、世田谷でのBiro試乗会行ってきました。コースは公道です。駒沢通りから出発して深沢を左回りで一周して約2キロ。2台のBIROが連日フル稼働です。

受付で試乗の注意事項を聞いて、車体についてはBIRO Japanの社長自らが説明してくれました。スタッフも社長もきさくな会社です。

視界がいい

試乗車を低いアングルから撮影してみました。とっても大きなフロントウィンドーです。真夏並みの気温でしたので両サイドのドアは外されてます。ドアの素材もポリカーボネートなのでクリアです。太いピラーで斜め前方の視界が悪い自動車がありますけど、このピラーなら斜め前方も問題なしです。

小回りの利く小さな車体
BIRO Japan社のホームページにバイクと並んだ写真があります。

バイク置き場に収まってますよね。しかもバイクより短い。ほんと? と思って試乗車とスクーターを実際に並べて見ました。まず前方から。

そしてスクーター側から撮影したのが下の写真です。

BIROがスクーターの陰に隠れてしまいました。 全長・全幅・全高はそれぞれ

BIRO   1740x1030x1565mm
スクーター  1845x 665x1095mm

全長はスクーターより100mm以上も短いんです。
全幅はスクーター2台分もありません。(このスクーターは幅が狭めです)

小回りが利いてバックも出来ます。細い路地の奥でもスクーターが2台停められるスペースがあればBIROが1台停められそうです。

2シーターだけど一人乗り

座席が二人分ありますが、公道では一人しか乗れません。ゴルフカートみたいに施設内で利用なら二人乗り出来ますね。シートベルトも二人分ありました。(フロントウインドーについているのはUSB電源のファン)

固定すれば空いたシートに荷物も置けそうです。フロントのピラーについているのはUSB電源のファンです。ステアリングとフロントウィンドーの間にスピーカーが付いてます。スマホがあれば音楽でもラジオでも聞けます。

ステアリング周りは電源スイッチと走行モードを変えられるスイッチくらいでとても簡素。

静粛性

試乗車で公道に出て最初に思ったのが静粛性。後輪に内蔵されたモーターで走るEVですから騒音が出ないのは当たり前ですが、歩道から車道に出る段差も静かにクリアしました。
足回りの印象からはガタっと来るのかなと思いましたが気になるガタつきはありませんでした。さすがにスピードを出していて段差を超えればそれなりにガタガタするのでしょうけど、もともとEVはバイクのようにエンジンから出る排気音がなくて静かなので小さなキシミ音さえ聞こえてしまうという感じでしょうか。

運動性能

公道を走ってみるとメディア向けの試乗会の動画で見たよりもゆっくりめの加速でした。途中、路線バスの後ろに付きましたが、発進するバスなら軽く追い抜けそうなくらいの加速力はあるので充分です。

最大速度は45km/hになってます。試乗コースの駒沢通りの速度制限は40km/hで深沢の住宅地は30km/hなのでこのエリアでは充分な走行スピードでした。下りではメーター読みですが45km/hを超えていたかもしれません。
上り坂からのスタートだと加速が遅くなるのでブーストボタンを押してみました。
すっと加速します。ステアリングの中央右側のボックスにブーストボタンや電源スイッチがあります。ステアリングは軽すぎるくらいです。あそびがないので普通の車のステアリングと違い手の動きにクイックに反応します。

4輪ディスクブレーキ

軽自動車でさえ普通は前輪のみディスクブレーキで後輪はドラムです。もちろんBIROの後輪はモーターが付いているのでドラムブレーキは構造的に無理かもしれません。強く踏み込んでもタイヤがロックする感じはありません。

低速で踏み込めばピタッと停止しますが、スピードが出ていても普通のガソリン車のようにエンジンブレーキが効かないのでフィーリングの違いはあります。

万が一路上でバッテリーが切れて停止してしまったら?

特にそういう話は試乗会ではなかったのですが、まずは車の通行の邪魔にならない場所まで押しちゃいましょう。

車重は245kg+バッテリーなので1000ccクラスの大型バイクよりもちょっと重いくらいです。4輪なのでバイクみたいにふらつくことはありません。女性でも押せる重量です。

交通量の多い場所だったら一人で押すのは危険。夜間ならなおさらです。他のドライバーに声をかけて走行車両を停めてもらってから安全な場所まで移動させたいですね。安全ファーストで。
コメ兵


全体的な感想

数キロ走ってみただけですが、近距離ならこんなに便利なEVはないという感じです。

固定式バッテリーなら距離的には100km以上走行可能。充電は家庭用100Vからの充電。どこでも充電できてしまうのならツーリングにチャレンジという人も出てくるかもしれませんね。

ただ、近距離用のコンパクトミニカーなので長時間の連続運転は厳しそうです。
アクセルペダルもブレーキペダルも上から踏み込むスタイルなので、走行中は常時アクセルに足を乗せて少し踏み込んでいます。ブレーキの都度、右足をアクセルからブレーキに足を乗せ換えて上から押し下げます。

スピードが出ている時ほど押し下げる脚力が必要ですが、低速でもブレーキを繰り返し踏んでいると疲労してしまいそうです。

いづれにしても、手ごろな価格でメンテナンスもほとんど不要。買い物用のセカンドカーとして軽自動車を使っている人がBIROに乗り替えるのも良さそう。

外部の月極駐車場が高くて車の購入をためらっていた人も家庭用100V電源とバイク2台分のスペースがあればBIROを自宅に置けるんですから購買意欲がそそられます。

BIRO Japanのホームページはこちら

以上、BIRO試乗会の様子と感想でした。

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